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「ジス・フライト・トゥナイト」は感動的（1 拍手）

たすけさん レビューをすべて見る

サッカー日本代表の試合がTV、PCで見られないってのはストレスです。文字とライブ配信を追いかけながらの120分。見ているのよりよほど疲れます。たまったフラストレーションを解消するのにナザレスを取り出します。カケレコさんの紹介で「複雑性が全くない」と評されていまして、これは彼らにとって褒め言葉にあたるのではないでしょうか。彼らは本国より北米で人気があり、このライブ録音は「フール・サークル」の時期に北米で録音されています。「ベガーズ・デイ」と「ラザマナス」が聴けるだけでフラストレーション解消だい。

数十年間もずっとB級。これはボーカルのダン・マクフェルティの一本調子と、バックのいなたさに理由があります。彼らをハードロックというカテゴリーでなく、ドクター・フィールグッドやフォグハットの類友と理解できれば入りやすいです。わが国ではハードロックをツェッペリン、パープルの枝葉とする論調がまかり通っています。ナザレスは、ロジャー・グローバーという名前でずっと損してきました。プロデューサーって、スタジオを確保して、レーベルと調整する人のことですぜ。

持ち歌をやるばかりでなく、ジョニ・ミッチェルの例の曲とか、ダニー・ドブスンの例の曲とか、カナダのユーザーに寄り添った選曲がされています。ここいらを判ってあげるのもユーザーの役割です。2024.01.31