ニュージーランドのプログレ・ハード・グループ、75年作2ndアルバム。グイグイと演奏を引っ張る手数多いドラミングに乗って、オルガンとギターが時にユニゾンも聴かせながらダイナミックに駆けていくスタイルは、YES系統のプログレ・ハードとしてなかなかの完成度。特にオルガン一本でありながら、華麗なリード・プレイと空間的な広がりを意識したプレイを弾き分ける鍵盤奏者の腕前はかなりのものを感じます。ギターもここぞではピーター・バンクスとスティーヴ・ハウからの影響を折衷したような音数多くもスリリングなフレージングを聴かせ、プログレ・ハードらしい疾走感を生んでいてグッド。YESやFLASHがお好きなら是非お聴きいただきたい、タイトでソリッドなアンサンブルがカッコいい好盤です!
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