専任ヴァイオリン奏者を擁するイタリアン・シンフォニック・ロックバンドの72年デビュー作。その内容はサイケデリックな香りをを放つロック・アンサンブル、そして全体にアコースティックな味わいとイタリアらしい詩情を感じさせるシンフォニック・ロックであり、ヴァイオリンのクラシカルなフレーズ、華麗なピアノ、存在感のあるフルートなどを用いて彩った名盤。アコースティックな楽器群をメインに据えていることもあって他のシンフォニック・ロックグループよりも垢抜けない音像がとても個性的であり、へヴィー・プログレッシブな作風と味のあるクラシカルなサウンドが同居しています。
QUELLA VECCHIA LOCANDA/IL TEMPO DELLA GIOIA
74年作、クラシックの豊かな素養を発揮する美麗ヴァイオリンをフィーチャーした、イタリアン・クラシカル・ロックを代表する傑作!
1,290円(税込1,419円)
LATTE E MIELE/PASSIO SECUNDUM MATTHEUM
ELP影響下のイタリアはジェノヴァ出身キーボード・プログレ・バンド、「マタイ受難曲」を題材とした72年作1st
770円(税込847円)
LOCANDA DELLE FATE/FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU
イタリアン・シンフォニック・ロックの頂点に君臨する名盤中の名盤、77年作
890円(税込979円)
【カケレコ中古棚探検隊】古豪vs新鋭!イタリア新旧プログレ合戦!?
中古棚より、注目の新旧イタリアン・プログレ作品を紅白形式でピックアップ!
カケレコ棚より、美しく気品あふれるヴァイオリンをフィーチャーしたプログレをピックアップ!
【ユーロロック周遊日記】伊クラシカル・プログレ・バンドQUELLA VECCHIA LOCANDAの74年2nd『IL TEMPO DELLA GIOIA』
毎日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、ヴァイオリンをフィーチャーしたイタリアのクラシカル・プログレ・バンドQUELLA VECCHIA LOCANDAによる74年2nd『IL TEMPO DELLA GIOIA(歓喜の時)』をピックアップいたしましょう。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ヴァイオリンが放つクラシカルな格調高さはニュートロルスの名作『コンチェルト・グロッソ』をも上回る!?溢れんばかりの濃厚なイタリア叙情にノックアウト必至〜!
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★3.9(0 拍手)
アカズノマさん レビューをすべて見る
セカンドアルバム「Il Tempo Della Gioia」がイタリアンロック/プログレの名盤と言われるバンドのファーストアルバム
冒頭のヴァイオリンとピアノのスリリングな絡み(なんか素早い鳥が二羽翔んでるみたいなイメージが沸いちゃう)で一瞬で惹き付けられました
ファーストということで若干未整理な部分があり、それほど長くない一曲の中で「やりたいこと目一杯詰め込みましたぜ!」てな具合で次々と忙しく曲調が変わるので、じっくり腰を据えて味わいたい人には向かないかもしれません。
が、歌、演奏共に耳に残るキャッチーなフレーズが意外に多かったり、冒頭から大活躍するヴァイオリンとピアノに加えて結構激しめなフルートも要所要所で存在感を示してくれるので飽きずに楽しめる。
なかなかヘヴィなドラムも好み(4曲目〜5曲目への展開が好き)。ギターや歌も派手でも地味でもなく丁度いい(笑)
全体的にハードなロックの大味なパートとクラシカルな繊細、叙情的なパートとの継なぎ目の展開に強引さは多々あれど、一気に聴かせる力業に魅力を感じずにはいられない
個人的にはセカンドと共に凄く好きな作品
PFMやOSANNAが好きなら一聴すべき!(まあ、大抵の方は既に聴いているかと思いますが)