ZEUHL〜コバイア星とその衛星たち〜の中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!
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現行MAGMA/ONE SHOTのベーシストがMAGMA参加前に組んでいたジャズ・ロック・トリオ。96年録音/08年発表作。空間を切り裂くエッジの立ったソリッドなリフ、MAGMAが放っておくはずもないZEUHL直系のメロディアスな重低ベース、タイトかつダイナミックなドラムが濃密に絡み合う超攻撃型ジャズ・ロック!SOLEIL ZEUHLレーベル内でも、屈指の強度とヘヴィネスを誇るグループ。
テキサス出身、現在はLAを拠点に活動する、女性ヴァイオリン奏者/Vo、サックス奏者を含む5人組。前12年作に続く16年作3rd。基本的なサウンドは前作を引き継ぐ、MAGMA及びその周辺人脈による所謂ZEUHL系バンドからの影響を受けたジャズ・ロック。猛烈な手数で荒れ狂うドラミングとベースによるバカテク変拍子リズムセクションの上を、鈍い光沢を放つ重厚な切れ味のサックスと不穏さを煽るような緊張感たっぷりのヴァイオリンがスリリングなフレーズの応酬を繰り広げるアンサンブル。執拗に反復フレーズを繰り返しジリジリと聴き手を追い詰めていくような展開。そして何語か不明な妖しすぎるチャントや強烈なシャウトを交えた狂乱のヴォーカル・パフォーマンス。まさにMAGMA直系と呼んで差し支えない要素が揃った凄まじいサウンドです。MAGMA好きであれば「これを待ってた!」と声をだすこと間違い無しの逸品!
フランス出身、後にマグマで活躍するベーシスト、バーナード・パガノッティ在籍のアート・ロック/プログレ・グループ、70年の唯一作。霧のように低く立ちこめるドラム、くすんだトーンのオルガン、浮遊感のあるヴァイヴ、女性を含む荘厳なコーラス、アーティスティックなヴォーカルなど、ピンク・フロイドを彷彿させる幻想性に溢れたサウンドが聴き所。歪んだギターが炸裂するキメのパートでは、パガノッティのベースも高速にうねりを上げて痺れます。トラフィックとコロシアムの中間に位置するようなジャジーなロック・ナンバーも魅力的で、ジャジーで格調高いピアノを挿入したり、かなりのセンスを感じさせます。秘宝臭ぷんぷんのジャケに「おおっ」となったユーロ・ロック/プログレのファンは聴いて損はありません。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なケースツメ跡あり
北欧フィンランドの新鋭グループによる2020年作。MAGMA影響下の重く緊張感あるサウンドとGONGなどの浮遊感を帯びたスペース・ロックを見事に融合させた個性派プログレを聴かせる注目の逸品!
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
西フランスのナント出身、フルート奏者、パーカッション奏者を含む6人編成のチェンバー・ロック/ジャズ・ロック・グループ。81年に自主制作された唯一作。マハヴィシュヌ・オーケストラ、フランク・ザッパ、マグマ、ヘンリー・カウから影響を受けたようで、テンションみなぎる緻密かつ狂暴なサウンドが持ち味。一時、ETRON FOU LELOUBLANのメンバーと交流を持ち、彼らが所属するR.I.O.への参加も打診されたようです。アルバムの録音は、UNIVERS ZEROが傑作『HERESIE』と『CEUX DU DEHORS』を録音したスイスのスタジオ。これほどのテクニックを持つグループながらレーベルを探すことはせず、自費プレスでわずか1000枚のみ、ほぼライヴ後の手売りのみでさばかれたようです。サウンドは、自主制作の中でも屈指のクオリティ。変拍子というか、唐突にストップ&ゴーを繰り返しながらリズムを解体し、いびつな拍子で予測不能に畳みかけるドラム、低域で強靱にうねるベース、硬質なタッチのピアノ、エッジの立ったトーンでエキセントリックなフレーズをアグレッシヴに弾き倒すギターによるテンションみなぎるパートを軸に、フルートとマリンバが細かい拍子の中を鋭角に駆け巡る暗黒チェンバー・ロックなパートを配して、とめどなく聴き手に襲いかかるサウンドが持ち味です。そのアンサンブルの強度は、ヘンリー・カウやマグマに比肩。ヘンリー・カウやユニヴェル・ゼロやマグマのファンは間違いなく気に入るでしょう。傑作です。
