74年作の6th。ジョニと言えばオープン・チューニングのギターによる自由自在のコード進行とその上を軽やかに舞うようなメロディが持ち味。デビューからのギターやピアノの弾き語りスタイルでも充分に色彩に溢れていましたが、本作では、西海岸のトップ・フュージョン系ミュージシャンを起用し、孤高でいてたおやかな、一層色彩感覚が研ぎ澄まされた鮮やかなサウンドを聴かせています。それにしてもジョニが描く奔放な音楽にカチっと流麗なフレーズで彩るバックの演奏陣は見事の一言。ディランのフォーク・ロック化と同じぐらい革命的ともの言える、フォークとジャズが手を取り合った傑作です。
【タイトル追加】JONI MITCHELLが好きな人におすすめしたい、清涼感あふれる英米フィメールSSW&女性ヴォーカル・グループ特集!
ジョニに通じる、瑞々しく清涼感のある女性SSWアルバムを英米よりピックアップしてまいります!
ジョニ・ミッチェルから出発、透明感溢れるハイトーンが魅力の女性SSW作を探求!
カケレコ棚から、透明感溢れるハイ・トーンが魅力の女性SSW作をピックアップしてまいります!
ジョニ・ミッチェルが1969年にリリースし、シンガー・ソングライターとしての礎を築いた『青春の光と影』をピックアップいたしました。
スタッフが日替わりでオススメ作品をご紹介する「日々是ロック」。本日はシンガー・ソングライター時代の幕開けを告げる、1970年にリリースされたアルバムをピックアップ。
60〜70年代SSWの遺伝子を引き継ぐ、現代の才能あふれる女性シンガー特集!
先日カケレコ棚を覗いたら、60〜70年代SSWの遺伝子を引き継ぐアーティストの作品が、思いのほか多くありましたので、ピックアップしてまいります。
「聴けば聴くほど味が出るスルメ盤」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
聴き込むごとにじわじわとその良さがわかってきて、いつの間にかなくてはならない愛聴盤に・・・いろんなジャンルから、そんなスルメアルバムをご紹介してまいりたいと思います。
雄大な大自然のような美しいリリシズムに溢れた、カナダのSSW作品をピックアップいたしました。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 側面部に色褪せあり、カビあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 圧痕あり
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ジョニの中でもハイセンスな一枚だが、入りやすさでもトップ(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
彼女の録音盤の中でも「ブルー」「ヒジュラ」と並び、三強と呼びたいです。ジャズ指向になったと言うより、ジャズのアレンジやコードを合せてみたら彼女の音世界にしっくりきた、というところでないのか、と。電化しているのはベースとキーボード、若干のギター程度でほとんどアクースティック世界です。中でもフルート、木管を使ったアレンジが新鮮。豪華なゲスト・プレイヤー、バックグラウンド・ボーカルの中に埋没することなく彼女の声が響きます。
わたしは彼女の曲づくりは声と詞を的確にリスナーに届けるためにあると思っていて、独自なリズムで歌われる声の綺麗なこと比類ありません。ほかの人が歌ったらただの早口になってしまいそうです。
ふくよかな豊かさがあって、しかも乾いているのがジョニ・ミッチェルの特徴です。自身の恋愛、または失恋の曲でも映画のワンシーンのように綺麗に切り取られていて、リスナーの情感に訴えたりしません。そこが長く聴き続けても疲れない理由です。自分の話で恐縮ですが、わたしは学生時代に無理やりジョニ・ミッチェルを聴かされました。彼女のことを知らなかったわたしに、先輩が大量のレコードを持ってきてくれたのです。それ以来つかず離れず彼女の音楽を聴き続けています。こんな経験でもしなければ出会わなかった人であると思うので、先輩にはとても感謝しています。