不穏な通奏低音とミステリアスなフィメール・ヴォーカルの演劇的なポエトリー・リーディングで幕を開ける、ジャジーかつダークなフィメール・ベルギー・フォーク・アーティストによる10年作がこちら。クラリネット、アコーディオン、トロンボーン、チューバ、コントラバス等、洗練された室内楽による気品に満ちたアンサンブルは、東欧系ユダヤ人たちの伝統的な民謡をルーツとする、クレズマーを基調としながらも、現代的なジャズ・ロックの精神をインプロヴィゼーションの文脈で再構築したかのような、インテリジェンス溢れる名品に仕上がっています。ちなみにミステリアスなフィメール・ヴォーカルの正体は、TZADIKレーベルからのリリース経歴もあるZAHAVA SEEWALD。インプロ・ファンからモダン・プログレッシヴ・ジャズ・ファンまで多くの聴き手を魅了する作品と言えます。
KOTEBEL/CONCERTO FOR PIANO AND ELECTRIC ENSEMBLE
往年のバンコにも比肩するテンションみなぎるアンサンブルは圧巻、スペインの新鋭代表格による堂々の2012年作
1,530円(税込1,683円)
DR. STRANGELY STRANGE/KIP OF THE SERENES
69年作の1st、アシッド臭と幻想性が絶妙にブレンドされたまどろみ英国フォークの逸品
1,090円(税込1,199円)
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