旧ソ連のコンポーザー/キーボード奏者、89年作。極寒の地や宇宙の暗闇をイメージさせるように冷たく荘厳に鳴らされるシンセやピアノ。鳥の鳴き声やら機械音やら呪術めいたヴォーカルが静謐なタッチでコラージュされ、ストリングスやブラスやバスーンが艶やかなトーンで有機的な色を添える。前衛的で混沌としつつも「無音」のように静寂で、ロシアらしくクラシカルな荘厳さも通底した、立体的で深遠なる前衛キーボード・ミュージック。これは名品です!
KASEKEの前進にあたるエストニアのPROG-PUNKバンド、79-80年スタジオ音源&ライヴ音源/05年ライヴ音源を収録した26曲収録編集アルバム、19年リリース
2590円(+税)
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