72032(ATLANTIC)
BYRDS〜CSN&Yと渡り歩いた彼の、事故死した恋人に捧げられた幻想的で味わい深いソロ作品。
LOCANDA DELLE FATE/MISSING FIREFLIES
これは驚きました!イタリアン・シンフォの最高峰バンドによる2012年作、1曲目を聴いて心躍らないプログレ・ファンは居ないと断言!
2,690円(税込2,959円)
BUFFALO SPRINGFIELD/BUFFALO SPRINGFIELD
スティーヴン・スティルス、ニール・ヤング、リッチー・フューレイ、ジム・メッシーナによるグループ!66年デビュー作!
750円(税込825円)
<ロック黄金時代回想企画>1969年デビュー・アルバム特集Vol.6 ー CROSBY STILLS & NASH『CROSBY STILLS & NASH』
1969年からちょうど50年を記念して、70年代を代表する名バンドによる69年リリースのデビュー作をピックアップ。第六弾は、5月にリリースされたクロスビー・スティルス&ナッシュの1st『CROSBY STILLS&NASH』!
バーズやCSN&Yで活躍したデヴィッド・クロスビーの楽曲TOP10が米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCKで発表されたのでシェアいたしましょう。
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レジェンド(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
どう見ても過小評価されているレコードです。全体に冷ややかなトーンで統一されていて、核となるのはきらきらしたギターとクロズビーの声。CSNYの楽観的なトーンはここになく、前衛音楽のような圧倒的な音の波に流されていきます。デッド人脈、ジェファースン人脈、サンタナ人脈とジョニ・ミッチェルがバックアップしていて、ナッシュはコーラスで、ニール・ヤングはギターで参加しています。謎なのがスティブン・スティルズの名前がここにないことです。これをどう考えたらいいのか、いまだに分かりません。
西海岸の総力戦といった趣なのに、際立つのがクロズビーの孤独感です。中には歌詞がなくスキャットだけの曲もあり、フランス語で歌われる曲もあります。クラシックやケルト音楽にニュアンスが近い和声、和音の美しさに満ちています。一方で8分に及ぶ「カウボーイ・ムービー」では、ハードロックのような重い演奏と、クロズビーの激情を聴くことができます。リードギターを弾いているのはヤングとコーコネンだと思います。ベースはジャック・キャサディですか。すごいメンバーですし、稀代の名演です。たぶん歌詞はアドリブだと思うんですよね。韻を踏んでいないし。CSNYしか知らない人は驚くと思いますよ。
重すぎるゆえ、あまり聴く盤ではありません。聴いたときは一種敬虔な気分になります。2023.02.11