スタッフ・レコメンド～プログレッシヴ・ロック

何と言っても主役を張るエッジの効いたヘヴィなギターが抜群にカッコいい！終始スリリングに動き回るテクニカルなギタープレイは、Peter Banksあたりに近い印象。83年に人知れず残された、攻めのブリティッシュ・ジャズ・ロック快作！

RTF的なテンションの高いテクニカル・フュージョンと思いきや、ホールズワースっぽいギターソロやジョブソンっぽいシンセが飛び出したりと英プログレ的な緊密さが出てきて、「RTF＋U.K.」と言えちゃいそうなサウンドを構築！

ポーランドを代表するエネルギッシュなヴォーカリストと言えば？ マハヴィシュヌのメンバーが参加した74年作の熱気とテンションたるや凄まじい…！ヤン・ハマーをドラムに回してオルガン/シンセ/エレピ/メロトロンを弾きこなす鍵盤奏者としての力量にも注目。

タイ・フォンのkey奏者が結成したバンドで、タイ・フォンからもKhanh Mai、Tai Sinh、Jean-Jacques Goldmanが参加する唯一作。とは言えタイ・フォンのサウンドとは趣を異にする、いかにも仏らしい色彩感覚を持ったアーティスティックな傑作です。

西にトルコ、東にカスピ海、南にイランと接する東欧の国アルメニア生まれのプログレだって！？ペルシア地方の民族楽器KEMATCHA（弦楽器）とSANTOUR（打楽器）の他、フォルクローレ風の管楽器をフィーチャーしたエスニック色濃厚なサウンド！

元グレイトフル・デッドのkey奏者が率いるバンドの72年作なんですが、これ、まるで北欧のジャズ・ロック・バンドみたい。

ブリティッシュ・ロック由来のソリッドさと叙情性、そしてジャーマン・ロック的な荒々しさとサイケデリックなまどろみ感。それらを絶妙にブレンドしたサウンドこそ彼らの持ち味ですね。前作以上にハードな切れ味を増した、次作での大成功を予見させる73年作3rd！

チェコ随一のプログレ系レーベルSUPRAPHON編集のジャズ・ロック・コンピ。BLUE EFFECTやJAZZ Qら有名バンドのほか、ENERGIT、IMPLUS、COMBO FH、MAHAGONほか、実力派バンドたちの音源が満載の全31曲！