BELLE203405(MARQUEE) 【2020年発売CD】
紙ジャケット仕様、SHM-CD、定価3000+税。
かつて2枚の名作を残した仏シンフォ・グループが、奇跡の3rdをリリース!クラシカルなオルガンと悲哀を帯びたトーンのギター、妖艶なフルート、憂いを秘めたヴォーカル...。すべてが往年のまま繰り広げられるサウンドに冒頭から早くも胸が熱くなります。
トルコ系フランス人メンバー達によって結成され、79年と81年に名作を残したシンフォ・グループが、約40年を経てリリースした2020年作3rdアルバム!1曲目「Deadline of a Lifetime」からもう言葉を失います。クラシカルなオルガンをバックにベース、ギター、フルートが残響のようにフレーズを繰り返す幻想的なオープニング。そこから力強いリズムを得て、オルガンと悲哀を帯びたトーンのギターが一気に疾走を始めるアンサンブル。シンセとギターが短いソロを交換すると、満を持して歌い出すあの低く落ち着いたヴォーカル...。すべてが往年のまま繰り広げられるシンフォニック・ロックに冒頭から胸がグッと熱くなります。「妖艶」という表現がぴったりな少しエキゾチックなフルートも端正なアンサンブルを表情豊かに彩っていてとにかく素晴らしい。終始薄霧に包まれているような幻想的で浮遊感に満ちたサウンド・プロダクションも、このバンドの叙情美を引き出す効果を上げていて見事です。復活作に多い現代的に洗練された音はほぼ登場せず、まさに2ndアルバムの続きといった趣。ですので当時の2枚が愛聴盤という方なら、これは感動すること間違いなしでしょう。ずばり傑作!
CELESTE/IL PRINCIPE DEL REGNO PERDUTO
76年の名盤で知られるイタリアン・ロック・グループ、期待に違わぬ珠玉のメロトロン・シンフォを聴かせる2021年作!
2,590円(税込2,849円)
ANTONY KALUGIN/STELLAR GARDENER
KARFAGENやSUNCHILDを率いるウクライナ出身の才人キーボーディスト/マルチ・プレイヤーによる21年ソロ作!
2,290円(税込2,519円)
SAMURAI OF PROG/LADY AND THE LION
イタリア/フィンランド/アメリカ出身の3人を中心とする人気多国籍シンフォ・グループ、グリム童話を題材とする2部作の前篇を描く2021年作!
1,192円(税込1,311円)
LOCANDA DELLE FATE/MISSING FIREFLIES
これは驚きました!イタリアン・シンフォの最高峰バンドによる2012年作、1曲目を聴いて心躍らないプログレ・ファンは居ないと断言!
2,690円(税込2,959円)
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『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜「雪見プログレ」〜
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【タイトル追加】「若い者には負けちゃいられん!」とばかりの、往年の名バンド達による貫禄の新作群を探求!
続々登場する新鋭バンドに負けじとハイクオリティな作品を発表している、70年代に活躍したベテラン・バンド/アーティストたちの作品に注目してまいります☆
「プログレ氷河期」1980年に生まれた、鮮烈なプログレ名作をピックアップ!
夏バテ気味のあなたに涼風を運ぶ、リリカルなフルート入りプログレ・セレクション!
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芸術の秋!プログレの秋!
雪景色にぴったりの幻想プログレ紀行〜ユーロ、北米、南米周遊の旅〜
『雪景色にぴったりの幻想プログレ紀行』と題しまして、透明感あるファンタスティックでリリカルな作品を求めて、世界中をご案内!
かつて2枚の名作を残した仏シンフォ・グループが、奇跡の3rdをリリース!クラシカルなオルガンと悲哀を帯びたトーンのギター、妖艶なフルート、憂いを秘めたヴォーカル...。すべてが往年のまま繰り広げられるサウンドに冒頭から早くも胸が熱くなります。
レーベル管理上、紙ジャケットに若干圧痕がある場合がございます。ご了承ください。
テクニカルで硬質な演奏ながら、ひんやりと肌触りの良いキーボードのロングトーンが効いており、聴き心地はマイルド。フランスらしい粛々としたメランコリーの中にトルコ由来のエキゾチズムが滲むユーロ・シンフォ必聴作!
紙ジャケットに圧痕があるため、値引きセール品になります。
テクニカルで硬質な演奏ながら、ひんやりと肌触りの良いキーボードのロングトーンが効いており、聴き心地はマイルド。フランスらしい粛々としたメランコリーの中にトルコ由来のエキゾチズムが滲むユーロ・シンフォ必聴作!
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当時のサウンドそのままにASIA MINORが帰ってきた♪(2 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
80年代のフランスを代表するシンフォ・バンドASIA MINORが40年振りの3rdアルバムをリリースしたと知り、思わず声を上げてしまったくらい驚いた。
まさか、新作が聴ける時が来るとは!!
如何にも日本人好みのメロディだけど「日本盤のみ、紙ジャケット、SHM-CDにての先行リリース」って・・・今回のアルバム・リリースは日本側から仕掛けたのかな!?
80年リリースの2ndアルバム「Between Flesh And Divine」は今でも時折取り出して聴いているお気に入りなので、ファンとしてはこの復活劇を喜ぶべきなのだが、正直なところ若干の不安があったことも事実。
当時のメンバーが残っているとは言え40年の歳月はあまりに長すぎる。
最近のプログレ・サウンドにアップデートされているかもしれない。
それはそれで聴いてみたいけれど、僕は甘美で翳りのあるあのサウンドが好きだったのだ。
でも、大好きなバンドの新作を聴かないわけにはいかない。
・・・そんな葛藤は杞憂に過ぎなかった。
ギターやフルートの音色、声域は広くないが温もりを感じるヴォーカル−感情をこめて歌うタイプではないので、どこか冷めた感じを受けなくもないのに不思議−など、当時のイメージそのままのASIA MINORサウンドを聴くことが出来る。
「彼らの最高傑作か?」と言われると2nd大好きな僕は素直に「YES」とは答えないけれど、お気に入りの1枚に加わることは間違いない。