イギリスのフォーク・グループの70年作2nd。VERTIGOに移籍しリリースされた本作はRick WakemanやTony Viscontiが参加していることでも有名な作品となっており、ファンタジックな雰囲気をかもし出しながらヒネリのないストレートなフォーク・サウンドを放つ名盤です。中でも四季をコンセプトにした組曲は圧巻の出来であり、巧みに旋律を移ろわせながら四季折々の叙情を表現しています。朗読なども取り入れた幻想的なアプローチも素晴らしく、デビューアルバムからすでに開花させていたポップで優しいメロディー・メイクのセンスも健在。爽やかに響く英国フォークの名作であり、彼らの代表作言えるでしょう。
QUELLA VECCHIA LOCANDA/IL TEMPO DELLA GIOIA
74年作、クラシックの豊かな素養を発揮する美麗ヴァイオリンをフィーチャーした、イタリアン・クラシカル・ロックを代表する傑作!
1,290円(税込1,419円)
VERTIGOレーベル発の70年1st、ピアノ/オルガン/メロトロン/ハープシコードを用いた絢爛なキーボードワークが冴えるクラシカル・ロック名盤!
690円(税込759円)
『TUBULAR BELLS』のプロデュースでも知られるイギリスのマルチミュージシャン、ジャケットのイメージ通りの幻想的で英国然としたサウンドを聴かせる77年ソロ作
690円(税込759円)
T2/IT'LL ALL WORK OUT IN BOOMLAND
70年発表、元BULLDOG BREEDのKeith Cross(g)と元GUNのPeter Dunton(ds)を中心とするブルージーかつヘヴィな英プログレッシヴ・ロック、文句なしの大名盤!
3,790円(税込4,169円)
幻想的で浮世離れした、「ファンタジック」な作品をピックアップいたしました。
英フォーク名バンドのストローブスからスタートして、プログレッシブ・フォークを聴いてまいります。
繊細なフォークタッチ中に一筋縄ではいかないプログレ精神が潜む、世界のプログレッシヴ・フォーク特集!
瑞々しいフォーク・タッチの中に一筋縄ではいかないプログレッシヴな要素が潜む、プログレッシヴ・フォーク作品をピックアップ☆
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
温かみあるアコギ、ストリングス、詩の朗読やSEを使ってドラマチックに春夏秋冬を表現する組曲が、聴きごたえたっぷり。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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冬の曲でも暖かい(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
英国トラッド(フォーク)の良さは、安心して寝てしまえるということではないでしょうか。これは逆説でもなんでもなくて、好きでない音楽って寝ることもできないですから。わたしはブラック・サバスの音でも心地よく寝るという変わった人間ではありますが…。マグナ・カルタの野心的な挑戦は、LP片面全部を使った組曲に表れています。これが夏の木漏れ日のごとく、小春日和のごとく、柔らかにリスナーを包んでくれます。
面白いのが春夏秋冬組曲の始まりが「冬」であること。これはもう…雪国の人間でないとわからない感覚ですよ。冬でも耕作ができる関東や九州とちがって、雪国は冬に全てが停止します。餅つきと雪かきを除いて完全ニュートラル。その代わり雪解けと共に土づくりや植え付けなど加速度的に忙しくなっていきます。だから四季の始まりは「冬」でないとならないわけです。
ドラムズも入りますし、ところどころで前のめりのビートポップになります。ロック・ユーザーのトラッド入り口として入りやすいのではないかと思います。わからないのが、女性としか聞こえない声が聴けるのに、どこにも女性のクレジットがないところ。トリオの誰かがこの異様な高音を出しているということなんでしょうか。アニー・ハズラムの声を男性と思い込んで、すごいプログレだと意気込んだ過去のあるわたしですから、…適当に聞き流してください。