SHM-CD、ボーナス・トラック10曲、マスター1998年、定価1714+税。
レイ・デイヴィスが生みだしたメロディの中でも極上と言える美メロ。管弦楽器が彩るドリーミーなアレンジ。後半の大団円に向けて盛り上がる展開。キンクス屈指の名曲ですね!
DAVIS兄弟率いる英国四大ビートの一角、KINKSの69年作7th。元々テレビ・ドラマ用に作られていただけに、物語性が強く出ています。フォーキー路線からロック路線へ転換していく時期でもあり、多彩なコーラス・ワークを使い分けた楽曲群が楽しめるアルバムです。疾走するリズム、素朴で牧歌的なコーラスが印象的なロックンロール「VICTORIA」、切なく歌いあげるヴォーカルとアコースティック・ギターが美しいメロディを奏で、コーラス・ハーモニーとホーン・セクションが怒涛のクライマックスへと導く「SHANGRI LA」、DAVE DAVISが繰り出す多彩なリフとおおらかな合唱が絡みあうシャッフル・ナンバー「Arthur」など、聴き所は満載です。KINKS全盛期に発表された名盤。
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. ヴィクトリア |
2. イエス・サー、ノー・サー |
3. サム・マザーズ・サン |
4. ドライヴィン |
5. ブレインウォッシュド |
6. オーストラリア |
7. シャングリ・ラ |
8. ミスター・チャーチル・セッズ |
9. マリーナ王女の帽子のような |
10. 若くて純真な時代 |
11. ナッシング・トゥ・セイ |
12. アーサー |
13. プラスティック・マン (MONO) (ボーナストラック) |
14. キング・コング (MONO) (ボーナストラック) |
15. ドライヴィン (MONO) (ボーナストラック) |
16. 母の腕の中に (MONO) (ボーナストラック) |
17. ディス・マン (MONO) (ボーナストラック) |
18. プラスティック・マン (未発表ステレオ・ミックス) (ボーナストラック) |
19. 母の腕の中に (未発表ステレオ・ミックス) (ボーナストラック) |
20. ディス・マン (未発表ステレオ・ミックス) (ボーナストラック) |
21. マリーナ王女の帽子のような (未発表モノ・テイク) (ボーナストラック) |
22. ミスター・シューメーカーの娘 (未発表曲) (ボーナストラック) |
ジャズ色を強めた緊張感みなぎるインストゥルメンタルが素晴らしい69年作2nd!
69年作の3rd、天才ピーター・グリーンの深淵なギターが堪能できる名作
「GET BACK」セッションが空中分解し、バラバラになってしまったビートルズ。「昔のように結束して作ろう」というポールの呼びかけに応じ、メンバーみんなが「ビートルズ最後」を意識しながら録音された悲壮感と感動が渦巻くラスト・レコーディング・アルバム
69年発表、ロック・シーンの流れを変えた歴史的デビュー作!
「胸いっぱいの愛を」「ハートブレイカー」を含む69年2ndアルバム、英米チャート1位を獲得、彼らの名を世界に知らしめた超傑作!
メロトロンを大々的にフィーチャーしたドラマティックな名曲「SPACE ODITY」収録、69年2nd
69年発表、英ジャズ・ロックのみならず、レイト60s英国ロックとしても屈指の傑作!
鬼才Manfred Mannがプログレを志向して結成した第2のリーダー・バンド、サックスやフルートが活躍するジャズ・ロック・サウンド、69年1st!
70年発表、プログレと言えばこのジャケ!A面の大作、B面の小曲集ともに美しく気品ある佇まいの名曲で固められた傑作
「ギミー・シェルター」「無情の世界」などを収録した69年作、60年代のストーンズを締めくくるに相応しい風格を帯びた傑作
後にコロシアム〜ハンブル・パイで活躍する名ギタリスト、デイヴ・クレム・クレムソンが在籍したバンド、69年作。
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キンクスのアルバム・ランキング-米音楽サイトSTEREOGUM選
キンクスの24作品のランキングをピックアップ!
ベスト・コンセプト・アルバム-米音楽サイトALL MUSIC選
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盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干折れ・若干圧痕・若干汚れあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、若干スレ・軽微な汚れあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ビニールソフトケースの圧痕あり、解説にウォーターダメージあり、カビあり、帯両面テープ貼付
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、若干カビあり
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まさにドラマチック・ロック(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
主人公のアーサー・モーガンはどちらかといえば保守的な英国人。兄弟と長男を戦争で亡くし、オーストラリアに移住。求めていた平穏な生活を年老いた身で振り返ってみると、これが俺の求めていたものなのか、と愕然とする…。TVドラマの音楽として受注したものの、肝心のドラマ企画がぽしゃってストーリーと音楽だけが残っている、という稀な例です。しかもこれが英国の若者に支持されなかった。キンクス苦労物語を地で行くアルバムで、これがこれが素晴らしい。キンクスの魂がまたたいているような見事さです。
わたしが特に震えるのが6. Australia、7. Shangri-La、 8. Mr Churchill Says の流れ。移住、そして安住の地の薄っぺらさに愕然とし、国家にまで不信を抱くという主人公の心の動きを、クールに追いながら、曲の後半にあっと驚くカタルシスを持ってきます。6. Australiaの長いコーダ部分、7. Shangri-Laのカッティングを合図に急坂を転げるようなアンサンブル。キンクスはけっして演奏技術に長けたバンドではなく、メンバーがぎりぎりのところで挑む演奏は応援するしかありません。フーのように煽られるわけでなく、ストーンズのように乗せられるわけでもなく、キンクスの音にはユーザーが参加せざるを得ない磁力があるんです。
いいアルバムです。何度もリプレイしたくなる盤です。