元々はシャンソン系を得意とした歌手としてスタートし、時代に反応するようにプログレッシブな作風へ化学変化を起こしたアーティスト。本作は、MAGMAのDidier Lockwoodなどフレンチ・ロックを代表するプレイヤーが大挙して制作された74年2nd。William Shellerによる大胆なオーケストレーションを取り入れ、バンド陣に加えてオーケストラやコーラスを従え、一気にプログレッシブ・ロックの世界に足を踏み入れた1枚であり、EMMANUEL BOOZの演劇的に吠えるボーカルは同郷ANGEのようなシアトリカル・ロックのような迫力に満ちた素晴らしいものです。よりロック色を押し出した4thと並びフレンチ・プログレッシブ・ロックの名盤です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有、帯に小さい破れあり、紙ジャケに若干圧痕・角潰れあり、小さい汚れあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なケースツメ跡あり、側面部に色褪せあり
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
小さい圧痕・軽微な汚れあり
WEIDORJEで活動したフランスの鍵盤奏者。本作は、MAGMA〜WEIDORJEのベルナルド・パガノッティ、TRANSIT EXPRESSのデヴィッド・ローズ、HELDONのリシャール・ピナス等、フレンチ・ロックの雄たちが大挙して制作された、80年ソロ作。パガノッティのベースを軸に展開するスリリングなジャズ・ロック、無機質なシークエンスとヴァイオリンが交錯する映像喚起的な現代音楽/ミニマル曲、インダストリアル〜ノイバウテンな香りすら漂うアヴァンギャルドなチェンバー・ロックまで、ゲスト陣の顔触れから否が応にも抱いてしまう大きな期待を裏切らない佳曲揃い。アヴァンギャルドでジャジーなフレンチ・ロック〜MAGMA〜ZEUHL周辺の多大な作品群を代表する一枚。名作です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
定価2625
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
帯にテープ跡
定価2718+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
帯に軽微なスレあり
女性ヴォーカル、ヴァイオリン、サックスをフィーチャーしたフランスの新鋭プログレ・グループ。09年デビュー作。クリムゾンやカンタベリー・ミュージックを中心に70年代プログレやジャズ・ロックからの影響を強く感じますが、懐古趣味的な印象はまったくありません。往年の名グループの遺伝子を受け継いだ、文字通りに「プログレッシヴ」なサウンドがここにあります。「太陽と戦慄」期のクリムゾンやHENRY COWあたりの攻撃性を軸に、HATFIELDS & THE NORTHに通ずる繊細さと緻密さ、フランス的な芸術性や演劇性を融合させたサウンドは、かなりの完成度!時にミニマルなフレーズを奏で、時にささくれだったリズムギターで牙をむくギター、シャープ&タイトな強靱なリズム隊、フリーキーに暴れ回るヴァイオリン&サックス、時に荘厳なメロトロン、時にアヴァンギャルドなシンセで楽曲を飛躍させるキーボード、フランス語で歌う存在感抜群のシアトリカルな女性ヴォーカル。各パートの演奏力、アンサンブルの強度ともに抜群です。14分を越える「ODS」など、構成も文句無し。これは強力なグループが登場しました!圧巻の名作。かなりおすすめです!
