帯【無】 解説【無】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 解説無、帯無
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 破れあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微なスレあり
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
地下室のドブネズミ(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
パンクなんて、ギター買えば次の日にはできる。コードを3つ覚えて、適当に悪口をわめいていればいいんだ。そんな甘々な考えを根底から崩すのが彼らのデビュー盤です。曲はシンプルにしていますが、ジャン・ジャックのベースにしろ、グリーンフィールドのオルガンにしろ、音楽素養がなければできない演奏です。それにも増して歌詞の鋭さ。ストラングラーズは文学的なバンドでもあるのでした。ドアーズのレイ・マンザレクの影響を指摘する声は最初からありました。確かに似ています。
「ラットゥス・ノルベギカス」というのはドブネズミの学名です。増してすごいのがストラングラーズというバンド名。絞殺人という意味です。ドブネズミは、最後の大曲「ダウン・インザ・シャワー」の中に出てきます。とてもおそましいイメージとして。ジョン・ライドンがピストルズで破壊をつくしたあと、PILで責任とらなければならなかったように、音楽は構成に向かう必要があります。破壊だけではユーザーがついていかないからです。ストラングラーズは、当初から破壊の次を見据えたポリシーだったと思います。ビートを補強するためにベースを前面に出し、メロディを補強するためオルガンを加えて。
一方で彼らの音は、暴力を通り越して、犯罪に加担させられているようなやばさがありました。この音を聴くと今でも緊張します。2023.06.13