プログレ新鋭の中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!
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盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微な圧痕・軽微な破れあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
スウェーデン出身、Key奏者を含む4人組バンド、2014年のデビュー作。ゆったりとメランコリックに奏でられるギターのアルペジオと北欧らしい透明感のあるリリカルなピアノ、そして、包み込むように歌う翳りあるヴォーカルとハーモニー。そんなピンク・フロイドに通じる映像喚起的なサウンド・プロダクションと叙情美が印象的なヴォーカル・パートから、インスト・パートでは一気にジェネシス的なヴィンテージな幻想美が溢れ出すのが持ち味で、繊細なタッチでまるでさえずるようなギターのリードと、そこにユニゾンであわせるハモンド・オルガンやムーグ・シンセがハートフルな音像を描きます。美しくクリアなヴォーカルとメロディも特筆で、モダンな音響センスを持ったSSWのバックを、ヴィンテージなプログレ新鋭バンドがサポートして幻想美を加えた、というような感じ。派手さはありませんが、たしかな歌心とアンサンブルのセンスを持った実力派。好盤です。
デジパック仕様
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ボーナス・トラック1曲、定価2476+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
帯にケースツメ跡あり
ボーナス・トラック1曲、定価2476+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ペーパーケース仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
Neuoberschlesien、Oberschlesienなどのハード・ロック/インダストリアル系バンドでの活動歴を持つポーランドのギタリスト/マルチ奏者ADAM JURCZYNSKIを中心とするグループ、21年2nd。新たに女性ヴォーカルが加入し、男性ヴォーカルも入っており、インストだった前作からサウンドを変えています。とは言え前作で印象的だったエモーション溢れるギターワークは健在で、アグレッシヴなリフワークから叙情が滲むエモーショナルなソロまでを弾きこなしていてやはり見事。女性ヴォーカルの存在感ある歌いっぷりも特筆です。プログレ・メタル好きなら是非。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
小さい折れあり
FRAGILやFLOR DE LOTOなどのメンバーが参加するペルーのプログレ・グループによる18年デビュー作。程よいラテン・フレイヴァーを漂わせた、肉感的かつ哀愁にも富んだメロディアスなプログレを聴かせてくれます。特につややかに疾走する色彩感溢れるシンセと、繊細にも激しくも自在な表情のフルートによるコンビネーションが素晴らしいです!
Neuoberschlesien、Oberschlesienなどのハード・ロック/インダストリアル系バンドでの活動歴を持つポーランドのギタリスト/マルチ・プレイヤー、23年作。タイトル通りピンク・フロイドへのリスペクトをテーマに制作された作品で、あのメランコリックで深遠な音響空間を再現しつつ、持ち味の重く硬質なギター・サウンドも遠慮なく鳴らされるヘヴィ・プログレは、フロイド・タイプのバンドがひしめくポーランドにあってもかなりの完成度。水の滴るSEをバックにうつむき加減のピアノ&ギルモア・ライクなタッチのギターが繊細かつドラマティックに交差する1曲目は、『ECHOES』の一部を切り取ったようで雰囲気抜群。かなりフロイドに忠実なスタイルで行くのかと思いきや、2曲目ではフロイドで歌われそうなダークかつ浮遊感あるヴォーカル・メロディをフィーチャーしながら、叩きつけるようなリズム&ギターでヘヴィに攻める、彼ならではのフロイド・リスペクトが聴けて「おお!」となります。随所で聴けるリック・ライト彷彿の物悲しいトーンで広がるシンセの海も素晴らしい出来栄えだし、硬質なギターリフの波状攻撃を浴びせたと思うとギルモア・リスペクトのエモーションたっぷりのブルージーで劇的なソロを聴かせたりと、フロイドをヘヴィ・プログレに仕立て上げたようなスタイルで全編を見事に聴かせきります。フロイド好きにはきっと響くだろう力作です。
