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MEMORIANCE

PP112(PAISLEY PRESS) 【2015年発売CD】

デジタル・リマスター。

評価:40 1件のレビュー

アトールと同じEURODISCよりデビューしたもうひとつのフレンチ・シンフォ・グループと言えば?

アトールと同じEURODISCより76年にリリースされたデビュー作、フレンチ・ロックの名作

フランスのシンフォニック・ロック・グループ。ATOLLと同じEURODISCレーベルから76年にリリースされたデビュー作。音の組み立てはスティーヴ・ハケットとスティーヴ・ハウからの影響を感じさせつつも、繊細なタッチのとろけるようなトーンや、歌うようにエモーショナルなチョーキングがオリジナリティを放つ魅惑的なギターを中心に、静かでいてドラマティックに展開していくフランスらしいアーティスティックなシンフォニック・ロックが印象的。ゴリゴリとアグレッシヴなベース、手数多くも安定感あるドラムによるリズム隊も素晴らしいし、なんとも幻想的にたなびくキーボードも良い感じ。端正かつマイルドで気品を感じる男性ヴォーカル、フランス語の流麗なメロディも絶品です。アトール、アンジェ、モナ・リザあたりのフレンチ・ロックの名バンドにも一歩も引けをとらないと言って過言ではないでしょう。名作です。

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レビュー一覧

評価:4 ようやくCD化されたフレンチロックの魅力がギュッと詰まったアルバム(5 拍手)

ike333さん レビューをすべて見る

中学生の時に何気に買ったレコードがその後40年近く愛聴盤となるとは思いませんでした。洒落たシャンソンの様なメロディーで、「夢の異国で彼女が廻る、自分は何処にいるのだろう」と歌うシンフォニックな世界は、まさに夢見心地、四人囃子の一触即発のようなdeja vu感もあります。かちっと制作した2作目のフィリップスから出たアルバムに比べて、リリカルなピアノ、淡いフランス的な音のキーボード群、とろけるようなトーンのギターや、パタパタ感はあるが叩きまくるドラムスなど、”全体的にテク的には若い”といった感じは残りますが、いかにもAnge、Pentacleなどが登場した当時のフレンチロックシーンの魅力を凝縮したような素敵なアルバムです。(レコードからディジタル化する作業も必要なくなり)待ちに待ったCD化でした(祝!)

ナイスレビューですね!