GEM61(FLAWED GEMS) 【2011年発売CD】
BBC音源2曲をボーナス・トラックとして収録。
アンディ・ロバーツ率いる英ロック・グループ。米国憧憬の中にもフィドルが英国的な陰影を描くフォーク・ロック、ルーラルなコーラスが染みるスワンピーな曲、ペダル・スティールが美しいハートウォームな曲など、英国的メロディが堪能できます。
リヴァプール・シーンやグリムズやプレインソングでの活動でもソロでも英ロックのファンにはお馴染みのアンディ・ロバーツが、元ヤンコ・パートナーズやミック・エイブラハムズ・バンドのKey奏者ボブ・サージェントらと結成したグループ。サンディ・ロバートソンのプロデュースで録音され、アトミック・ルースターやジンハウスやハンニバルなども所属するB&Cレーベルより71年にリリースされた唯一作。2曲目「Sad」の名曲ぶりが凄い!抑制されたリズム隊とピアノが「くるぞくるぞ」と聴き手の期待を煽るタメの効いたイントロから雰囲気たっぷり。バックにはメロトロンも鳴らされ、ハイ・トーンのスモーキーなヴォーカルがエモーショナルに憂いのあるメロディを歌い上げる。リズムが走り、オルガンが鳴らされ、ピアノがジャジーなフレーズを彩ると、そこは英国ならではの翳りある世界。そこに追い打ちをかけるように鳴らさせるメロトロン!ブリティッシュ・ロック一級の名曲ですね。その他の曲も粒ぞろいで、米国憧憬の中にもフィドルが英国的な陰影を描くフォーク・ロック、ルーラルなコーラスが染みるスワンピーな曲、ペダル・スティールが美しすぎるハートウォームな曲など、英国的なメロディが堪能できます。英フォーク・ロック/SSWのファンはもちろん、ネオン・レーベルあたりのジャジーで叙情的な英ロックのファンにもたまらない名作!
DAVE LEWIS(DAVID LEWIS)/A COLLECTION OF SHORT DREAMS
ANDWELLAS DREAM〜ANDWELLAを率いたSSWによる78年リリースの3rdソロ、洗練されたAORタッチの中に土の香りがするスワンプ/フォークロックを絶妙にブレンドしたメロウ・スワンプ大傑作!
2,190円(税込2,409円)
ニッチなアーティストに注目して1970年ワイト島フェスティバルを特集!
ニッチな参加アーティストにスポットを当てて、1970年ワイト島フェスを見ていきたいと思います!
英フォーク界の名プロデューサー、サンディ・ロバートンが手掛けた名盤をピックアップ!
英国フォーク界の中で、フェアポート・コンヴェンションやニック・ドレイクを手掛けたジョー・ボイドと並ぶ存在のサンディ・ロバートン。彼が手掛けた数々の名盤をピックアップしてまいります。
話題作ひしめく2018年6月の新品CD月間ベストセラーを大発表いたします!
英国が誇るいぶし銀ギタリスト/SSWアンディ・ロバーツ特集【セッション・ワークス編】
フォーク・ロックからプログレまでジャンルを超えて活躍するいぶし銀英ギタリストAndy Robertsをピックアップ!
アメリカン・ロック好きにもきっと響く!英国的なリリカルさと米国的なコクが同居する、米憧憬の英ロック名作選!
アメリカン・ロックへの憧れを滲ませたアーシーでコクのあるサウンドを持ち味とする英国ミュージシャンの中から、特に完成度の高い米憧憬サウンドを聴かせる名作をご紹介いたしましょう!
枯れた叙情溢れるブリティッシュ・シンガーソングライター/フォーク・ロック特集
秋枯れの季節にぴったりの、干し草香る牧歌性とともに、しっとりとした叙情にも富むブリティッシュSSW/フォーク・ロックをセレクト。
アンディ・ロバーツ率いる英ロック・グループ。米国憧憬の中にもフィドルが英国的な陰影を描くフォーク・ロック、ルーラルなコーラスが染みるスワンピーな曲、ペダル・スティールが美しいハートウォームな曲など、英国的メロディが堪能できます。
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こ、これもCD化か!このレーベル、すごすぎるぞ!(6 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
BONZO DOG関連に手を出し始めたのは20年くらい前でしょうか。XTCあたりに魅かれて、BEATLESに戻って反省して、もどりすぎて後追いで聴きだして、やけにはまってLIVERPOOL SCENE、 SCAFFOLD、更に英語も達者じゃないのに MONTY PYTHONまで漁る始末。GENESIS追っかけるよりも泥沼状態で、もがき続けておりました。ただ、「こりゃ面白い!」となったのは事実。独逸ごった煮鍋とは違った「濃厚だけどしつこくない、具もとろとろの海鮮スープ」といった味わい。今でも大好物のおかずのひとつとなっております。10年くらい前に「ビートルズ&アップル・マテリアル」でジャケ写を見て意識したのが最初。B&C原盤だから「匂うぞ!」と思い焦がれておりました。
能天気フォークから英国曇天・王道メロトロン、スワンプから西海岸憧憬...色々やりすぎて焦点ボケに思えてしまうトコロも愛おしいんですね。内容は予想通り、期待通り、カケレコ・レヴュー通りの傑作。希釈してだらしなくしたスタックリッジ、あるいは初期カヤックを西海岸仕込みでルーズにした感じ(酷い喩えだな)。ここらへんが好きなヒトにはタマラナイ一枚となります。
(注)アビー・ロードB面を期待しないように。メロトロンの洪水もありません(隠し味程度、そこが魅力のひとつ)。