Neuoberschlesien、Oberschlesienなどのハード・ロック/インダストリアル系バンドでの活動歴を持つポーランドのギタリスト/マルチ・プレイヤー、ソロ名義では初となる19年作。ギターとベースを担当する本人とドラマーのユニット体制で制作。幾重にも重ね合わせた分厚くヘヴィなギターサウンドが圧巻のプログレ・メタルを展開。嵐のような轟音ヘヴィ・リフの波状攻撃にのけぞってしまいそうになりますが、その中からメロディアスで哀愁あるフレーズのソロが浮かび上がってくる作風が特徴で、ヘヴィネス一辺倒ではない叙情性も秘めたサウンドが印象的。ギターサウンドのみを用いた美しいアンビエントな演出の巧みさも光ります。
15年にデビューしたポーランドの新鋭バンドによる2020年の4曲入りEP。往年のプログレを受け継ぎつつスタイリッシュに聴かせるバンドが多いポーランド勢にあって、マイルドで温かいヴィンテージ感覚を大事にした素直な叙情派サウンドを聴かせてくれるのが彼ら。このEPでもそんな魅力は健在で、歌心に満ちたフレーズを丹念に弾くギター、しとやかなピアノ、アナログ・シンセのような色彩感で広がる懐かしい音のシンセサイザーらが紡ぐ、初期ジェネシスやフロイドら70sプログレ譲りの哀愁味を滲ませた実直なアンサンブルに思わずグッときます。英語で歌うどこか陰影のあるナイーヴなヴォーカルも、幻想的なサウンドにマッチしていて素晴らしい。この絶妙な垢ぬけなさが魅力の、叙情派メロディアス・プログレ逸品です。
15年にデビューしたポーランドの新鋭バンド、2023年作。フロイド系統のメランコリックなサウンドが主流のポーランド・プログレにおいて、英ネオ・プログレ直系のファンタジックなシンフォニック・ロックを奏でるのがこのグループです。ひたすら叙情的なフレーズを紡ぐギターと、しっとり流麗なピアノ、そしてアナログ・シンセのように色彩豊かに広がるシンセサイザーらが織り上げるハートフルな演奏に思わずグッと来ます。実直に歌い上げる英語ヴォーカルも演奏のテイストと見事にマッチ。80年代のPENDRAGONやIQを思い出させる、これぞ正統派メロディアス・シンフォニック・ロックといった趣を持つ好作品です。
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
シュリンクに若干破れあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
紙ジャケット仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
東欧を代表するハンガリーのプログレ・グループ、99年のライヴ盤。2枚組、137分収録。JOHN WETTONが1曲ゲスト参加しており、なんと「STARLESS」をカバー!
2枚組、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価3800+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
ケースツメ跡あり、カビあり
2枚組、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価3800+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
ケースツメ跡あり
00年10月に行われたフル・オーケストラとの共演ライヴを収めた作品。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
東欧を代表するハンガリーのプログレ・グループ。96年の6th。室内楽的な管弦楽器や壮大なオーケストラはそのままに、クリムゾンばりの凶暴性や現代的なヘヴィネスを加えた圧倒的なダイナミズムを聴かせる作品。鋭利な攻撃性とオーケストラの瑞々しさが、これほど違和感無く共存したサウンドは、他に聴いたことがありません。90年代以降の数あるシンフォニック・ロックの名作の中でも、群を抜く傑作。AFTER CRYING恐るべし!
定価3000
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯無
帯無、ケースツメ跡あり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ジャケット部分のみホチキス留めされたブックレット部分なし、ケースにヒビあり
サイケ・トラッドの雄KEBNEKAJSEから影響を受けたスウェーデン出身の新鋭ヘヴィ・サイケ・プログレ・バンド、映画のサウンドトラックとして制作された24年作。北欧トラッド然とした美旋律を奏でるフルートにシタールなども鳴らされる神秘性な音世界を堪能していると、突如狂暴なまでに歪んだギターやオルガンが雪崩れ込んでくるこのスタイル。KEBNEKAJSEからの色濃い影響を感じると共に、「粗野なGONG『YOU』」とも形容できるサウンドを繰り広げており圧倒的。北欧の森の奥で繰り広げられるジャム・セッションを聴いているような半トリップ感覚と、ANGLAGARDにも通じる緊張感、そして言い知れぬ哀愁も混在しながら駆け抜けていくこのサウンドは、いやはや並じゃありません。傑作!
