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Neuoberschlesien、Oberschlesienなどのハード・ロック/インダストリアル系バンドでの活動歴を持つポーランドのギタリスト/マルチ奏者ADAM JURCZYNSKIを中心とするグループ、21年2nd。新たに女性ヴォーカルが加入し、男性ヴォーカルも入っており、インストだった前作からサウンドを変えています。とは言え前作で印象的だったエモーション溢れるギターワークは健在で、アグレッシヴなリフワークから叙情が滲むエモーショナルなソロまでを弾きこなしていてやはり見事。女性ヴォーカルの存在感ある歌いっぷりも特筆です。プログレ・メタル好きなら是非。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤に目立つキズあり
Neuoberschlesien、Oberschlesienなどのハード・ロック/インダストリアル系バンドでの活動歴を持つポーランドのギタリスト/マルチ・プレイヤー、23年作。タイトル通りピンク・フロイドへのリスペクトをテーマに制作された作品で、あのメランコリックで深遠な音響空間を再現しつつ、持ち味の重く硬質なギター・サウンドも遠慮なく鳴らされるヘヴィ・プログレは、フロイド・タイプのバンドがひしめくポーランドにあってもかなりの完成度。水の滴るSEをバックにうつむき加減のピアノ&ギルモア・ライクなタッチのギターが繊細かつドラマティックに交差する1曲目は、『ECHOES』の一部を切り取ったようで雰囲気抜群。かなりフロイドに忠実なスタイルで行くのかと思いきや、2曲目ではフロイドで歌われそうなダークかつ浮遊感あるヴォーカル・メロディをフィーチャーしながら、叩きつけるようなリズム&ギターでヘヴィに攻める、彼ならではのフロイド・リスペクトが聴けて「おお!」となります。随所で聴けるリック・ライト彷彿の物悲しいトーンで広がるシンセの海も素晴らしい出来栄えだし、硬質なギターリフの波状攻撃を浴びせたと思うとギルモア・リスペクトのエモーションたっぷりのブルージーで劇的なソロを聴かせたりと、フロイドをヘヴィ・プログレに仕立て上げたようなスタイルで全編を見事に聴かせきります。フロイド好きにはきっと響くだろう力作です。
ポーランド出身シンフォニック・ロック・ユニット、17年作4th。デビュー時よりユニット名に象徴されるマイク・オールドフィールド色とフロイド憧憬を合わせ持ったグループとして存在感を放っていましたが、前作から13年ぶりのリリースとなった今作でも、メランコリックな浮遊感を持つ内省的なサウンドにエレクトロニクスも散りばめた幻想的ながらも厳粛さのあるサウンドを聴かせています。そこに以前からの持ち味と言えるギルモアのプレイを見事に再現したエモーショナルなギターが入ってくると、初期と変わらぬフロイドへの憧憬が溢れてきて、その変わらぬスタイルが嬉しいところです。ポーランドらしい薄暗く深遠に広がる音響もフロイドタイプの音像に絶妙に溶け込んでいて素晴らしい。最終曲は17分に及ぶ大作で、2作目にも参加したCAMELのコリン・バースが作曲とヴォーカルで再参加。ここでのギターは前曲までのギルモア調とは打って変わって柔らかなトーンで滑るようにフレーズを紡ぎ出すラティマーのタッチを聴かせていてその再現性にまたもや驚きます。エレクトロニクスが全編を覆いますが、ラティマー調のドラマティックなギターがヒューマンな温かみをもたらしているのが実に見事です。フロイド色、キャメル色をポーランドらしい仄暗く耽美な音像が包み込む力作です。
00年代初頭より活動、往年のプログレから影響を受けたヴィンテージなサウンドを聴かせるノルウェー新鋭バンド、2020年作。深遠なシンセと哀愁を帯びたギターのアルペジオが織りなすフロイド彷彿のメランコリックで内省的に広がるサウンドと、フルートやパーカッションによる北欧らしい神秘性な音使いが融合したシンフォニック・ロック。奥ゆかしいリリカルなメロディ、言葉を選ぶように丹念に歌ういなたさを残した英語ヴォーカルなど、とことんヴィンテージ感を大事にしたサウンド・メイクにグッと来ます。そこに満を持してゆったりと流れ込んでくるメロトロン。一気に幻想美が広がっていく展開が素晴らしいです。と思うと、合間にはゴキゲンなサザン・ロック調のナンバーも聴かせて、スケール大きいシンフォ・サウンドとのコントラストが痛快。これはフロイドをはじめとする70年代プログレ・ファンにオススメしたい好盤です!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ノルウェーの新鋭プログレ・グループAIRBAGのギタリストによる17年ソロ作。自身による幻想的に織り重なるギタープレイと切なく鳴らされるピアノ、淡く静謐に広がるシンセサイザーを軸に描き出されるこのあまりに繊細な音世界。これぞ北欧シンフォニック・ロックと言える透明感と哀感に溢れる音像はただただ溜息が出る美しさに満ちています。粛々と胸を打つ、フロイド憧憬の仄暗くメランコリックなメロディラインがこれ以上無いというほどサウンドにマッチ。そして持ち味と言っていいギルモア譲りのブルージーなタッチを交えエモーショナルに高まっていくギターソロも、寂寥感溢れるサウンドにドラマチックさを加えていて素晴らしい。一語一語を大切に情感を込めて歌うヴォーカルも実に感動的。雪深い北欧の自然世界が眼前に映し出されるかのような、映像喚起的な魅力を持つ作品です。これは傑作。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
