ROK008(ROCKET)
廃盤。
冒頭からジャーマン・フォーク/シンフォに通ずるような切なくメランコリックなピアノとフルートに「おぉお!」となりました。木訥とした男性ヴォーカルと透明感のある幻想的な女性ヴォーカルにまた「うぉおおお!」と。フィンランド・フォーク・ロック!
冒頭からジャーマン・フォーク/シンフォに通ずるような切なくメランコリックなピアノとフルートに「おぉお!」となりました。木訥とした男性ヴォーカルと透明感のある幻想的な女性ヴォーカルにまた「うぉおおお!」と。繊細なアコギの爪弾きソロから、ドラムがテンションを(ちょっとだけ)上げ、フルートのソロがはじまる瞬間の感情の高ぶりときたら!ピアノがクラシカルなバッキングの熱を上げ、フルートも一層エモーショナルに。これはたまりません!80年作とは思えない、60年代後半の発掘音源のような神秘性も特筆もの。北欧の深い森の奥にひっそり佇みながら歌っているような女性ヴォーカルが本当に素晴らしすぎて、女性ヴォーカルをフィーチャーしたクラシカル・フォークはもう絶品の一言。管弦楽器のアレンジも見事。ジャケットがもう少し幻想的であれば文句無しだったのですが。サウンドは本当に素晴らしいです。クラシカルなフォーク・ロックのファンは必聴!
『火星年代記』リリース後にSOLARISのメンバーが女性ヴォーカリストを迎え結成したグループ、2010年復活作
2,700円(税込2,970円)
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1980年フィンランド土着と洗練の男女混合フォーク(0 拍手)
kestrelさん レビューをすべて見る
フィンランドの貴重盤を出してくれているROCKET RECORDSからの1980年作のCD化。語感まる出しの土着とカンテレなどの洗練の切り返しが極端なところは、北欧特にフィンランドの宿命みたいなもの。昔だったらこの土着と洗練の比率(やや土着が勝る)からすると洗練だけカセットテープに録って処分だが、洗練の天上度が高ければOK。まったく同じ理由でLAULUPUU(22年前にキングのヨーロピアントラディショナルシリーズでCD化)を持っていて、これも天上度が高い。