90年代に結成されたノルウェーの新鋭プログレ・バンド、09年デビュー作につづく11年作2nd。キャメルが描く幻想世界にギルモアのギターがとめどなく鳴り響くような映像喚起的なデビュー作の延長線上にあるサウンド。メランコリックかつ北欧的な透明感も感じる美声のヴォーカル、ゆったりとメロウに紡がれるギルモア直系のギター、透き通ったトーンで視界がパッと開けたように気持ちよく広がるキーボード。そんな『狂気』以降のフロイドのサウンドを彷彿させる幻想的なパートを軸にしつつ、エッジの立ったギターが無機的かつエモーショナルに炸裂したり、艶やかなストリングスが伸びやかに旋回したり、次々と鮮やかな音像を描きます。各音が心地よくも目の覚めるようなキレ味とともに体中を駆け抜けていく深淵かつ爽快な作品。デビュー作からさらにスケールを増した傑作です。
プラケース仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤に研磨跡あり
プラケース仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ケースにシールが貼ってあります
04年結成、ピンク・フロイドからの影響が色濃いノルウェー出身のプログレ・バンドによる、2020年秋にレコーディング・スタジオで行なわれたアコースティック編成の配信ライヴの模様を収録。フロイドのアコースティックなナンバーに北欧らしい雪原が浮かび上がる荘厳さを加えたようなアコギ・アンサンブルに、繊細で情緒豊かな英語ヴォーカルが切ない歌を乗せます。名手Bjorn Riisと思われるブルージーなソロは、アコギながらギルモアの面影が宿るエモーションを湛えていてやはり素晴らしい。20年作『A DAY AT THE BEACH』からのナンバーを中心に、09年デビュー作『IDENTITY』のナンバー、そして未発表曲もプレイ。数多いフロイド憧憬の新鋭でも屈指の実力派による息をのむようなアンプラグド・ライヴです。
フィンランドを代表するチェンバー・ロック集団HOYRY-KONEのメンバーが中心となり97年に結成されたバンドの09年4thアルバム。ホーン・セクションにダブル・チェロ、キーボード、ドラムという特異な編成が特徴のバンドですが、その音楽性はZEUHL系の肉感的なアヴァンギャルド性を持ち、加えてラジカル・トラッドのメロディアスさやバルカンロックのエスノ・フレーバーも貪欲に取り込んだ、まさに唯一無二の作品といえるでしょう。ステレオからはみ出してくるようなKING CRIMSON/MAGMA系の暴力性と、管弦セクションや足踏みオルガンの音響的な退廃感とのバランスがとにかく絶妙であり、ZEUHL系にゴリゴリと走っても響きの冷たさがあるのが北欧ならでは。フレーズやメロディーメイクのセンスにも秀でているので、ZEUHL系に抵抗のあるファンにも安心してオススメしたい1枚です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なケースツメ跡あり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
フランスの作曲家/プロデューサー、アラン・シモンがケルト伝説を題材に、ドラマティックに展開したロック・オペラ・シリーズ「エクスカリバー」の最新第5弾!スティーヴ・ハケット、マーティン・バーレ(ジェスロ・タル)、リチャード・パーマー・ジェイムズの他、イタリアのラビリンス、カナダのサーガのメンバーも参加。泣きが効いた勇壮かつドラマティックなメロディアス・プログレッシヴ・オペラを展開。ジョン・ウェットン参加曲“ザ・ヴィジョン”もラストに収録!(レーベルインフォより)
デジパック仕様、ブックレット付仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
盤に指紋汚れあり
オーストリア出身でフランス在住、11歳の時にスティーヴ・ハケット『Voyage of the Acolyte』に感動し、その後、ジェネシス、イエス、スーパートランプなどプログレの他、ウェザー・リポート、パット・メセニーなどジャズ/フュージョン、モーツァルト、サティなどクラシックから影響を受けながら自身の音楽を深めていったマルチ・ミュージシャン。2013年デビュー作。温かでいてシャープで歌心に溢れたドラムを土台に、フュージョンタッチのたおやかなアコギや陽光に包まれたような音色のキーボードが温かに空間を広げ、エレキが繊細なタッチで一音一音を丁寧にリリカルに紡ぐ。親しみやすくファンタスティックなアンサンブルに心温まります。ポップ感覚に優れたちょっと鼻にかかったハートウォームな歌声とハーモニーも印象的。ピンク・フロイドに通じる音響感覚やフュージョン/ワールドミュージック的なアコースティック感覚も特筆で、プログレにとどまらない多彩な音楽的エッセンスを取り込んだイマジネーション豊かな逸品です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ポーランド出身のシンフォニック・ロックバンドALBIONの95年作以来、実に10年ぶりとなる05年作3rd。基本的には前作までの音楽性と大きく変わることはなく、シンフォニックに鳴り渡る壮麗なシンセと耳に心地よいナチュラルな音色のギターが紡ぐ極上のメロディが一体となった相変わらず完成度の高いシンフォニック・サウンドを聴かせてくれます。しかしただ前作と同じというわけではなく、荘厳な演奏では限界まで研ぎ澄まされた緊張が生々しいまでに伝わってくるところなど、表現力に確実な進化を感じさせます。本作より新しく迎えられた女性ヴォーカルは透明感に満ちた美声を持った本格派で、このグループの雄大な中にもどこか憂いを秘めたアンサンブルと見事に溶け合っており、楽曲のドラマ性をより高めています。闇の中で奏でられるかのような張りつめた音使いのクラシカルなピアノも素晴らしく、新たな魅力として大きな聴きどころです。独特の暗さを纏ったサウンドが儚く美しく響き渡る、東欧シンフォの醍醐味を堪能できる逸品です。