19年結成、2人のギタリストを擁するポーランドの5人組プログレ・バンド、22年2ndアルバム。RADIOHEADにも通じるギターロック的なサウンドを聴かせた前作からすると、片方のギターがメタリックな重量感を増しており、全体にヘヴィな音作りになった印象。ヘヴィなリフを刻むバッキングギターと、クリーントーンも交えつつ叙情的なプレイで駆けるリードギターが織りなす、重くダークなサウンドの中に哀愁を帯びたエモーションが浮かび上がってくるスタイルは、同郷RIVERSIDEに近いスタイルと言えます。そんなヘヴィなナンバーの合間には、前作でも感じたRADIOHEAD的なアンニュイさと虚空を彷徨うような無常感を持つギターロックも聴かせていて、前作のサウンドを気に入った方にとっては聴き所。RIVERSIDEのほかPORCUPINE TREEがお好きな方にもオススメしたい作品です。
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ノルウェー出身、AIRBAGの作品やそのギタリストBjorn Riisのソロ作にも参加するギタリストOle Michael Bjorndalによるプロジェクト、21年作1st。WOBBLERのキーボーディストやベーシスト、AIRBAGのドラマーら実力派たちが脇を固めます。PINK FLOYDからの影響が大きいメランコリックな音響空間と、北欧然とした透明度高くも温もり溢れる音色使いが調和した、彼の地らしい幻想的なプログレを展開。いかにもギルモア調な物悲しいギターリフレインが残響のように木霊する中、トラッド色をまとった神秘的なアコギ爪弾き、クラシカルな気品の中に悲哀を秘めたヴァイオリンが舞うアンサンブル。そこにOleの包み込むように優しく実直なヴォーカルが入ってきて、シリアスになりそうなサウンドに絶妙なハートウォーミングさを与えているのが魅力的です。アコギが静謐に鳴る「静」のパートの比率が高いですが、一転「動」のパートではオルガンが高鳴りベースがテクニカルに唸るWOBBLERばりの荘厳な盛り上がりを見せます。Oleの激情に駆られたようなエモーションみなぎるギタープレイもかなりカッコいいです。極めつけが全編で密やかな幻想美を醸し出すメロトロン。フロイド・ファン、AIRBAGファンには是非おすすめ!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
00年代に入り結成されたアイルランド出身のプログレ・グループ。2013年作3rd。男臭くアクのあるエモーショナルなシャウトがグッとくるヴォーカル、ブルージーなコシのある歪みでキレ味鋭くリズムを刻むギター、タイトなリズム隊を軸にした、ジェスロ・タルあたりを彷彿させる逞しいアンサンブルを軸に、キーボードがメロトロン風トーンや煌びやかで清涼感溢れるトーンなどを操りシンフォニックな色彩を加えたサウンドが持ち味。リリカルなピアノを基調としたバラードでは、ピーター・ガブリエル期のジェネシスも彷彿させます。ジェスロ・タルの土臭さ、ジェネシスのメランコリー、ピンク・フロイドの音響感覚が融合したようなヴィンテージ感覚たっぷりのサウンドは個性的かつハイレベル。派手さはないもののジワジワと染みてくる硬派な快作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
小さいケースツメ跡あり
2020年結成、女性ヴォーカルを擁するトリオ編成のポーランド新鋭による22年デビュー作。ポスト・ロック調のスタイリッシュさの中にフロイド彷彿のメランコリーが漂う幻想的な音響空間の中を、揺蕩うように歌うヴォーカルが印象的なメロディック・ロック。ゴシック・ロック的な激しさ・厳かさも加味しつつ、現代ポーランドらしいモダンさと薄暗い雰囲気が溶けあった世界観が味わえる一枚です。
2019年結成、フランスのキーボード・トリオ編成のシンフォ・グループ、7パートからなる43分の組曲を収録した22年デビュー作。EL&Pタイプのアグレッシヴなキーボード・プログレに、PINK FLOYDのメランコリックでミステリアスに広がる奥行き感を加えたようなスタイルが魅力的です。シンセが陰鬱に広がる空間的な音作りをバックにして、カッチリとタイトで硬質なリズムが刻まれ、多彩なキーボードがダイナミックに躍動。ジャズの洒脱さとクラシックの気品を合わせた流麗なピアノ、時に『TARKUS』も彷彿させるダイナミックにうねるシンセ、そしてヴィンテージな味わいたっぷりに鳴らすオルガンなど、荘厳にもリズミカルにも自在に変化する華麗なプレイで耳を奪うキーボーディストは、Keith Emmersonの遺伝子を確かに感じる逸材です。ベーシストが兼任するトランペットの哀愁を帯びた響き、プログレらしい厳粛な聴き応えを持つヴォーカル&コーラス・ワークも素晴らしい。往年の英プログレを下敷きにしつつ、モダンで洗練された聴き心地の良さも備えたかなり完成度の高い一枚!
