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「1」「2」の「3」と下降線(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
あの…ギターは無慈悲に弾きまくられます。でも、ギター以上にシンセサイザーの出番が多くて、これはクラフトベルクの新作だったかな、と思ってしまうぐらい。ガンマになって以後、ロニー・モントローズはどうしちゃったんだ。フォリナー崩れと言っていいような音を聴いていると、「ハード★ショック」から聴いている身が持ちません。モントローズ(バンド)の再現を期待して聴き続けてしまう…。このパターンは、ユーライア・ヒープのユーザー心理に似ています。困ったものです。とうとうカバーアートも手抜きの感ありますしね。
モントローズ(バンド)解散後、ロニーのソロ活動はぱっとせず、バンド・サウンドを期待されて結成したのがガンマだったはずです。デビュー盤こそ熱狂的に受け入れられました。でもそこまで。80年代はUSハードの受難期だったですか。違いますでしょ。バン・ヘイレンがいたでしょ。時代が悪いという言い訳はもう許されません。
さらに困ったことに、曲はそれほど悪くありません。メンバーもデニー・カーマッシはじめ優れた人たちです。問題は電子音オリエンテッドなアレンジにあります。ガンマは、「4」まであるんです。わたしは堪忍袋の緒が切れて「3」で止まりました。2024.06.06