ポーランド産シンフォニック・ロックバンドALBIONの、前作『WABIACCIENIE』に続く復活第2弾となる07年作。前作で印象的だった厳粛なシンセやピアノのセンチメンタルな響きはそのままにギターが表現力を増しており、メロウに揺らぐようなフレーズから、ギルモア風のエモーショナルかつ鬼気迫るソロまでを自在に弾きこなすダイナミズムに満ちた演奏を聴かせてくれます。瑞々しさと透明感いっぱいに歌い上げる女性ヴォーカルも、もはや言うに及ばぬ素晴らしさ。自然の情景を切り取ったようなSEを各所に配し空間演出的な効果を多用しているのも本作の特徴で、アンサンブルのドラマ性をより際立たせています。過剰にならず耳に心地よい柔らかな叙情を聴かせるところに円熟味すら感じさせる充実作です。
現代のポーランド・シンフォを代表するバンドALBIONの12年作。路線こそ前作までと同様のものですが、アンサンブルの構成がより洗練され、静謐な場面から劇的に盛り上がりを見せる場面へと至る部分により必然性が生まれているように感じられます。そのため、楽曲ごとに聴くという感覚よりは、作品全体が一つの楽曲であるかのようなまるで大河の流れを思わす「うねり」が感じられる点が新境地。過剰なシンセを抑え、たおやかに粛々と展開するアンサンブルには、東欧シンフォが元来持つ翳りやウェットな質感が以前よりはるかに感じられます。この世界観に合わせて美声の女性ヴォーカルも味わい深い歌唱を披露しており、これまでに増して聴きどころと言えるでしょう。ポイントを抑えてドラマティックに綴られてく物語にいつまでも酔いしれていたくなる絶品シンフォニック・ロックに仕上がっています。傑作。
ポーランドの新鋭シンフォ・グループ、18年作。前作までのキーボーディストらが別グループNOIBLAとして独立し、残ったギタリストJerzy Georgius Antczakを中心に前作や過去作にも参加していたベーシストとドラマー、そして復帰した初期の女性ヴォーカリストAnna Batkoという再編された4人編成となっています。以前までの広がりある幻想的でメランコリックな作風は残しつつも、プログラミングも散りばめたモダンでスタイリッシュなサウンドへと変化を遂げているのが特徴。キーボードはギタリストが兼任しているものの、やはりギターの存在感がアップしており、これでもかとドラマチックな泣きのフレーズを延々紡ぎ続けるギターが圧巻です。さらに復帰したオリジナル・ヴォーカリストがまた素晴らしい!前々作まで在籍した女性ヴォーカルのしっとりめの歌唱も良かったですが、時にシアトリカルとも言える表現力でエモーショナルに歌いこむ、コケットな魅力を秘めた歌唱に心奪われます。プログラミングによる装飾音も絡めつつ安定感抜群のプレイで2人を支えるリズム隊の仕事も特筆です。大きな再編を経たとは思えない完成度の高い音世界で聴かせる傑作!
カンタベリー・ミュージックのDNAを継いだフランスの新鋭グループ、2015年デビュー作。エレピやピアノによるミニマルなフレーズがタペストリーのように折り重なったまるでナショナル・ヘルスのようなパート、ビル・ブラッフォードばりに疾走するビートとテンションみなぎる凶暴なリズム・ギターによるクリムゾンを彷彿させるパート、そして、精緻に紡がれるピアノやエレピの中をヴァイオリンが艶やかに舞う室内楽的なパートなどがめくるめく10分を超えるオープニング・ナンバーから圧倒的な演奏力とイマジネーションに驚きます。メロトロンも全編で幽幻に鳴り響いていて特筆。ナショナル・ヘルスやクリムゾンからの影響をベースに、フランスらしいエレガントな感性でまとめあげたサウンドはかなりの完成度と言えます。WHITE WILLOWのギタリスト、YUGENのKey奏者の他、MINIMUM VITALやSTORMY SIXのメンバーも参加。70年代的なサウンド・プロダクションも印象的。ユーロ・アヴァン・プログレの傑作です。
2015年のデビュー作で、完成度の高いアヴァン・プログレを披露した注目のフランス新鋭による、待望の18年作2nd!まるでナショナル・ヘルスとキング・クリムゾンを融合させたような、エレガントかつテンションみなぎるアヴァン・プログレは本作でも健在!緩急自在のシャープで俊敏なリズム・セクションを土台に、ナショナル・ヘルスにおけるデイヴ・スチュワートを思わせるメロディアスで理知的な音運びのオルガンと大胆に主旋律を奏でるメロトロンを中心とするキーボード、そしてナイフのような鋭いトーンで空間を切り開くフリップ直系のギターが、緻密にフレーズを重ね合い織り上げていくサウンドは、芳醇にしてどこまでもスリリング。緊張感あるギターとオルガンの掛け合いの中でメロトロンが不穏に浮き沈みする切迫感あるパートから、ピアノとコルネットが妖しく舞い踊るパート、そしてメロトロンが堰を切ったように溢れ出すパートへ。次々と場面が移り変わっていく、フランスらしい先の読めないアーティスティックな展開の連続に、とにかく聴いていてワクワクが止まりません。何というアイデアの豊富さ。これはクリムゾン・ファン、カンタベリー・ロック・ファンなら是非ともお試しいただきたいサウンド。カケレコメンド!