ドイツのハンブルグを拠点に活動するマルチ・ミュージシャン、ドラマーに現STYXで知られるTodd Suchermanを迎えて制作された18年デビュー・アルバム。全編に渡ってピンク・フロイドを彷彿とさせる仄暗いメランコリーに包まれつつ、同時に瑞々しいポップさも感じさせる芳醇なサウンドがたいへん魅力的。メロディこそ憂いに沈みつつも、ジェントルかつリリシズムに富んだヴォーカルやヴィンテージ感漂うシンセ、歪みとクリーンを使い分け叙情的に旋律を紡ぐギターが織り成すアンサンブルは実に躍動感いっぱいでドラマチック!リリカルでメロディアスな歌ものプログレ好きは是非チェックして頂きたい逸品です。
LIFE IS A KILLER(FINALLY GEORGE)
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なスレ・軽微な圧痕あり
現代ポーランドを代表するシンフォ・グループMILLENIUMのリーダー/キーボーディストRyszard KramarskiがMILLENIUM以前の90年代末に始動させたソロ・ユニット。2022年にバンド・スタイルで復活を果たし1stアルバムをリリースした彼らの、本作は24年3rdアルバムとなります。PINK FLOYD影響下のMILLENIUMやリーダーバンドTRK PROJECTと比べると、プログレ的な構築性を取り払った、よりキャッチーでメロディアスな歌ものスタイルで聴かせており、前2作と同様にALAN PARSONS PROJECTへの意識が感じられるサウンドと言えます。タイトに刻むリズムに乗って、空間を広げるようにスケール大きく鳴らすシンセと、「ギルモア+ラティマー」なプレイで縦横無尽に駆けるギター、そしてリーダーによる温かみあるハイトーン・ヴォーカル。従来作に比べ大きく違う点はありませんが、ひたすら丹念に作り上げられたそのサウンドは、極上の聴き心地を誇っており、ただただ圧倒的。シンセとギターが作り出す幻想美、そしてここぞで静謐なシンセだけをバックに劇的な歌唱を聴かせるヴォーカルが特筆。前2作品が気に入ったなら間違いありません。傑作。
現代ポーランドを代表するシンフォ・グループMILLENIUMのリーダー/キーボーディストRyszard KramarskiがMILLENIUM以前の90年代末に活動したソロ・ユニット、24年ぶりとなる22年復活作!かつて残された98年作『ETERMEDIA』は彼がほぼ単独で作り上げた作品でしたが、本作ではLOONYPARKのGrzegorz Fieber(dr)、MILLENIUMのKrzysztof Wyrwa(b)、リーダーバンドtRKprojectのMarcin Kruczek(g)ら盟友たちを従え、本人はキーボードとヴォーカルを担当。MILLENIUMに通じる『The Wall』期PINK FLOYD的なリアリスティックで空間的な音作りと、80年代後半以降のCAMELを思わせる幻想的かつ翳のあるメランコリックなタッチを調和させた印象のメロディアス・ロックを鳴らします。エッジの立ったシャープでタイトなリズム・セクションと、霧が立ち込めるように淡く空間を埋めるオルガンとシンセが対比され、「ギルモア+ラティマー」なありったけのエモーションを乗せたギターが雄弁にフレーズを紡ぐアンサンブルは、どちらかと言うとシリアスなタッチながら全編とめどない哀愁を感じさせる見事なもの。そして印象的なのがKramarskiによるヴォーカルで、切々と哀愁たっぷりに歌うハイトーンには思わずグッと来てしまいます。MILLENIUMやtRKprojectを気に入られている方なら、これはマストリッスンな逸品!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なスレあり
ペーパーケース仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なスレあり
ポーランドのプログレ・ユニットによる、EP2枚を経ての19年1stフル・アルバム。マルチ・ミュージシャンBartosz Gromotkaによるソロ・プロジェクトで、ギター、ベース、キーボード、ドラム・プログラミング、ヴォーカルと全楽器を自身で演奏した意欲作です。キング・クリムゾン影響下のヘヴィ・プログレと、ポーランドらしい陰影を帯びたメランコリックな音響を融合させたようなスタイルが特徴的。特筆は主役と言えるギターのプレイで、唸るようにヘヴィなトーンで繰り出すリフワーク、エモーショナルに泣きのフレーズを紡ぐリード、瑞々しいタッチのアコースティックギターなどをオーバーダブで重ね合わせ、シリアスながらもリリカルで幻想的な音世界を築き上げるサウンドメイクが見事。ここぞという場面で湧き上がってくる(疑似?)メロトロンもツボを押さえているし、揺らめくような淡いヴォーカル&コーラスもデリケートな世界観にマッチしていて、音選びのセンスの良さが光ります。クリムゾン・ファンやポーキュパイン・トゥリーのファンにオススメの逸品!
