類まれなる才能を持ちながら、83年に自ら命を絶ったイタリアの作曲家/マルチ・インストゥルメンタリストが遺した77年の唯一作。アコースティックギター、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、サックス、フルート、オーボエなどが時にリリカルに時にアヴァンギャルドに折り重ねられていく、あまりに静謐かつ繊細な楽曲の数々。近年のモダン・クラシカルに通じる、言葉を失うような美しさを全編に湛えています。これほどの才能がたった一枚のみを残して世を去ってしまったことを嘆かずにはいられません。
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