オランダのプログレッシヴ・ロックバンドFocusの2作目です。キーボーディスト兼ヴォーカリストのThijs Van LeerとギタリストのJan Akkermanがバンドの顔なわけですが、ヨーデルを取り込んだ一種形容できないLeerのスタイルと、カミソリの様に硬質でありながら最高にキャッチーなAkkermanのギタープレイが絡み合って不思議な高揚感が独自のハード・ジャズ・ロックでありながらそれ一辺倒にはならずに、優雅でメロウな曲も創作でき る何とも稀有な存在!一度嵌ったら、抜け出せない魔的な魅力を放った作品です。1曲目の「Hocus Pocus」は、ハードでキャッチーなギターリフと変てこなヨーデル風スキャットが炸裂しています。2曲目以降は打って変わって叙情的な作品が続きます。ヨーロッパの香り漂う佳品ぞろいです。 そして最後に23分の組曲「Eruption」で締めくくりとなりますが、これはもう鳥肌ものの名曲。まだフュージョンというジャンルが世に出る前からロック、ジャズ、クラシックを融合したクロスオーヴァー・サウンドを作り出していたのは特筆に価します。
5大プログレを凌駕する演奏テクニックと多彩なアイディア・作曲能力で人気を得た英プログレ・バンド、初期の代表作と云われる傑作4th!
1,390円(税込1,529円)
GENTLE GIANT/ACQUIRING THE TASTE
実験精神あふれる趣向を凝らしたアイデアの数々を技巧的なアンサンブルで描き出す、初期GGの持ち味が発揮された71年2nd
490円(税込539円)
イアン・アンダーソンが全権を握った1969年発表の第2作
唾吐きフルートとアグレッシヴな女性Voが特徴的なブリティッシュ・ロック、70年唯一作
72年作2nd、VDGGファンなら必聴と言えるダークかつドラマティックな英プログレ名盤
イタリアン・ヘヴィ・シンフォニック・ロックを代表する衝撃作、73年リリース
ヴァイオリンやフルートをフィーチャーした「スペインのクリムゾン」とも云われるヘヴィ・プログレ・グループ、78年リリースの1st
72年作5th、緊張感、幻想美、構築性、ダイナミズム、超絶技巧!これぞプログレと言うべき要素が詰まった超傑作!
72年発表4th、「Watchers Of The Skies」「Supper's Ready」などの代表曲を収録
次作「ジェラルドの汚れなき世界」とともにバンドの代表作として名高い71年作4th
フリップ、ウェットン、ブルーフォードの三人が尋常ならざる緊張感の中で生み出したクリムゾンを代表する傑作、74年作7th
カンタベリー・ロックの最重要作であるだけでなく、英国ジャズ・ロックの代表作とも言える70年作3rd!
ケヴィン・エアーズの呼びかけに応え、英米ロック界指折りの曲者たちが集結した74年の歴史的コンサートを収録
73年5th、70年代英国ロック屈指の名盤であり、それまでの彼らの集大成を最高の形で結実させた一枚!
ソフト・マシーン『Third』と共にカンタベリー・ロックの代表作と言える一枚、71年発表の大傑作3rd!
5大プログレも凌駕する超高度な演奏力と音楽性を有するプログレ・グループ、70年デビュー作
72年作2nd、VDGGファンなら必聴と言えるダークかつドラマティックな英プログレ名盤
彼らの出世作と言える76年リリース4th、キャッチーでスリリングでスケール感溢れるサウンドはこれぞアメリカン・プログレ!
複雑に構成されたプログレッシヴな楽曲展開とキレのあるハード・ロック・サウンドを融合させた初期の傑作、76年作
イタリア、地中海/中近東的エキゾチズムと超絶ヴォーカルを擁する熱量ほとばしる演奏が融合した、まさしく唯一無二のジャズ・ロック、衝撃の73年作1st!
72年2nd、爆発的にエネルギッシュ!イタリアン・ロック必殺の傑作!
イタリアン・ヘヴィ・シンフォの大傑作、73年作
フレンチ・プログレを代表するグループ、前2作に比べキャッチーになった楽曲と緻密なバンド・アンサンブルで聴かせる77年作3rd、名盤!
ダモ鈴木のアナーキーなヴォーカルが炸裂する71年リリース3rd!
スペイン、アンダルシア・ロックの最高峰、とめどなく溢れだす哀愁、75年デビュー作!
Jan HammerやRick Lairdらマハヴィシュヌのメンバー参加の74年作、熱くスリリングな演奏が堪能できる傑作
<BACK TO THE 1971>第27回:71年10月に誕生した名盤たち!
今からちょうど50年前、1971年10月にはどんなロック名盤が誕生していたのでしょうか!?
50周年連載企画<BACK TO THE 1971>第25回:FOCUS『MOVING WAVES』
「フォーカスは「HOCUS POCUS」しか聴いたことがないなぁ」という方へ、気品に溢れた叙情的な曲の数々をご紹介!
【中古棚探検隊】FOCUSの元ネタが聴ける『SOLUTION / DIVERGENCY』
中古棚にひっそり佇んでいる「これは!」という一枚を見つけ出して聴き所をご紹介します!
イギリス以外のプログレを代表する名バンドと言ったらオランダのFOCUS。そんなFOCUSがお好きという方に聴いてみて欲しい作品をご紹介。
オルガンが素晴らしいユーロロックの名曲をピックアップ。
ベテラン音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!
1970年からちょうど50年!半世紀前にはどんな名盤が生まれていたのでしょうか?今回はユーロからピックアップ。
【タイトル追加】気になるあのアーティストを一気聴き!アーティスト別BOXセット特集☆
気になるアーティストの作品群をまとめて堪能したい?ならボックスセットで一気聴きがオススメ☆
「クラシックの日」にちなんで、クラシック名曲をモチーフにした作品を中古棚よりピックアップ!
ヤン・アッカーマン来日公演@ビルボードライブ東京(10/28) ライヴレポート
10月28日に六本木のビルボードライブ東京で行われたヤン・アッカーマンの来日公演に行ってまいりました!
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無
帯【有】 解説【-】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 小さい圧痕あり
FOCUSの中ではこれを最高傑作に挙げる人も少なくないのでは?馬鹿テク&狂気じみた怒涛の速度で繰り広げられる「Hocus Pocus」はもう凄すぎて笑うしかありません。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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抒情型ハードロック・バンド(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
フォーカスなんてバンド、あったっけ。となりそうな、かつて一世風靡したバンドで、プログレなんてジャンルがない時期にも彼らは人気ございました。来日コンサートもしたぐらいです。今となっては、脚光が当たっていた時代があったから逆に寂寞感が漂っている気配さえあります。オランダならヨハン・クライフと同じぐらいネーム・バリューあったはずです。
何より奇妙なスキャット以外は一本調子のリフでしかない謎のハードロック「ホーカス・ポーカス」です。それと「フォーカスII」や「イラプション」の抒情性が両立するところが彼らの取り柄。要するにジャンル関係なくエンタメしたかったんでしょう。「イラプション」のサンタナのようなムーディなギターと、つるつるのブルーズ・ギターは、同じ人が弾いていると思えません。アケルマンだけでなく。タイス・ファン・レールもそうです。唾吐きフルートという言葉が生まれたのはファン・レール出現からです。20分以上の演奏を、だれることなく演れるハードロックなんて、彼らのほかにはマウンテンかキャプテン・ビヨンドしかおりません。
音が古臭いですって。なに、キャメルよりずっと愛すべきですよ。過剰なメランコリーがないですから。2024.09.12