現ポーランド・プログレ屈指の人気バンドLOONYPARKを率いるキーボーディスト/コンポーザーが、前4thに続きリリースした21年2作目となる5thアルバム。前作はLOONYPARKの新たな作風と呼応するようにフロイド調とメロディックでキャッチーなスタイルを調和させていましたが、本作ではダンサブルなエレクトロニクスのパートとオペラ風の女声スキャットをフィーチャーした荘厳なシンフォ・パートが折り重なる様に配された緩急激しいサウンドメイクを披露していて驚愕!冒頭約15分の大作は、オペラチックな女声とアンビエントなタッチも交えた緻密なシンフォニック・サウンドによる張り詰めた空気感に言葉を失うアーティスティックな傑作ナンバー。この調子で行くかと思いきや、2曲目ではいきなり刺激的なエレクトロニック・サウンドが疾走、いつの間にかスッとピアノが滑り込みクラシカルに落ち着かせると、女声スキャットが清らかに歌い上げる超絶展開に思わずゾクゾクします。冒頭2曲だけでもKRZYSZTOF LEPIARCZYKというアーティストの底知れぬ才覚が感じ取れるはず。傑作です。
17年結成、3人のマルチ・プレイヤーによるノルウェー出身プログレ・グループの21年作。タイトルに冠された少年Zeroをめぐるストーリーを描いたコンセプト・アルバム。『狂気』で言えば「Us And Them」や「Brain Damage」あたりのPINK FLOYDのリリカルな音楽性を抽出したような、静謐でゆったりした幻想性が広がるサウンドが印象的。所々で軽快なフォーク・ロック・タッチやメタリックなサウンドを散りばめドラマチックな起伏をつけるセンスも特筆です。マスタリングにWHITE WILLOWで知られるJacob Holm-Lupoが参加。上記した「静」のフロイドがお好き方にはかなりおすすめです。
92年のデビュー以来コンスタントにリリースを続けるフレンチ・シンフォ・バンドが放った23年作13thアルバム。「12月の雪」を意味する題名どおり冬の情景を描くコンセプト作。「NEIGE EN DECEMBRE PARTIE 1」「〜 PARTIE 2」という20分の大曲2つで構成された実にプログレ然とした内容で、GENESIS+CAMELのファンタスティックなサウンドに少しPINK FLOYD的シリアスさをミックスさせたような、今回も彼らに期待するそのままの音を、メロトロンもたっぷりと鳴らしながらイマジネーション豊かに紡いでいます。大きな特徴は、中心メンバーであるマルチ奏者Eric Tillerotが担っていたヴォーカルがなくなり、インストゥルメンタル作品となっている点。ANGEのスタイルを受け継ぐあの耽美で濃厚なヴォーカルが聴けないのはやや寂しいところですが、そのぶん英プログレからの影響を完成度高く昇華させた彼らのあまりに幻想的な音世界に没入できる内容となっています。そういう聴かせ方を意図してのヴォーカルレスなのでしょう。上記のとおりGENESIS&CAMELファンにはぜひ聴いていただきたい逸品!
