スタッフ・レコメンド～プログレッシヴ・ロック

アイスランド出身なのに、なんだこの地下スタジオみたいなカビ臭さは！北欧バンドに期待される透明感ゼロ、ダークで疾走感溢れる堪らんハード・ロックを鳴らす伝説の自主リリース盤！

若干17歳のメンバーで結成された早熟バンド、スポンティニアス・コンバッションの中心メンバーが結成したグループ。クラウト・シーン随一の敏腕コニー・プランクがプロデュースを手掛けた作品で、ジェントル・ジャイアンツ meets イエスな超絶プログレが炸裂っ！

こ、この1曲目、ずばり旧ユーゴからのフランスATOLLへの回答！シャープなリズム隊、壮麗なキーボード、音響センス抜群なギター、そして、スロヴェニア語のセンチメンタル＆ドラマティックなヴォーカル。ジャケはトホホですが、サウンドはグレイト！

エスノ・テイストを特徴とするジャーマン・ジャズ・ロック・バンドと言えば？インド最高峰の女性声楽家Shobha Gurtuとその息子でマクラフリンのバンドでも活躍する打楽器奏者Trilok Gurtuが参加した、14分の大作がオリエンタルかつファンタジックな大名曲！

英ハード御三家ならツェッペリン、パープル、サバス。四天王ならこのバンドが入って来ますよね。彼らの代表作と云われるこのアルバム、荘厳さやドラマチックさなら間違いなく英国ハード・ロック最高峰！

パンク〜NWが盛り上がりを見せる78年にリリースされた通算9作目。時代も反映して従来よりも煌びやかでポップですが、開放感のある瑞々しいメロディや、各楽器が緻密に織り上げる構築的なアンサンブルの妙は流石のYES。プログレッシヴ・ポップとして秀逸な出来栄えの一枚！

情熱と悲哀を織り込んだメロディ、大仰過ぎる程の甘美で壮大なオーケストレーション。たとえ伊ロック・ファンならずとも、シンフォニックなプログレがお好きならきっと心震わすことでしょう。プログレッシヴなアプローチが完成されたと言える名作！

GGを思わせる多彩な音楽性と変幻自在な曲展開、シアトリカルで表情豊かなヴォーカル、そして北欧らしい透明度の高さ。アイスランドのベテラン・バンドによる風格漂う傑作。

YESやGENESISからの強い影響をベースに、繊細かつ湿り気を帯びた英国的なサウンドを聴かせる米シンフォ。ジャケ・イメージに違わぬポップ・テイストを取り入れつつも、相変わらずのテクニカルでファンタジックな音世界が楽しめる77年2nd！