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DELANEY & BONNIE

0025218862622(STAX

ボーナス・トラック6曲。

評価:50 1件のレビュー

デラニー&ボニーは、サザン・ソウルの名門STAXでレコーディングしたはじめての白人ミュージシャンなんですよね。乾いてるんだけど陰影のあるグルーヴ。これぞサザン・ソウルと言えるホーン・セクションがたまりませんね〜。

米ルーツ音楽に根ざした芳醇な米スワンプを生みだした夫婦デュオによるデビュー作、68年に名門スタックスで録音

エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、デイヴ・メイスンたちを夢中にさせ、アメリカ南部音楽へと向かわせたのがこの夫婦デュオ。2人とも南部出身で、LAにてレオン・ラッセル、カール・レイドル、ドン・ニックスなど、後にデラニー&ボニー&フレンズとしてLAスワンプ・シーンを引っ張る面々とセッション・マンとして活動した後、68年に白人としては初めてメンフィスのスタックス・レコードと契約。憧れのオーティス・レディングを支えたブッカー・T&MG'sやアイザック・ヘイズらをバックに録音されたのが本作。タイトでいて芳醇なリズム隊、しなやかなホーン・セクションなど、サザン・ソウルならではのメロウネスとグルーヴをバックに、ゴスペル調の力強くも艶やかなシャウトを聴かせます。それにしても心躍る楽曲の数々。英ロックの名ミュージシャンたちを虜にするのも納得。ロックとサザン・ソウルとの十字路で生まれた味わい深き名作です。

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曲目リスト

アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。

1. A Long Road Ahead
2. My Baby Specializes
3. Things Get Better
4. We Can Love
5. All We Really Want To Do
6. It's Been A Long Time Coming
7. Just Plain Beautiful
8. Everybody Loves A Winner
9. Look What We Have Found
10. Piece Of My Heart
11. A Right Now Love
12. I've Just Been Feeling Bad
13. Dirty Old Man
14. Get Ourselves Together
15. Pour Your Love On Me
16. Hard To Say Goodbye

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レビュー一覧

評価:5 メッカ、メディナ、エルサレム…(3 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

ブルーズ・ロックを聴いていて後ろめたくはないですか。なぜにシカゴ・ブルーズやロバート・ジョンスンを聴かずにそっちへ行くのか、という後ろめたさ…。同様にブルー・アイド・ソウルを聴くというのも結構後ろめたいです。スタックスもアトランティックも区別がつかないわたしにとって、デラニー&ボニーはサザン・ソウルの道標のような人たちでとてもお世話になっています。好き嫌いを越えて、お世話になっていると言う表現が正しいです。

このデュオの作では、クラプトンとの「オン・ツアー」(現在は4枚組バージョンがあり)がいちばん聴かれているでしょう。その元歌ばかりなので、知らない曲はほとんどありません。ギターはスティーブ・クロッパー、ベースにはダック・ダンとカール・レイドルという布陣を、ブッカーTのホーン隊とアイザック・ヘイズのオルガンが固めます。…で、ボニー・ブラムレットが…上手い。上手すぎるです。「ピース・オブ・マイ・ハート」は、ジャニス・ジョプリンが作り過ぎに感じられるほどナチュラルで、この自然なこぶしがたまらないです。島津亜矢さんがこのへんカバーしてくれんでしょうか。

渋谷陽一との対談本の中で、ピーター・バラカン氏がスタックスについて語っています。モータウンに比較して黒い黒いと言われるけど、それはレーベルの規模の差だと。商業戦略もないし、田舎だったからだと。でもこの音を聴いてしまうと、聖地にしか思えないんです。2022.02.16

ナイスレビューですね!