99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。前作6thの後、ベスト盤、シングル盤をリリースしてからの08年作7th。これまでも『ウォール』期のフロイドを彷彿させる映像喚起的なサウンドを聴かせてきましたが、本作のオープニング・トラックの曲目はなんと「EMBRYO」で、大地の脈動のように雄大なリズムをバックに、ギターがギルモアばりに伸びやかなリードを奏で、ヴォーカルが憂いたっぷりなメロディをエモーショナルに歌い上げるフロイドのDNAを正統的に受け継いだサウンドを聴かせています。かなり洗練された印象で、「ヴォーカル&メロディ」とそれを彩る「空間的なアレンジ」という彼らの2つの大きな魅力にサウンドを凝縮させた感じ。ピンク・フロイドと同じく、「プログレ」という枠を超えて、ワールド・ワイドに評価されるべきスタイリッシュでスケールの大きな「ロック」を聴かせる大傑作です。
99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。前作から3年ぶりとなった2011年作の8thアルバムで初の2枚組。憂いあるメロディと空間的で映像喚起的なアレンジとが完璧に融合したスタイリッシュなプログレを前作で極めた彼らが挑んだのが、アルバム2枚に渡って描く壮大なるストーリー。アダムとイブを主人公に、男女間の複雑な関係性をパズルのピースに見立てて描いたコンセプト・アルバムに仕上がっています。ジャケット・イメージからも分かる通り、彼らが敬愛するピンク・フロイド『ウォール』へのオマージュであり、挑戦でもある力作。これは傑作です。
99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。ネオ・プログレとピンク・フロイドの影響の元に、メランコリックで映像喚起的なサウンドでデビューし、徐々に洗練させながら、前々作、前作で到達した、「プログレ」の枠を超えた、ピンク・フロイド『ウォール』ばりのスタイリッシュな「ロック」サウンド。2013年作9thである本作では、スタイリッシュさはそのままに、叙情性を増し、シンフォニック・ロックとして孤高のサウンドを聴かせています。映像喚起的なSEから入り、中欧の森を思わせるアコギのリードが静かに鳴るイントロ。その静寂を打ち破って轟くヘヴィなギターとキーボードによる音の壁とギルモアばりに伸びやかに泣くリード・ギター。そして、何より素晴らしいのがメロディーとヴォーカル。ピンク・フロイドの内省感とネオ・プログレの叙情美とが出会ったような美旋律、そして伸びやかさの中に翳りを感じさせるハイトーンが魅力のヴォーカルは、もう絶品の一言。99年のデビュー作での「空間的な音響センスに溢れたシンフォニック・ロック」を、これまでの作品で培ったテクニックとサウンド・メイキングのセンスにより圧倒的な強度で聴かせた一大傑作。熱くも透徹としたロマンティシズム。これはずばり最高傑作!
現在のポーランド・シンフォ・シーンの中核を担うグループ、14作目となる2020年作。タイトルが示すとおり、現代社会における「七つの大罪」を描く7曲によって構成されたコンセプト・アルバムとなっています。重厚なテーマですが、本作でもPINK FLOYDと90s以降のMARILLIONから影響を受けた深淵かつエモーショナルなシンフォニック・ロックは健在。ビシッビシッと重くタイトに刻むリズムに乗って、オルガンが叙情的にたなびき、リック・ライト彷彿のシンセがダークに広がり、そしてギルモアの泣きとS.ロザリーのメロディアスな音運びを兼ね備えたギターが飛翔するサウンドは、「ドラマチック」という言葉をそのまま音にしたような素晴らしさ!英語で歌う、スタイリッシュな歌い回しの中に切ない哀愁を秘めた男性ヴォーカルも、劇的なサウンドを一層盛り立てます。エレクトロニクスやSEを効果的に用いた演出力の高さにも注目。今回も貫禄のMILLENIUMサウンドを繰り広げる力作です。
現ポーランド・プログレの中核を成す人気グループ、00年リリースの2nd『VOCANDA』と、同作を13年にスタジオ・ライヴで再録した『VOCANDA 2013 LIVE IN STUDIO』を収録した2枚組。オリジナル・アルバムは、デビュー作で印象的だった、ネオ・プログレの叙情性とともにピンク・フロイドのDNAを継ぎ、メランコリックかつ映像喚起的なサウンドの延長線上に、「静」と「動」の対比鮮やかに、よりスケールを増した力作。『アニマルス』『ウォール』あたりのフロイドを彷彿させるアコースティックなオープニング・ナンバーからはじまり、無機的な音色のストリングス・シンセをバックにヘヴィなギターが炸裂し、ジェネシスばりのドラマティックなリズムのアクセントとともに、サックスが乱入して荘厳に盛り上がる展開にノックアウト。前作以上にエモーショナルに泣きのフレーズを奏でるギターも素晴らしいし、気品あるタッチのピアノやワルツ曲などポーランド生まれのショパンのエッセンスを感じるし、前作以上にメロディアスさが際立った一枚です。一方13年の再録は、オリジナル・ヴァージョンでのドラマティックさはそのままに、よりダイナミックでスケール感に満ちた演奏に生まれ変わっています。中でもギターとキーボードの演奏技術/表現力は大きくレベルアップしているのがわかり、作品本来の魅力を引き出すような素晴らしいパフォーマンスに思わず感動。ヴォーカルのLUKASZ GALLの切々としたハイトーン・ヴォーカルもやはり絶品です。LYNXレーベルの15周年を記念した企画アルバムですが、力の入った充実の演奏を披露してくれていて素晴らしいです。
現在のポーランド・シンフォ・シーンの中核を担う人気グループ、00年作2nd『Vocanda』から20年作『The Sin』までの20年間から選ばれた全20曲を収めた22年編集ベスト・アルバム。ピンク・フロイド、ジェネシス、キャメルから影響をスタイリッシュに練り上げた独自のスタイルで00年代ポーランド・プログレを牽引してきた、彼らの歴史を俯瞰するのにこれ以上ない決定版ベストです!
