WK75070(SONY MUSIC SPECIAL PRODUCTS)
鬼才カーラ・ブレイが全作曲とproを手がけたこの1stソロ、聴いたことあるかな?フロイドの深遠な世界観とは趣を異にする、カンタベリー・ロックに通じるジャジーかつアヴァンかつポップな音世界が魅力的!
ピンク・フロイドのドラマーによる81年作1stソロ。邦題は『空想感覚』。アメリカのジャズ・シーンを代表する女性コンポーザーでありピアニストのカーラ・ブレイが全曲を作曲し、プロデュースも担当。バックはカーラ・ブレイ周辺のスタジオ・ミュージシャンをはじめ、ロバート・ワイアット、クリス・スペディングが参加。クリスのエッジの立ったアヴァンギャルドなギターに痺れるオープニング・ナンバーから、フロイドの世界とは異なる、カンタベリー・ミュージックに通じるジャジーかつアヴァンギャルドかつポップな世界が印象的。カンタベリーやエイドリアン・ブリューあたりの世界が好きな方は気に入るでしょう。ジャケはヒプノシス。
RICHARD WRIGHT(RICK WRIGHT)/WET DREAM
言わずと知れたピンク・フロイドのキーボード奏者、78年のソロデビュー作、フロイドの美しく叙情的な側面のみを抽出したような珠玉の名品
2,590円(税込2,849円)
MEMORIANCE/L'ECUME DES JOURSE: D'APRES BORIS VIAN
ジェネシスやキャメル影響下のフランスのバンド、79年作2nd、叙情的なユーロ・ロック名作
2,590円(税込2,849円)
BILLY COX'S NITRO FUNCTION/NITRO FUNCTION
バンド・オブ・ジプシーズのBilly Cox率いる英ハード・グループ、71年唯一作、ジャケットはロジャー・ディーン
2,190円(税込2,409円)
今回はドラマーによるソロ・アルバム&リーダー・アルバムに焦点を当ててまいりたいと思います。コンポーザーとして、プレイヤーとして、ドラマーが活躍するアルバムを集めましたので、お楽しみください☆
ポップだけど、棘いっぱい!?70年代のひねくれ実験ポップ・マエストロ!
親しみやすくキャッチーなメロディと実験精神炸裂する捻くれたアレンジが共存した、”実験ポップ・マエストロ”たちの作品をピックアップ!
意外と聴かれていない!?英国名プログレ・バンドのメンバーによるソロ作をピックアップ!
フロイド、イエス、クリムゾン……バンド名義はもちろん網羅してるけど、メンバーのソロ作は意外と聴いてない!?そんな方のために、今回は名バンドの名メンバーによる名ソロ作をピックアップ!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微な折れあり
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
唯一無比の渾身作(2 拍手)
順さん レビューをすべて見る
ピンク・フロイドのドラマー、ニック・メイソン名義のリーダー作。
基本的にドラマーがリーダー・アルバムを作る時に苦慮するのが作曲。
それを見事に乗り越えた作品ではないだろうか。
その意味ではイギリス人のロック系ではなく、
アメリカ・ジャズ界の才女、カーラ・ブレイを採用した点が成功している。
フロイド風のドラマチックな曲あり、中国風の曲ありとユーモアのセンスも抜群。
ワイアットを捉えたドキュメンタリー
『Little Red Robing Hood Robert Wyatt』では、
当時の経緯をカーラ・ブレイが語っている。
ニックとカーラとの話し合いの中で、
ニックはヴォーカリストを俳優のユル・ブリンナーを指名したとか。
翌日、この案は前言撤回されてロバート・ワイアットに決まった。
それを聞いたカーラはホッとしたと。
如何にもイギリス人らしいニックのジョークだったのだろう。
そんなエピソードを頭に入れて聴くと、
別の楽しみ方も出来る傑作。