MAGMA黎明期、そしてUNIVERIA ZEKTのベーシストでありプロデュースも行っていたミュージシャンの79年ソロアルバム。EMMANUELLE PARRENINと同じBallon Noirレーベルからリリースされた本作は、Francis Moze、David RoseといったMAGMA、GONG人脈やHATFIELD & THE NORTH、NATIONAL HEALTHで活躍したAmanda Parsonsのサポートを受けて製作されており、MIKE OLDFIELDにも通じるような澄んだサウンドで聴かせる傑作。またMAGMAに通じるフリーフォームなジャズ・ロック色も健在であり、独特のエキゾチックな質感やオリエンタル志向も心地良い1枚です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
カビあり、ホチキス錆あり
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
若干カビあり
デジパック仕様
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
フランスのアコーディオン奏者/ヴォーカリストが、現MAGMAのギタリストRudy Blasらとのトリオ編成で制作した2020年2ndアルバム。さすがMAGMAメンバーが参加しているだけあって、チャントも印象的に用いたMAGMAばりの暗黒渦巻く緊張感あるサウンドなのですが、リーダーによるアコーディオンがもたらすトラッド由来の哀愁がそこに混じり合って、MAGMA的でありつつも他にはない独特のサウンドを練り上げています。重厚なジャズ・テイストを加えるトランペットのプレイも素晴らしいです。個性派ZEUHL系逸品!
05年結成、フランスのジャズ・ロック/アヴァン・ロック・グループ。09年デビュー作。抜けの良いクリアトーンから凶暴なディストーションまで饒舌に圧倒するギターワーク、艶やかで甘やかな音色を奏でるローズピアノ、重厚でタフなドラミングと地を這うような重低ベース。そしてまるで着火剤のように、アンサンブルを「静」のパートから「動」のパートへと煽動する、MAGMA直系のフィメール・コーラス。MAGMA/ZEUHL系のグループながら暗黒なトーンはさほど感じず、地球上に住む生命体をテーマにしたというコンセプト作らしい、神秘的なストーリーを感じるドラマティックな展開に思わず引きこまれます。
90年後半に復活したマグマにあって、バンドの創造性の源にもなっていたジェイムズ・マクゴウとフィリップ・ブソネが、マグマの同僚等と結成したワン・ショット。21年のマクゴウの死により解散を余儀なくされた彼等が、同年10月に歴代メンバー達にマグマと活動していたギタリスト、ジム・グランドキャンプを加えた特別編成にて行ったマグゴウへの追悼ライヴを収録したアルバム。マグマ周辺最重要バンドだった彼等の一丸となった強烈な演奏での最後の雄姿がここに!(レーベル・インフォより)
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なスレあり
フランス出身、13年の唯一作で完成度の高いマグマ直系サウンドを聴かせたRHUNのメンバーたちが新たに結成したバンドの17年デビュー作。荒々しくもどこかミステリアスな響きを持つギター、囁くような浮遊感あるエレピ、怪しく蠢くベース、ジャズを核に持つ手数多くテクニカルなドラム。クリムゾン『RED』にも通じる緊張感を孕んだ重くダークな色調のアヴァン・プログレが強烈です。ギターが狂おしく暴走する攻撃的なパートが過ぎると不意にリリシズムある繊細なパートが現れたりと全編うっすらと暗黒を纏ってはいるものの表情は多彩。英語詞ヴォーカルも端正さを滲ませます。前身バンドからするとマグマ色は強くありませんが、時おりマグマ系の呪術的コーラスが湧き上がってきたりと決して油断なりません。アヴァンギャルドではあるのですが、とっつきにくさは意外にもなくむしろスタイリッシュな聴きやすさが備わった稀有なアヴァン・プログレの逸品です。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
小さい汚れあり
ギターのCharles、キーボードのMichel、ドラムのPhilippe、Goubin3兄弟を中心とするフレンチ・ジャズ・ロック・グループの76年デビュー作。手数多くビシビシとタイトに刻む精緻なリズム・セクションに乗り、ハード・ロッキンに弾きまくるワイルドなギター、神秘的に音を散らすエレピ、Eddie Jobsonばりにキレのあるエレクトリック・ヴァイオリンが三つ巴でやり合うスリリング過ぎるアンサンブルに手に汗握ります。そこに美声ながらどこか不穏な女声スキャットが入ってくると、一気にMAGMA的な暗黒が垂れ込め始め、ZEUHL系バンドとしての本領を見せ始め思わず戦慄。そうかと思うと、不意に即興風の淡い幻想が滲むパートを挟み込んでくるフランスらしいアーティスティックなセンスにも唸らされます。MAGMA譲りの暗黒、MAHAVISHNU ORCHESTRAにも向こうを張れる演奏の強度、そして繊細に音を描く芸術的な感性を兼ね備えたユーロ・ジャズ・ロックの傑作。これは凄いです。