名実ともに現代ポーランド・プログレ・シーンをリードする人気シンフォ・グループによる、24年リリースのライヴ・アルバム。23年4月、KARFAGEN & SUNCHILD/RANESTRANE/SOLSTICEなど各国の実力派も名を連ねたオランダでのプログ・フェス「Progdreams X Boerder」に出演した際の音源を収録しています。最新作である22年作『TALES FROM IMAGINARY MOVIES』からのナンバーを中心に、初期・中期からのナンバーも散りばめた全12曲を披露。PINK FLOYD影響下の空間を感じさせるメランコリックな音作りを土台に、シンフォニックな荘厳さやスタイリッシュなメロディ・センスを加味したMILLENIUMならではのスタイルは、ライヴにおいてもその魅力を損なうことはありません。プログラミングを巧みに絡めて聴かせる洗練されたリズム・セクション、シンセ/オルガン/ピアノを操りアンサンブルに重厚な聴き応えをもたらすキーボード、ギルモアのブルージーなエモーションとスティーヴ・ロザリーの歌心を併せ持ったような見事なギター。四半世紀をかけて磨き抜かれたアンサンブルに、22年作から加入した新ヴォーカルが温かみと切なさを帯びた歌声を乗せます。傑作と呼ぶべき出来栄えだった22年作からのナンバーの素晴らしさは言わずもがなですが、現在の高度な演奏力で披露される初〜中期ナンバーもまた新鮮で聴き所です。さすがの貫禄溢れるパフォーマンス!
名実ともに現代ポーランド・プログレ・シーンをリードする人気シンフォ・グループによる、24年リリースのライヴ映像作品。23年4月、KARFAGEN & SUNCHILD/RANESTRANE/SOLSTICEなど各国の実力派も名を連ねたオランダでのプログ・フェス「Progdreams X Boerder」に出演した際の映像を収録しています。最新作である22年作『TALES FROM IMAGINARY MOVIES』からのナンバーを中心に、初期・中期からのナンバーも散りばめた全12曲を披露。PINK FLOYD影響下の空間を感じさせるメランコリックな音作りを土台に、シンフォニックな荘厳さやスタイリッシュなメロディ・センスを加味したMILLENIUMならではのスタイルは、ライヴにおいてもその魅力を損なうことはありません。プログラミングを巧みに絡めて聴かせる洗練されたリズム・セクション、シンセ/オルガン/ピアノを操りアンサンブルに重厚な聴き応えをもたらすキーボード、ギルモアのブルージーなエモーションとスティーヴ・ロザリーの歌心を併せ持ったような見事なギター。四半世紀をかけて磨き抜かれたアンサンブルに、22年作から加入した新ヴォーカルが温かみと切なさを帯びた歌声を乗せます。傑作と呼ぶべき出来栄えだった22年作からのナンバーの素晴らしさは言わずもがなですが、現在の高度な演奏力で披露される初〜中期ナンバーもまた新鮮で聴き所です。さすがの貫禄溢れるパフォーマンス!
現在のポーランド・シンフォ・シーンの中核を担う人気グループ、スタジオ・アルバム15作目となる2022年作。本作より新ヴォーカルにキーボーディストRyszard KramarskiのバンドTRKPROJECTのDawid Lewandowskiが加入。80年代以降のキャメルを想起させる、どこか物悲しくもエモーションいっぱいに広がる雄大かつ重厚なインスト・パートと、従来のピンク・フロイドからの影響をモダンに昇華させたスタイリッシュでメロディアスなヴォーカル・パートがこれでもかとドラマチックに対比されるスタイルは、これぞMILLENIUM節としてさらに極まっています。タイトに刻む安定感抜群のリズム・セクションを土台に、まさにラティマーばりに泣きまくる哀愁ほとばしるギターと、シンセを軸にフロイド譲りの深遠な音空間を作り上げるキーボードによる、激情とメランコリーを揺れ動くアンサンブルはかつてない素晴らしさ。そんな演奏に渾身の歌を乗せる新ヴォーカルも特筆で、ハートフルな温かみも滲む、歴代ヴォーカルでも屈指の情緒に富んだ歌唱がMILLENIUMサウンドの説得力を引き上げます。どこを切り取ってもグッと来てしまうドラマ性に満ち満ちた、15作目にしてキャリア屈指の会心作!
