盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 日本語帯有
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干圧痕あり
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年はじめは、ブルーズの名作を聴く(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ジミー・ペイジと60年代にセッションしているので、ツェッペリン・ユーザーに最も知られているブルーズ・アーティスト。ソニー・ボーイを名乗る人は二人いて、このソニー・ボーイは二代目のほうです。先代が48年に亡くなって、その栄光にあやかりたかったからの芸名だそうで、大らかな話です。わが国の落語や歌舞伎と違い、勝手に名乗っています。生まれ年や命日も諸説あり、ブルーズの音楽家らしい無政府ぶりです。そこらへんをどうでもいいじゃない、と笑って済ます人か、わたしは徹底的に出自を調べて正しい線をつきとめる人。ブルーズの聴き手は、この二種類に別れます。
さて担当楽器はブルーズ・ハープとボーカル。ボーカルのほうを先に書くと、聴きやすいモダンな声です。いや、ブルーズの歌い手って様々で、なぜこの歌い方で人気あったんだ、と疑問いだく人もいるんですよ。正統的に歌う人で、第一段階はクリアです。ハープのほうは、唖然とするスタイルを持っています。ハープが「歌う」んですよ。フルートで唾吐きっていう演奏スタイルがあるでしょ。まさにそうで、ハモニカを使って歌が聴こえる、という。かなり独自で圧倒的な力量です。そしてそれが人懐こい。最初に聴いた人でも、すぐ馴染むと思います。
新年から大地震で、ほんとこの国は人を休ませてくれません。そんなこともあるさ、と思い切らないとやってけないですね。2023.01.01