定価2200+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯無
帯無、カビあり
MAGMA/ZEUHLサウンド影響下のフランスのベーシストFrancois Thollot率いるグループ。18年作4thアルバム。前14年作ではギタリストやサックス奏者がいましたが、4年を経た本作ではリズム・セクション+Wキーボードという4人編成でレコーディングされています。ビシビシとタイトに刻まれる変拍子リズムに乗って、緊張感あるフレーズを畳みかけるオルガンと、その周りをヒラヒラと舞うように奏でるエレピによって紡がれる、ダークさもありつつ気品も感じさせるジャズ・ロック。突如ヒステリックに爆発したり緩急の激しい演奏からはMAGMAを受け継ぐ「ZEUHL」の系譜を間違いなく感じるのですが、同時にIL BALLETTO DI BRONZOあたりを思わせる70sイタリアン・ヘヴィ・シンフォ的質感や、カンタベリー風の愛らしさも持ち合わせているのがこのバンドならではの特徴です。ギターレスというのも凶暴さを和らげ広がりあるサウンドを生んでいる要因でしょう。でも不穏さを煽るようなメロトロンの使い方なんかはさすがZEUHLバンド。キーボード・プログレ好きは是非ご一聴を!
MAGMA/ZEUHLサウンド影響下のフランスのマルチ・ミュージシャン、FRANCOIS THOLLOTによるグループ。11年デビュー作。編成は、リズム隊にギター、ピアノ、アルト・サックスの5人組。変拍子を散りばめながら急激な緩急でシャープに畳みかけるドラム、クリムゾン『レッド』期ばりの轟音ベースによる硬質なリズム隊からして圧倒的なテンション!さらに、緊張感をあおるミニマルなフレーズから疾走する早弾きまで緊張感をあおるキーボード&ピアノ、塊となって聴き手に襲いかかるギターとサックスが追い打ちをかけて、ヘンリー・カウやクリムゾンばりの強度でレッドゾーンを振り切ります。いや〜、凄まじい熱量とスピード感。アコースティックな音色もうまく配して音は芳醇さもあるものの、アンサンブルは終始キレキレ。狂暴な変拍子になぎ倒されっぱなしの痛快な傑作です。
80年代にはJaco Pastoriusとも活動した仏の名ドラマー&コンポーザー、80年の1stでZEUHL系の名作として人気が高い一枚。執拗に上下動の反復を繰り返すベース、ハードかつふくよかなトーンのジャジーなドラムによる鉄壁のリズム隊を土台に、ブラス・セクションが豪快に鳴り、女性コーラス隊が中世的/暗黒的な世界を描くサウンドは初期マグマ直系でいかにもZEUHL。ストリングスやフルートなど管楽器やヴィヴラフォンなどによるストラヴィンスキーをはじめとする近現代クラシック的なエッセンスも散りばめたアンサンブルは、「ジャズ・ロック」の枠にはおさまらないスケールの大きさが特筆です。マグマにも負けない精神性と音楽的野心を持った傑作。
80年代にはJaco Pastoriusとも活動した仏の名ドラマー&コンポーザー、前作から1年後にリリースされた81年作2nd。元ART ZOYDでソロでも名作を残す名ギタリストのAlain Eckertの他、仏フュージョン・グループST.ERHARTのメンバー(サックス、ベース)が参加。フュージョン・タッチのテクニカルさ&流麗さとマグマ的暗黒さ&野蛮さとが同居したスリリングなサウンドが印象的。タイトかつ引き締まったドラム、ハイポジョションでよく動くフュージョン系のベースによるリズム隊を土台に、マグマ的な男女コーラスとキレのあるホーンセクションが暗黒を描き、弦楽器やヴィヴラフォンやマリンバが近現代クラシック的なエッセンスを注入。そしてそこに高速で切れ込むAlainのギター!ZAOにも負けない超絶ジャズ・ロックを聴かせる名作です。
フランス出身、フェンダー・ローズ/ピアノ奏者、オルガン奏者のダブルキーボード編成の5人組新鋭ジャズ・ロック・バンド。07年作から6年ぶりの2013年作2nd。アグレッシヴに動きまくる跳躍力あるファズ・ベース、カンタベリー・フィーリングたっぷりな淡いトーンのファズ・オルガンが印象的。ヴォーカルも優美でメランコリック。ハットフィールド&ザ・ノースの1stにマグマの暗黒さをいいあんばいに注入した感じと言いましょうか、カンタベリーのメロウネスとマグマの緊張感が絶妙にバランスしたサウンドがかなり完成度高いです。繊細なタッチと流麗さを持った好グループです。ズール系ファンにもカンタベリーファンにもオススメ!
