THIRD EAR BANDの69年1st『ALCHEMY』と70年2nd『ELEMENTS』をカップリングした2枚組。淡々としかし不穏に繰り返されるパーカッション、妖しく絡みあうオーボエやヴァイオリン。奇怪な雰囲気を見事に演出しています。なんといっても2nd『ELEMENTS』は彼らの名を世に知らしめたトータル・アルバムの名盤。「天・地・火・水」をテーマに四部構成された妖しくも温もりのある不思議な響きをたたえた一大叙事詩。
GRYPHON/RAINDANCES THE TRANSATLANTIC RECORDINGS 1973-1975
英国の古楽プログレ・グループ、TRANSATLANTIC在籍期のスタジオ作品全曲を収録、18年リリース
2,390円(税込2,629円)
<ロック黄金時代回想企画>1969年デビュー・アルバム特集Vol.9 ー THIRD EAR BAND『Alchemy(錬金術)』
1969年からちょうど50年を記念して、70年代を代表する名バンドによる69年リリースのデビュー作をピックアップ。第9弾は、サード・イヤー・バンドの1ST『ALCHEMY』!
「オカルティックなロック・アルバム」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
ハロウィンにちなんで、オカルトなアルバムを特集いたしました!
7月13日はオカルト記念日♪オカルティックなジャケ大集合!
「MEET THE SONGS」 第26回 THIRD EAR BAND『ALCHEMY』
チェンバー・ロックの元祖と言われるTHIRD EAR BANDがハーヴェスト・レーベルより69年にリリースしたデビュー作『ALCHEMY 錬金術』をピックアップいたします。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干圧痕・若干折れあり
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心地よいダラダラ感(4 拍手)
あんちょびさん レビューをすべて見る
チェンバー・ロックの始祖的存在の1stと2ndの二枚組。(…とはいえ、このバンドはロック色は皆無なのだが)日本盤の紙ジャケ仕様がプレミア価格で売られているので、購入を検討している方にはこちらを買うのをお奨めしたい。肝心の内容だが、中東音楽の様なクラシック以前の古楽の様な非常に面白い音楽をやっている。技術の甘さを指摘する人も居るようだが、このバンドは”そこ”を聴かせる音楽はやっていない。あくまでも雰囲気や空気みたいなのを聴かせたいのではなかろうか?中世暗黒時代のような非科学的なものが今より身近な距離の時代。彼らは”それ”を感じさせたくて、この音楽をやっているのだと思う。民俗音楽の良小品を集めた様な1st、そこから酩酊感を強めた2nd。世間では2ndを名作と言うが、個人的には1stが聴きやすくて好き。尚、このCDはAADの表記があるが、リマスターされており問題は無い。