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【レーベル選:HARVEST】進化する英ロックを次々と収穫した偉大なレーベル

・進化していくロックを次々に収穫、英ロックの歴史を創り上げた偉大なレーベルHARVEST
百花繚乱に咲き乱れる60年代後半の英国ロック・シーン。様々な革新的な音楽性を持つアーティストに対応すべくインディー・レーベルがこぞって誕生。レーベル特集第二弾は、その中からHARVESTレーベルをピックアップします。

HARVESTはEMI傘下レーベルであったPARLOPHONE、COLUMBIA、HMV、REGAL-ZONOPHONE等に散らばっていたロック部門の作品を統合する形で、69年に設立。実験精神豊かなロック・グループを売り出す方針により、個性的なグループを数多く世に送り出しています。代表的なサウンドを3つに分けて紹介しましょう。

1.シンフォニック・ロック
60年代末期、新しいロックへの試行錯誤の一つとして注目されていた「クラシック音楽への接近」。HARVEST所属アーティストでも、オーケストラとの共演盤をリリースしたDEEP PURPLEや、ロックとオーケストラを融合させたPINK FLOYD、専属オーケストラを所有したBARCLAY JAMES HARVEST等、様々な手法により試みられており、従来のロックにはないダイナミズムを生み出しています。

2.サイケ・フォーク
60年代後半、サイケデリック文化の影響は、ロックと同様にフォークにも及び、従来のフォークよりも幻想的でドローンとした雰囲気を生み出しているサイケ・フォーク作品が多く誕生しました。HARVESTにもROY HARPERを始め、TEA AND SYMPHONY、FORESTなど多くのアーティストが在籍。

3.ファンタジック、牧歌的なメロディ
「収穫」というレーベル名が示すとおり、英国の田園風景を思わせるような牧歌的なメロディを持つアーティストが多く在籍している点も特徴の一つ。特にレーベル名を冠したBARCLAY JAMES HARVESTや、KEVIN AYERSは象徴的存在となっています。

上記に挙げた以外にも詩の朗読などを交えたアートロックを展開したPETE BROWNの諸作品や、現代音楽とロック、フォークの要素を融合させて呪術的な音楽を創り出したTHIRD EAR BANDなど、カテゴライズ不能な個性を持つアーティストが、HARVESTレーベルにはひしめいていました。今回はその中からHARVESTを象徴するサウンドを厳選してみました。英国ロックの奥深い魅力を懐深く包み込んだレーベルの魅力をご堪能あれ。

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