83年結成、フランスのチェンバー・ロック・グループ。本作は、結成前後にカセットのみでリリースされたデモ音源のCD化。重厚で暗黒なドラム&ベース、コバイア調の女性コーラス、悲痛に泣き叫ぶような室内楽器、実際の泣き叫び声、そして突如として牙を剥くメタリックでノイジーなフリップ系のギター、凶暴に豹変するアコースティック・ピアノ!重厚で暗澹たるリズム隊を土台に展開される、いわゆるZEUHL系のチェンバー・ロックのなかでも、サウンド全体が塊となって放つ「強度」という意味では、群を抜いている印象を受けます。怪奇度、恐怖度というベクトルでは、もはやMAGMAやUNIVERS ZEROを凌駕。
MAGMA〜ZAOのサックス奏者ヨシコ・セファーが同じくZAOのベーシストJoel DugrenotやキーボーディストJean-Louis Bucchiらと結成したプロジェクト、74年作1st。本作はMAGMA影響下のサウンドを聴かせる所謂ズール系ジャズ・ロックとはやや毛色が異なり、フリージャズ色はあるものの中期SOFT MACHINEやBRAND Xなど英国ジャズ・ロックに接近したサウンドを聴かせるのが特徴です。セファーのサックスもエルトン・ディーンを思わせる朗々とした歌うようなプレイが印象的だし、ギターの奔放なフレージングセンスや音数を詰め込むような速弾きはかなりジョン・グッドソール的だし、ベースは曲によってはもろパーシー・ジョーンズだったりと、アンサンブルの端々に英国ジャズ・ロック的な流儀が感じ取れるのが本作の面白み。しかしフレンチ・ジャズ・ロック・シーンの猛者たちだけあって隙のないサウンドに仕上がっているのはやはり流石と言うべきでしょう。フレンチ・ジャズ・ロックとしては異色ながら、英国ジャズ・ロックの名盤たちと同列に聴かれるべきクオリティを持った好盤です。
MAGMA〜ZAOのサックス奏者ヨシコ・セファーがZAOのメンバーらと結成したプロジェクト、75年作2nd。本作よりMAGMA全盛期のベーシスト=ヤニック・トップが参加。英国ジャズ・ロックの端正さを想起させた前作に比べると無国籍調のフリーキーで緊張感あるサウンドへと変化しており、ズール系バンド特有の不穏さを放出していて堪りません。セファーの滑らかながらもキレのあるサックスのプレイ、地の底から鳴るようなトップのベースはやはり強烈。傑作です。
モンスター・バンドMAGMAに連なるZEUHL系の実力派SHUB NIGGURATHのギタリストが結成したグループによる19年作。MAGMAの暗黒立ち込める強靭なサウンドを受け継ぎつつ、思わずのけぞりそうなほどヴァイオレンスに弾きまくるギターを軸とする『太陽と戦慄』ばりの緊張感も放出。大嵐のように吹き荒れるヘヴィ・プログレになぎ倒される衝撃の一枚!