Patrick Dufour、Fabrice Chouette、Frederic Chaputの実力派マルチ・プレイヤー3人により結成、2015年と18年に完成度の高いアヴァン・プログレ作品をリリースしたことでプログレ・ファン注目の存在となっているフランス新鋭、待望の22年作3rd!あのMINIMUM VITALのJean-Luc Payssan(g)がゲスト・プレイヤーとして、Thierry Payssanがマスターなど制作にかかわっています。1曲目から早くもかなり素晴らしいです。このサウンド、例えるなら1stアルバムをレコーディング中のPICCHIO DAL POZZOに、KING CRIMSONがメロトロンを持って飛び入り参加したかのよう!メロトロンがジョワァ〜とファンタジックに高鳴る中を、フルート(おそらくメロトロン)とオルガンがリリカルに絡む美し過ぎるアンサンブル。それが突如鋭角的なリズムとともに緊張感を増し、クリムゾンが顔を出します。その間もミステリアスに浮遊するシンセのプレイがいかにもなフレンチ・プレグレっぽさを付与。不意に演奏が静まると、今度はエレピが淡く揺らめきオルガンがメロディアスに歌うPDPそのものな神秘的音空間へ。オルガンのプレイにはDave Stewartが感じられ、従来作と同じくNATIONAL HEALTHからの影響も見え隠れします。終盤はタイトでリズミカルな躍動感と共にスリリングに疾走するキーボード群が痛快。ここはまさしくMINIMUM VITALでしょう。10分余りの中で目まぐるしく変化する変幻自在すぎるサウンドにノックアウト必至です。よりカンタベリーな芳醇さを増していく以降の曲も勿論絶品。メロディアスな中にもアヴァンギャルドなタッチをまぶした演奏は、HATFIELD & THE NORTHファンなら堪らないでしょう。4曲目でのJean-Luc Payssanによる多彩なギター&マンドリンのプレイも聴き所です。さすが、見事に期待を上回ってくる傑作! 試聴は下記ページで可能です! https://alcofrisbass.bandcamp.com/album/le-mystere-du-gue-pucelle
ペーパーケース仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
メキシコ出身のコンポーザー/キーボーディストによる23年作。TANGERINE DREAMの流れを汲むメディテーショナルで神秘的なエレクトロニック・ミュージックを聴かせます。ひんやりした質感のシーケンスフレーズと、ファンタジックで温かみのある音使いが折り重なり、美しくも心地よい音空間が広がります。TDファンなら一聴の価値ありの一枚です。
イタリア、LA MASCHERA DI CERAで活躍するヴォーカリストによるソロデビュー作。1曲目からGENESISを彷彿させるファンタジックなナンバーで、持ち前の激情をたぎらせた熱いヴォーカルが炸裂!VDGGのデヴィッド・ジャクソンによる渋いサックスも彼のヴォーカルと相性抜群です。全編スケール大きなシンフォニック・ロックですが、それに負けない存在感を誇るヴォーカルに圧倒される快作に仕上がっています。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
イタリアのグループ、07年作。柔らかく広がる流麗なキーボードと丁寧に音を紡ぐリリカルなギターによる繊細でメランコリックなアンサンブルが持ち味。ロック色は控えめで、終始たおやかで耳に心地よく響くシンフォニック・ミュージック。美しいメロディを包み込むようにしっとりと歌うヴォーカルも胸を打ちます。アルバムのどこを切り取っても溢れ出す優美なリリシズム。目を閉じてずっと音に浸っていたい、そんな逸品。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
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