フランス南東部ニース出身で、75年と76年に2枚のアルバムを残したフランス屈指のプログレ・バンド。2015年の復活作。キーボード奏者、ギタリスト、ドラマーの3人のオリジナル・メンバーを中心に、ベース、ヴァイオリンの5人組編成で、サックス/フルート奏者がゲスト参加して録音されています。シンセによるシーケンスが幾何学模様のように絡み合いながらも、地中海的なたおやかさを運ぶようにパーカッシヴなのが特徴のリズム、その間を軽妙に流れていくサックスやフルートが印象的です。メロトロンをはじめヴィンテージなキーボードもサウンドに深みを与える絶妙なアクセントになっています。ニースの風を感じつつも、70年代の作品と通底する深遠さに包まれたアーティスティックなサウンドはやはりフランスならでは。これは快作です。78年のライヴ音源を2曲収録しているのも特筆。
ZAOのヨシコ・セファーらによるプロジェクト・バンド、黄金期MAGMAのベーシスト=ヤニック・トップが加わった75年2nd
2,350円(税込2,585円)
CHARLIES/MUSIIKKIA ELOKUVASTA JULISTEIDEN LIIMAAJAT
フィンランド産ブルース・ハード、70年のデビュー作、クリームやツェッペリンのファンは必聴!
2,090円(税込2,299円)
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78年のライブ録音2曲がおじさんの期待にピッタリ(1 拍手)
ike333さん レビューをすべて見る
Christian Truchi (key,vo), Alain Farout (ds), Gilbert Abbenanti (g)により復活しました!ほぼ40年ぶりの3作目です。中高生時代、Cryptoレーベルから1作目も再発されていたので彼らの2作品の入手はさほど難しくなかったのですが、とろける様な音色のギター淡い雰囲気をもったキーボードなどに包まれたテクニカルかつユニークなジャズロックは、私にとって遠いフランスの幻の様なグループに感じられたものでした。今作もTruchi、Abbenantiが居るので、かつてのトーンを期待したのですが、聴いてビックリ−独創的なところはしっかりとあるものの、少しサントラ的な印象もする、打ち込み的リズムかつモダンな音楽だったのが予想外でした。むしろ、ゲストの艶のあるSaxの存在が、彼ららしさを強めているように感じられた点が面白いと思いました。アルバム中、2曲は、93年に他界したClaude Marius David (sax,fl)も参加している78年の未発表曲(ライブ)ですが、これが、音質も悪くなく、変拍子だらけなのに淡々と滑らかに展開していくという、私が今作にも期待した(当時の音だから当たりまえとも言えるかもしれませんが。。。)素晴らしいものだったので満足です。当時のファンと現代のリスナーの両方に向くアルバムということでしょうか。