94年作の4thアルバム。ディストーション・ギターや分厚いコーラスの比重が高まったせいか、前作までの作品に比べて力強さの感じられる作品。ファンタスティックな雰囲気は薄まりましたが、その分、ダイナミック且つ壮大なシンフォニック・ロックとして完成度を高めています。演奏のダイナミズムとともに、ヴィアナのヴァイオリンも表現の幅が広がり、初期から続く優美なフレーズに加えてスリリングなフレーズも連発。これまた傑作。
SAGRADO CORACAO DA TERRA/SAGRADO CORACAO DA TERRA
鬼才ヴァイオリニストMARCUS VIANA率いるブラジリアン・シンフォ・バンド85年作1st、情緒溢れるヴァイオリンと柔らかなキーボードによるスケールの大きなシンフォ・サウンド!
744円(税込818円)
キーボード・トリオ編成のハード・ロック・グループ、レインボーがカバーした「Black Sheep Of The Family」収録の70年作、オルガンの響きがこれぞブリティッシュ!
2,690円(税込2,959円)
フレンチ・プログレの名バンド、叙情的なシンフォ・アンサンブルとシアトリカルなヴォーカルがドラマティックに絡む74年の傑作3rd!
3,190円(税込3,509円)
世界でも随一の旋律美を誇る!?北と南の二つの地域が生んだシンフォ名作を勝手に対決させちゃいました!
読者の方より寄稿いただきました!
【プログレ温故知新】クラシカルなヴァイオリン・プログレ【定番】SAGRADO CORACAO DA TERRA-> 【新鋭】LOST WORLD
クラシカルなヴァイオリンをフィーチャーしたプログレをテーマに、南米はブラジルのシンフォ・グループSAGRADO CORACAO DA TERRAの『FAROL DA LIBERDADE』、新鋭からはロシアのLOST WORLD『SOLAR POWER』をご紹介!
カケレコ棚より、美しく気品あふれるヴァイオリンをフィーチャーしたプログレをピックアップ!
プログレ温故知新 - 往年のプログレ定番とプログレ新鋭をキーワードでつなげる特集
往年のプログレ定番とプログレ新鋭をキーワードでつなげる特集『プログレ温故知新』。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微なカビあり
ヴァイオリン・プログレ好きならこのバンドも是非チェック!鬼才ヴァイオリニストMARCUS VIANA率いるブラジリアン・シンフォ、優美さと壮大なスケールという個性が既に発揮された85年作1st!
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これぞシンフォニックの醍醐味を網羅したドラマチックな音の万華鏡成り!(0 拍手)
hukuroさん レビューをすべて見る
80年代の南米プログレの存在はサグラドの登場に依って一躍世界的に有名に成ったと申しても過言で無いだろうか。
UKを中心とした60年代後半からのハードロックの隆盛の中で日本の真裏側では人知れずシンフォニックの嵐が吹き荒れていた。70年代の南米のロックシーンはプログレばかりでどのバンドもメジャーマイナー〔マイナーのみだったが〕を問わずシンフォニックロックを量産していた。
レーベル自体も「プログレッシブロックワールドワイド」なんてあるぐらいだから土壌としてのブラジルなんかがこぞってシンフォニック作りに励んでいたのだろう。
取り分けエレクトリックヴァイオリンを引っ提げてのマルクスヴィアナの登場は沸々と煮えたぎり出してきた南米のプログレシーンに大噴火を与えた衝撃的なデビューで有った!静から動への劇的な展開!必ず泣きの後には爆発したか!の様なリスナーを圧倒させる盛り上げ方が凄いし、これでもか!これでもか!と押し寄せるシンフォニックな波は曲が終わって欲しくない程に聴衆を吞み込んでしまう!
又、ヴォーカル部分とインストのバランスも絶妙で特にインスト派を認ずる小生には長尺で起伏に満ち満ちた構成のインストは充分に堪能させてくれて正に音世界に浸れる愉悦のひと時で有る!
初めてサグラドコラソンダティラを聴く人はつくづく羨ましい限りだなぁ。