1st、2ndリリース後に、クリスチャン・ヴァンデやヨシコ・セファーをはじめとする当時のマグマ全員に、ヴォーカルやギターなど元マグマのメンバーが加わったプロジェクト。その狙いは、なんとマグマ入門編の制作!1st、2ndと意欲的な傑作を生み出したもののフランスのリスナーになかなか受け入れられずアンダーグラウンドに甘んじていたマグマの状況をみて、フランス・ロックの未来を憂いていた元マグマのメンバーであり、1stをプロデュースしたローラン・チボーが、より分かりやすい作品を作るべく、クリスチャン・ヴァンデに企画を持ちかけ、実現したのがこのプロジェクトUNIVERIA ZEKTです。アルバムの前半では、マグマ1st、2ndにもあったブラス・ロック的エッセンスを強め、ブラッド・スウェット&ティアーズやシカゴに対するフランスからの回答、と言えるような明快なサウンドが鳴らされ、ヴァンデ作曲の後半では、密教的な叫びにより暗黒世界があらわれるなど、徐々にマグマ的世界へと引きずり込まれる展開となっています。対英米ロック的/密教的なマグマ・サウンドから離れ、英米ロック的イディオムで展開した奇才達による豪快なサウンドを鳴らす本作は、プログレ・ファンだけでなく、ジャズやブラス・ロックやスワンプ・ロックあたりのファンにも是非聴いてもらいたい逸品!
直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価2500+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
76年結成、84年に唯一のアルバムを残すフレンチ・ジャズ・ロック・トリオ、82年のライヴ音源を収録した22年リリース作。いやはやこのテンションは凄いです。GONG『YOU』におけるPierre Moelren&Mike Howlettばりの反復パターンを手数多く繰り出すリズム・セクション、Robert Frippの影響も感じる鋭利なナイフを思わせるギターワーク、そしてハイトーンの前衛的なヴォーカル・パフォーマンス!3人編成という事もありパフォーマンスの濃密さこそ譲るものの、この演奏のキレ、ヴォーカルが醸し出す異様な世界観はMAGMAにも近しいものがあります。特にこのギターとヴォーカルを同時にこなすフロントマンのPhilippe Cauvinはもはや超人的と言えるでしょう。たったアルバム1枚を残すに留まったのが信じられないその実力の程をこれでもかと見せつける傑作ライヴ音源!
ボーナス・トラック3曲、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価1200+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
軽微な圧痕あり
07年にデビューしたZEUHL系バンドSETNAのKey奏者、ベース、ドラムの3人による別働ジャズ・ロック・バンド、2010年デビュー作。SETNAはドラマーが中心で作曲も担当していましたが、本作はKey奏者が作曲。SETNAと比べて、よりテクニカルでダイナミズム溢れるサウンドが特徴です。シャープかつ肉感的に手数多いビートを刻むドラム、ファンキーと言えるほどにブイブイと強靱にうなる、これぞズール!と言えるベース、そしてジャズというよりはシンフォニック/プログレッシヴに鳴り響く荘厳なムーグ・シンセやメロトロン。ロック度の高いアグレッシヴな楽曲を軸に、ミニマルなエレピが深遠に鳴り、女性ヴォーカルが不穏なコーラスを付けるズール系らしい楽曲もはさみつつ展開します。レーベルメイトであるNEOMの女性ヴォーカリストとサックス奏者が参加。
小さな荷物をポストにお届けするヤマト運輸によるサービスです。全国翌日配達(一部地域をのぞく)、投函完了をメールにてお客様にお知らせします。
クロネコ宅急便の場合(3枚以上ご注文)、配達日・時間の指定可能
領収書の発行、ヤマト営業所留めも承っております。注文時に備考欄にてお知らせください。
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お品物に郵便振替用紙を同封いたします。ご注文日より2週間以内に、最寄りの郵便局にてお支払いください。
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郵便局の口座をお持ちでなくても、お振り込みいただけます。振込み手数料はご負担いただいております。
お品物に振込先を記入した用紙を同封いたします。ご注文日より2週間以内に、お振込ください。
埼玉りそな、PayPay銀行にお振込いただけます。振込み手数料はご負担いただいております。
3枚以上ご注文の場合、ヤマトの代金引換サービス(宅急便コレクト)をご利用いただけます。
現金の他、クレジットカード、デビッドカードでのお支払いが可能です。
商品代金、送料の他に宅急便コレクト手数料330円(税抜300円)をいただいております。
中古CDを安心してお買い求めいただけるように、日々サービス面の向上を目指しております。