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ネットショップなのに、試聴機が!? スタッフがテーマ別にCDをセレクト&レコメンド!
70年代、英国ハード・ロックの影響を受けて誕生した米国ハード・ロック・シーン。パワフルなブルース・ロック・グループが多く誕生し、活躍する一方で、くすんだトーンのハモンド・オルガン、荘厳なメロトロン、泣きのファズ・ギター、幻想的なフルートなど英国直系の陰影あるメロディを奏でるグループも良質な作品を残していました。憂いを含み、ディープでアンダーグラウンド感溢れる作風はVertigoレーベルに通じるものがあります。
今回は英国ロック、中でもVertigoファンへ向けて「暗くブリティッシュナイズされた米ハード」のアイテムをカケレコが厳選。「こんな所に新しいアンダーグラウンド・シーンが!」、なんて感じていただければ幸いです。是非お楽しみください。
それにしても凄い音圧!超重量級のリズム隊、強烈に歪んだファズ・ギター、エネルギッシュなシャウト・ヴォーカルが一体となって終始ヘヴィにエキセントリックに畳みかける米ハード名作!
71年唯一作より。深刻なハモンド&深いエコーのかかった激情ヴォーカルが印象的な組曲調の長尺ヘヴィ・サイケ。粗削りながら、パープル/ツェッペリンが融合してサイケに接近したようなクラシカルでドライヴ感溢れる英国的名曲です!
71年作より。ソウルフルなヴォーカル、スリリングなフレージングのギター、幻想的なフルート、タイトなリズム隊によるアンサンブルは、強力。ハードなパートとアコースティックなパートとを織り交ぜたスケールの大きな構成が見事。
テキサス出身71年作。カントリー・タッチのサイケ・ハードのバックに、メロトロンが溢れ出す様式美サイケ・ハード。哀愁ほとばしるスティール・ギター、叙情溢れるメロディ、憂いを帯びたヴォーカル、心揺さぶるハーモニーが印象的。
カプリコーン・レーベルではめずらしいブリティッシュ・スタイルの陰影ある逸品。ポール・ロジャーズを彷彿とさせるスモーキー&ソウルフルなヴォーカルが良いんです!
デレク&ザ・ドミノスなどで活躍するLAが誇る名ドラマー、ジム・ゴードンがプロデュースした米オルガン・ハード!知名度は低いながらもオルガン・ハードとしてクオリティの高い一枚。
「アメリカのCRESSIDA」とも称されるフロリダのグループ。69年作。ジャズロック調の気品ある鍵盤使いとプログレッシヴな曲展開、シリアスな雰囲気を湛えた英国的音像はVERIGOファンも垂涎の代物。悪趣味なキーフみたいなジャケは狙いすぎ?
カナダの5人組バンド。サイケ〜プログレの過渡期に生まれた69年唯一作。オルガンを軸にしたDOORSらUSアートロック勢からの影響を土台に、英国叙情/哀愁とシリアスなエッセンス、そして拭いようの無いいなたさとアングラ臭が滲む愛すべき連中。
アコースティックなイントロから、鋭角なギター・リフが切れ込む瞬間のカッコ良さときたら!強烈な哀愁を放つメロディも悶絶。これを聴いてニンマリしないハード・ロック・ファンは居ないはず! 元祖NWOBHM!
米国にこれほどまでにVERTIGO勢に匹敵するグループが居たとは。ロバート・ワイアットがドラムで、マイク・パトゥがヴォーカル&ギターで、キース・エマーソンがオルガンで、ジャック・ブルースがベースだなんて言ったら褒め過ぎだけど、でも、悶絶のカッコ良さ!