69年に結成されたアイスランド・ロック屈指の名グループ。71年にリリースされた3rdアルバムで、人の一生を描いたロック・オペラ。オルガンが荘厳に鳴り、ギターが低くうねるオルガン・ハードで幕開け。ナレーションを挟み、ピアノとハープシコードがリリカルなメロディを次々に奏でていくバロック・ロックなパート、変拍子でオルガンが豪快に鳴り響くイタリアン・ロック的な狂おしいパート、ポール・マッカートニーばりのアコースティックなパート、ソフト・ロック調のジェントルなパート、ザ・フー『トミー』のフィナーレのようなバラードへと次々に展開していって、こ、これは凄いぞ!その後も、バッドフィンガーばりのパワー・ポップあり、レインボウ・フォーリーあたりに通じるサイケ・ポップあり、トレースばりのクラシカル&グルーヴィーなオルガン・ロックあり、フルートが飛び出すとジェスロ・タルみたいだし、なんという玉手箱感。ロック・オペラとして世界で最も過小評価されている作品と言えるかもしれません。英語によるメロディもフックいっぱいだし、最高クラスのアート・ロック。傑作です。
BUON VECCHIO CHARLIE/BUON VECCHIO CHARLIE
PFMもBANCOも登場していない伊プログレ黎明期の71年に製作されながらお蔵入りとなった作品、ずばり傑作!
2,690円(税込2,959円)
<BACK TO THE 1971>第15回:【番外編】71年に生まれたユーロ・ロック作品に注目!
今回は番外編、71年に生まれたユーロ・ロック作品を見てまいります。英米でロックが成熟していったこの時期に欧州各国ではどのような作品が誕生していたのか、是非チェックしてみてください!
カケレコスタッフの日々是ロック:売れ筋の人気タイトルを中心に、哀愁ユーロ・プログレを探求!
最近入荷したCD、売れ筋CDの中からスタッフおすすめの作品をピックアップするコーナー「日々是ロック」。カケレコが厳選して入荷している世界のロック/プログレの新品CDを通して、魅惑の音楽探求をお楽しみください☆
あなたは何枚ご存知?とびきりディープなユーロ・オルガン・ロック周遊!
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サイケとプログレの狭間を行け!素晴らしき世界のアート・ロック選
60年代末から70年代初頭、サイケからプログレへの過渡期に生み出されたアーティスティックな作品たち。世界の素晴らしきアート・ロックをご紹介してまいります!
あるときはクラシカルに格調高く、あるときはジャジーかつ芳醇に、あるときはグルーヴィーで熱量たっぷりに…。辺境地で鳴らされた個性豊かなオルガン・ロックの数々をピックアップしてまいりたいと思います。
ビートルズをはじめとしたブリティッシュ・ポップの影響を軸に、ザ・バンドなどルーツ色あるアメリカン・ロックも取り込みつつ、北欧伝統の舞踏曲のエッセンスも盛り込んだ、痛快かつ哀愁いっぱいの北欧ロック作品をセレクト!
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