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QUELLA VECCHIA LOCANDA

QUELLA VECCHIA LOCANDA

VMCD054(VINYL MAGIC

評価:30 1件のレビュー

イタリアン・クラシカル・ロックの代表的グループ、72年1st

専任ヴァイオリン奏者を擁するイタリアン・シンフォニック・ロックバンドの72年デビュー作。その内容はサイケデリックな香りをを放つロック・アンサンブル、そして全体にアコースティックな味わいとイタリアらしい詩情を感じさせるシンフォニック・ロックであり、ヴァイオリンのクラシカルなフレーズ、華麗なピアノ、存在感のあるフルートなどを用いて彩った名盤。アコースティックな楽器群をメインに据えていることもあって他のシンフォニック・ロックグループよりも垢抜けない音像がとても個性的であり、へヴィー・プログレッシブな作風と味のあるクラシカルなサウンドが同居しています。

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評価:3 ★3.9(0 拍手)

アカズノマさん レビューをすべて見る

セカンドアルバム「Il Tempo Della Gioia」がイタリアンロック/プログレの名盤と言われるバンドのファーストアルバム

冒頭のヴァイオリンとピアノのスリリングな絡み(なんか素早い鳥が二羽翔んでるみたいなイメージが沸いちゃう)で一瞬で惹き付けられました

ファーストということで若干未整理な部分があり、それほど長くない一曲の中で「やりたいこと目一杯詰め込みましたぜ!」てな具合で次々と忙しく曲調が変わるので、じっくり腰を据えて味わいたい人には向かないかもしれません。

が、歌、演奏共に耳に残るキャッチーなフレーズが意外に多かったり、冒頭から大活躍するヴァイオリンとピアノに加えて結構激しめなフルートも要所要所で存在感を示してくれるので飽きずに楽しめる。
なかなかヘヴィなドラムも好み(4曲目〜5曲目への展開が好き)。ギターや歌も派手でも地味でもなく丁度いい(笑)


全体的にハードなロックの大味なパートとクラシカルな繊細、叙情的なパートとの継なぎ目の展開に強引さは多々あれど、一気に聴かせる力業に魅力を感じずにはいられない

個人的にはセカンドと共に凄く好きな作品
PFMやOSANNAが好きなら一聴すべき!(まあ、大抵の方は既に聴いているかと思いますが)

ナイスレビューですね!