現在のポーランド・シンフォ・シーンの中核を担うグループ、13作目となる2019年作。オリジナル・メンバーのヴォーカリストLukasz Gallが復帰して制作された本作。その内容は、PINK FLOYDやGENESIS〜MALLIRIONへのリスペクトに溢れたシンフォニック・ロックに、ポーランドらしい深いリリシズムと翳りある叙情美を加えた、揺るぎなきMILLENIUMサウンド。虚空に切なく響くようなピアノ、アンサンブルに奥行きをもたらす深遠なシンセ、ギルモアとS.ロザリーをミックスしたようなエモーションたっぷりに泣くギター、そしてスタイリッシュな中に哀愁を秘めた変わらぬ素晴らしい歌声...。シリアスでメランコリックに紡がれる演奏が、サビに向けて気高く飛翔していくあまりにドラマチックな展開は毎度ながら見事の一言です。始動から20年目となる彼らですが、ただただ実直に自らの音楽を深化させ続けていく姿勢に胸打たれる一枚です。
【カケレコ国内盤(直輸入盤帯・解説付仕様)】デジパック仕様、定価2,990+税
レーベル管理上の問題により、デジパックに小さい角つぶれがある場合がございます。予めご了承ください。
ポーランドのミュージシャン/プロデューサーMoodManことWitold Rolnikによるプログレ・プロジェクト、2019年デビュー作。ポーランドらしい沈み込むような仄暗い旋律を基調に、PINK FLOYDからの影響を伺わせる浮遊感のあるキーボードやブルージーなギターがゆったりと幻想的な音空間を漂う、メランコリックかつノスタルジックなプログレッシヴ・ロックを展開。こちらもちょっぴりRoger Watersを意識していそうなMoodManの英語ヴォーカルはちょっぴりアクが強いものの、聴き込めば聴き込むほどじわじわと体内に染み込んでいくような味わい深いサウンドに仕上がっています。子供の声、波の音など映像喚起的なSEも交えながら、緻密に構築された作品世界を楽しませてくれる好盤です。(※冒頭部分にノイズがありますが、作品上の演出になります)
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干角潰れあり
2005年結成のポーランド出身プログレ・バンド、19年作5th。PINK FLOYDやPORCUPINE TREE、同郷のRIVERSIDEなどからの影響を感じる、ダークな質感のメロディアス・ロックを鳴らします。重くタイトに打ち込むドラミング、メタリックなリフワークから哀愁のフレーズ連発のソロまで自在なギターが演奏の中心ですが、そこに静謐なリリシズムを加えるピアノの音色も光ります。全編を覆う重量感とダークな色調の中で不意にポーランドらしい美麗さが浮かび上がってくるようなサウンドが魅力です。メインで歌うのはピーター・ガブリエルかフィル・コリンズをスタイリッシュにしたような声質の男性ヴォーカルですが、要所で女性キーボーディストが伸びのある美声を披露していてその対比もまた劇的。サウンドの重厚さとは裏腹と言える、キャッチ―なメロディと明快な曲展開で聴きやすく仕上げられた力作です。
PPRCD073(PROGRESSIVE PROMOTION)
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
スレあり
80年代初頭よりTV音楽/映画音楽の分野で活躍したカナダ出身マルチ・ミュージシャン/コンポーザーによる24年作。過去作同様ピンク・フロイドを彷彿させるダークでメランコリックなプログレを繰り広げます。元々サントラ仕事を生業としていただけあって高い映像喚起力を持ったサウンドが素晴らしく、薄暗い森の奥で執り行われる謎の儀式を描写したような音空間と、フロイド風の淡いヴォーカルの組み合わせが実に良い感じ。とは言え従来に比べるとゴシック的なおどろおどろしさや厳めしさは控えめで、メロディアスで哀愁溢れるギターソロを要所に配してドラマティックに展開させており、おそらく聴きやすさではこれまでで一番でしょう。この音世界、フロイド・ファンならきっと魅力的に感じていただけるはず!
