ECLEC2341(ESOTERIC) 【2012年発売CD】
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲。
英国臭とひねくれB級センスとが混ざり合った極上のニッチ・ハード・ロックですよね。ヒプノシスのチームで活躍していたRichard Evansによるデザインも強烈っ!
元PATTOの中心メンバーの2人、マイク・パトゥ(Vo)とオリー・ハルソール(G/Key)が、PATTO解散後にそれぞれTEMPESTやSPOOKY TOOTHなどで活躍した後に再合流し、75年に結成したグループ。VIRGINから76年にリリースした1st。リズム隊2人も特筆で、ドラムは、元MAY BLITZやTHREE MAN ARMYでJEFF BECK『Beck-Ola』にも参加したトニー・ニューマンで、ベースは、初期VAN DER GRAAF GENERATOR、THREE MAN ARMYで活躍したキース・エリス。彼ら2人のパワフルかつシャープなリズム隊を土台に、PATTO時代に比べてよりストレートなハード・ロックを聴かせています。でもでも、隙間からは、「いぶし銀」の英国臭や彼らならではのひねくれたセンスがぽたぽたとこぼれていて、思わずニンマリしてしまう佳曲ぞろいなのです。サビでのキレ味抜群のリズムのキメに痺れるオープニング・ナンバーからエネルギー全開で、フェイセズとフリーばりのタメはそのままに、ツェッペリンばりのスピード感で突っ走ります。ポール・マッカートニーぽいスケールの大きなロック・バラードなのに、マイク・パトゥが歌うと地下スタジオのカビ臭さと男の哀愁がぷんぷん漂ってきちゃう曲あり、ツェッペリンを彼らならではの変態B級センスで料理した感じの曲あり、英国臭とひねくれB級センスとが混ざり合った極上のハード・ロックを聴かせています。PATTO時代のジャケも素っ頓狂で売れる気あるの?という感じでしたが、このBOXERのジャケも凄い・・・。デザインは、ヒプノシスのチームで活躍していたRichard Evans!ジャケのインパクト通りの英ハード名作っ!
Mike Patto&Ollie Halsallの強力タッグ再び!ひねくれブリティッシュ・ハードの名バンド、76年録音/79年リリース作、ビートルズ「Hey Bulldog」のカバー収録
792円(税込871円)
PATTO/ROLL EM SMOKE EM PUT ANOTHER LINE OUT
マイク・パトゥ&オリー・ハルソールの名コンビによるブリティッシュ・ロック・グループ、最終作となった72年3rd
2,490円(税込2,739円)
「音楽歳時記」 第八十回 10月12日 たまごの日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
「筋トレ中に聴きたいアルバム」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
夏は薄着の季節。ちょっと鍛えたい方にうってつけの、筋トレのモチベーションが高まるような作品をピックアップいたしましたので、ぜひご覧ください。
キャッチーなメロディ光る英国ハード・ロック/グラム・ロック特集!
いぶし銀のハード・ロックもいいけど、たまにはギラギラしたハード・ロックもね!重厚だけどポップでキャッチーなハード・ロック作品を集めてみました。
【カケレコ中古棚探検隊】打倒ツェッペリン!?世界の重厚ハードロックをピックアップ!
ツェッペリンにも匹敵する、世界のハードロックを中古棚より探求してまいります!
BOXER『Below The Belt』【オリー・ハルソール特集3】
今日の「MEET THE SONGS」は、BOXERがVIRGINから76年にリリースした1st『Below The Belt』をピックアップ!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、軽微な折れあり
「HELTER SKELTER」などもそうですが、本場ハードロック/メタル・バンドがカヴァーしても何ら遜色ないヘヴィさが出るのが凄い。
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ブリティッシュ・ビートの香り高きハードの逸品(8 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
70年代に聞き逃して以来、ずっと気になっていたハードロック・グループです。やはり一筋縄ではいかない魅力を持っています。シンプルなハードロックではなく、ファンキーなリズムが特徴ありますし、ギターのカッティングやユニゾンは、ビートルズを相当意識していると思います。(オリー・ハルソールがラトルズをつくった意味がよくわかります。)印象としては、ハードスタッフやシルバーヘッドみたいな、古き良きB級ハードの系統かと思います。(もっとポップですけど)