紙ジャケット仕様、ペーパー付仕様、定価2700+税。
フォーキーでスワンピー、かつ「これぞ英国」という繊細さとメランコリックな哀愁を孕んだアンサンブルが絶品。ブリティッシュ・ロック・ファンなら間違いなく心鷲掴みにされちゃうなあ、これ。
バーミンガム出身の兄弟、Mick Dolan(ギター)とSteve Dolan(ベース)を中心とするフォーク・ロック・トリオ、1stと同年の70年にリリースされた2ndにして最終作。前作同様サイケ色のあるフォーク・ロックをベースとしつつ、本作ではTRAFFICなどを彷彿とさせるスワンピーなテイストやグルーヴィーなオルガン、気品のあるフルートなど多彩な音を取り入れ、洒脱で洗練されたサウンドを聴かせています。曲調はアコギをフィーチャーしたフォーキーなナンバーから哀愁漂うスワンプ・ロック、ワウ・ギターが浮遊感醸し出すサイケ・ジャムなど振り幅がありますが、全体を通して充満するのはどこか仄暗い静謐さとメロウネス。流麗なアコギにWISHBONE ASHも思わせる湿っぽいエレキ・ギター、メランコリックなヴォーカル・・・それらが繊細に絡み合う、英国的な気品と叙情性に満ちたアンサンブルには心を鷲掴みにされること必須です。名作。
FAMOUS JUG BAND/SUNSHINE POSSIBILITIES
INCREDIBLE STRING BANDのクライヴ・パーマー参加のジャグバンド1969年1ST。ジャグバンドには収まりきらない神秘性を孕んだ、ブリティッシュフォーク/フィメールフォーク名盤!
1,890円(税込2,079円)
米国憧憬のフォーク・ロックと英国ハードが同居した作品を探求!
西海岸憧憬のフォーク・ロックに陰影あるハード・ロックが合わさった英ロック作をピックアップいたします。
うららかな日差しを思わせる「木漏れ日フォーク」とは対照的な、どこか重く薄暗いフォーク作品を集めてみました。
英フォーク界の名プロデューサー、サンディ・ロバートンが手掛けた名盤をピックアップ!
英国フォーク界の中で、フェアポート・コンヴェンションやニック・ドレイクを手掛けたジョー・ボイドと並ぶ存在のサンディ・ロバートン。彼が手掛けた数々の名盤をピックアップしてまいります。
英バーミンガム出身、ギターとベースのDolan兄弟率いるハード・ロック・トリオ、70年リリースの2タイトルと、未発表に終わった69年作を収録!
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