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往年の70sプログレからカンタベリーミュージック、近現代クラシックを受け継いだイタリアの新鋭、センスみなぎる2014年作3rd

イタリアはボローニャ出身。キング・クリムゾンなど70年代のプログレ、カンタベリー・ミュージックやジャズ、ストラヴィンスキーなど近現代クラシックから影響を受けたインストゥルメンタル音楽を指向して01年に結成されたグループ。2014年にAltrockレーベルよりリリースされた3rd。シャープなエッジとともに繊細なピッキングも光るテクニカルかつ流麗なソロから、マハビシュヌばりのゴリゴリとアグレッシヴなリフまで表現力豊かなエレキギターを中心に、カンタベリーのエッセンスが香る幻想的なエレピ、キレ味鋭い変拍子から肉感的にヘヴィなビートまで立体的なリズム隊が色彩豊かに彩るアンサンブルが持ち味。瑞々しく艶やかな管弦楽器と格調高いピアノをフィーチャーした楽曲は、確かにストラヴィンスキーなど原始主義の影響も感じさせます。そこからジェントル・ジャイアントばりのファンキーなパートを通過し、ハモンドオルガンによるカンタベリーなパートへと進む展開はプログレファンは間違いなくグッときてしまうでしょう。ジャズ・ロック、カンタベリー・ミュージックのファンは必聴の名盤！