ピンク・フロイドの叙情を今に受け継ぐドイツのモダン・プログレッシヴ・バンド。08年作5thアルバム。キャッチーかつメランコリックなメロディ、深みのあるギター・オリエンティドなサウンドは、ポーキュパイン・ツリー系ファンも必聴。
デジパック仕様
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
小さい圧痕あり
GAOM069BR(GENTLE ART OF MUSIC)
ブルーレイディスク、リージョンフリー
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
現ポーランドを代表するシンフォ・グループMILLENNIUMのキーボード奏者Ryszard Kramarskiによるソロ・プロジェクト17年作。タイトルが示すとおり『星の王子さま』をコンセプトに据えた作品となっており、そのサウンドはMILLENNIUMと同様ピンク・フロイド、特に『DARK SIDE OF THE MOON』を強く意識したメロディアスかつ劇的なシンフォニック・ロック。リック・ライトのプレイを思い出さずにはおれないセンシティヴな美しさと微かな陰鬱さが漂うシンセから、壮麗に流れゆくキーボード・ストリングスまで、音作りの要を担う自身のキーボードワークはさすがの素晴らしさ。ただ決して前には出過ぎずアンサンブルの中で有機的に音を紡いでいる姿勢がまた好印象です。一方メインでソロを取るMOONRISEのギタリストMarcin Kruczekによるギターも特筆で、ギルモアのプレイを忠実に再現したブルージーな泣きをたっぷり含んだ極上のソロを聴かせていて感動を禁じえません。女性ヴォーカルは清楚さよりは艶があってややアヴァンギャルドな表情も滲ませる実力派。フロイド憧憬のサウンドに深遠な奥深さを与えています。往年のフロイド憧憬を見せつつもそこに違和感なくエレクトロニクスを挿入してくるモダンなセンスも冴え渡ります。フロイド好きならこれはたまらないメロディアス・シンフォの好盤!
現ポーランドを代表するシンフォ・グループMILLENIUMを率いるキーボード奏者によるソロ・プロジェクト、21年作5th。毎回文学作品をテーマにしたコンセプト・アルバムを送り出している彼らですが、今回はそれぞれ異なる文学作品をテーマにした10分超の全4曲を収録。従来通りPINK FLOYD的メランコリーを下敷きにしたドラマチックなサウンドメイクで原作の物語を浮かび上がらせます。ギルモア調の一音一音に感情がこもった泣きのギターとリック・ライト彷彿のうっすら陰鬱に広がるシンセ&格調高いピアノが劇的に交差するゴールディング『蠅の王』を題材とする1曲目、フロイド「Brain Damage」あたりが浮かぶ淡く幻想的な音世界に酔いしれるオーウェル『1984』を描いた3曲目などが聴き所。原作を知っているほどにイマジネーションいっぱいに作品世界が広がっていく充実の一枚です。
現ポーランドを代表するシンフォ・グループMILLENIUMを率いるキーボード奏者によるソロ・プロジェクト、19年作3rd。ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』を題材にしたコンセプト・アルバム。MILLENIUMで共に活動するベーシストKrzysztof Wyrwa、度々MILLENIUM作品に参加している女性ヴォーカルKarolina Leszko、MOONRISEのギタリストMarcin Kruczek、人気バンドLOONYPARKのドラマーGrzegorz Fieberという、現ポーランド・シーン屈指の腕利きミュージシャン達を従えたバンドスタイルで制作されています。比較的シリアスと言えた前作までに比べ、題材を反映してか、心温まるようなファンタジックなタッチをメインにした、メロディアスなシンフォニック・ロックが絶品すぎる。派手さはなくとも心地よい躍動感を備えるリズム隊を土台に、まるで歌うように叙情フレーズを次々と紡ぎ出すギター、リック・ライトに似るほの暗く広がるシンセサイザー、そして清涼感の中に円熟味を感じさせる美声の女性ヴォーカルがドラマチックに調和するサウンドは実に感動的。1曲目のインスト・パートを始め、これまでは感じなかったキャメルに近い音作りも新鮮です。演奏はここぞで泣きのプレイを炸裂させるギターが大きくフィーチャーされていて、シンセ、ピアノ、オルガンが淡く繊細なタッチで幻想性を付与します。いつもながら、ソロ作品でもあくまでバンド・アンサンブルの一員に徹してプレイするポジショニングに、いい作品を作ろうというひたむきな姿勢が感じられて素晴らしい。従来作を楽しまれたフロイド・ファンは勿論、ジェネシスやキャメルがお好みの方にもオススメしたい名品です。
イギリスの新鋭プログレ・グループによる19年デビュー作。PINK FLOYDやPORCUPINE TREEからの影響が強い、メランコリックに揺らめく音空間が美しいモダン・プログレを鳴らします。幻想的に響くアコギのリフレインとたなびくシンセが重なり合って生まれる優しくもダークな陰影を帯びたサウンドの中を、ギルモア憧憬のブルースフィーリング&現代的なソリッドなキレの良さを備えたギターとデリケートに歌う男性ヴォーカルが交錯、ドラマチックに広がる音世界で聴き手を圧倒します。テクニカルに攻めるタイプではなくテンポは全体にゆったりとしていますが、丹念に色彩を折り重ねて情景を描くようなアンサンブルが静かな感動を呼び込む名品です。IT BITESのJohn Mitchellが参加。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、スリップケースに若干圧痕あり
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