MALS204(MALS)
「Bohemian Rhapsody」から取ったのかなあ、というバンド名通り、QUEENやEL&O、GENESISなど英国プログレ&ポップからの影響を感じさせるサウンドにニンマリ。なんとドイツの81年作!
ドイツのプログレ・グループ、81年唯一作。テクニカルに入り組んだ変拍子や起伏に富んだ展開などプログレ的ダイナミズムも取り入れつつ、明るいトーンのオルガンや歯切れ良いギター、キャッチーなメロディで瑞々しく聴かせる、GENESISやMACHIAVELに通じるポップなプログレ・サウンドが特徴。「Bohemian Rhapsody」から取られたと思われるバンド名の通り、ピアノをバックにヴォーカルが朗々と歌い上げる場面や仰々しいコーラスなどはかなりQUEENを意識していそうでニンマリ。プログレ・ファンのみならずQUEENやEL&O、PILOTなどの英国ポップ好きも是非お試しあれ。
TEMPEST/UNDER THE BLOSSOM: ANTHOLOGY
アラン・ホールズワース、オリー・ハルソールという2大技巧派ギタリストが活躍したブリティッシュ・ロック・バンド、73年作1st/74年作2nd+74年録音の未発表スタジオ音源2曲/73年のBBC音源7曲を収録した決定版アンソロジー!
3,490円(税込3,839円)
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ポップといえばポップだが、なんか違う(3 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
正体不明は得意、というか、手を出しちゃう。ジャケットはサルバドール・ダリっぽいが果たして?、原盤は81年。となれば独逸でもNeuschwansteinとかのGenesisフォロワーが活発だったころだが本作にはジェネシス臭があまり感じられない。ところが後進のSeconds Outなる90年代に活動したバンドはジェネシス・カヴァー・バンド…う〜ん、わからん。バンド名もよくわからん。「自慢だが臆病な人」とでもいうんだろうか?
ともかく内容は屈折したメロディに爽やかなvoが被さるといった、独逸にしては明るいなぁ〜、と思ってると、展開が素直じゃない(笑)。こういうやつ、すごく好きです。
ラスト曲は壮大なオルガンのイントロで始まる弩名曲。大好きなSTYXの”I'm OK”を思い出しました。