7599272312(REPRISE)
米ルーツ音楽をものにした上での、ワールド・ミュージックとそれを奏でる民族達への愛情溢れる眼差し。ふくよかすぎる愛すべき米ロック傑作。
LA出身のギタリスト。タージ・マハールとのライジング・サンズで活動したり、ストーンズ『レット・イット・ブリード』に参加した後、70年にソロ・デビュー。前作『PARADISE AND LUNCH』と並び、彼の最高傑作と評される76年作の5th。初のセルフ・プロデュース作で、ドラムのジム・ケルトナーなど気心知れたミュージシャンが参加。米ルーツ・ミュージックとメキシカンやカリビアンなどワールド・ミュージックをブレンドした前作の延長線上にあるサウンドで、テキサスのメキシコ系音楽であるテックス・メックスやハワイアンが郷愁を誘う佳曲ぞろい。ゆるやかなグルーヴが心地よいドラム、芳醇なマンドリンやボトルネック・ギター、哀愁のホーン、たおやかに舞うようなタッチの中にブルースなどルーツに根ざしたコクが滲むライならではのエレキ。自国のルーツ音楽をものにした上での、ワールド・ミュージックとそれを奏でる民族達への愛情溢れる眼差し。ふくよかすぎる愛すべき米ロック傑作。ジョン・レノンでお馴染みの「Stand By Me」、泣けます。
DELANEY & BONNIE AND FRIENDS (FEATURING ERIC CLAPTON & GEORGE HARRISON)/ON TOUR WITH ERIC CLAPTON
この夫婦が居なければ、デレク&ザ・ドミノス『レイラ』もジョージ・ハリスン『オール・シングス・マスト・パス』もデイヴ・メイスン『アローン・トゥゲザー』も生まれていなかった!70年にリリースされた歴史的一枚!
456円(税込502円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. The Bourgeois Blues |
2. I Got Mine |
3. Always Lift Him Up/Kanaka Wai Wai |
4. He'll Have To Go |
5. Smack Dab In The Middle |
6. Stand By Me |
7. Yellow Roses |
8. Chloe |
9. Goodnight Irene |
「除湿アルバム」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
雨季のジメっとした空気を吹き飛ばしてくれるような作品を取り上げてまいります。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯に若干折れあり、小さいへこみあり
イギリスに『オール・シングス・マスト・パス』があるなら、米国にはこれ!? ジョージとフィル・スペクターのコンビもいいけど、ライ・クーダーとヴァン・ダイク・パークスのコンビも負けてませんね。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 小さいカビあり、ケースにスレあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 盤中央部に汚れあり、ケースツメ跡あり、若干カビあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケース不良、カビあり、帯は透明フィルムでケースに貼り付け、黄ばみあり、ケースにスレ・汚れあり
アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求者にして、スライド・ギターの名手。コクとタメの効いたスライドには、たった一音でもやられちゃう魅力がありますね。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 軽微な汚れあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 紙ジャケに圧痕あり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、若干カビあり
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下に書けないけれど、一流のハードロッカーでもある(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ライ・クーダーを聴くとき、わたしは若干背伸びします。ところがクーダーは、いつも自然体なので、極東の日本人の背伸びなんて全く意味がありません。こう書くのは、彼の音楽がヒットチャートに慣らされた耳にはきわめて異質だから。さらにわたしは爆音でないと心に響かないというバイアスがあるので、耳の穴をかっぽじって聴く、という姿勢になります。彼のレコードは、どうして音が小さいのでしょう。
「チキン・スキン・ミュージック」は、ちまたで人気があるようです。曰く、ゆるくて、ふわっとしているから。「スタンド・バイ・ミー」が収録されているせいもありますでしょ。ライ・クーダーに関してよくある勘違いがこうです。ライ・クーダーは、辺境の音やルーツ音楽に造詣が深くて、それを再現する能力が高い孤高の音楽家である。彼がタジ・マハールと行動を共にするところから芸能界活動を始め、タジ・マハールがどういう人なのか知っていれば、こういう勘違いは起きません。
「チキン・スキン・ミュージック」は、アコーディオンの名手フラーコ・ヒメネスのもとに通っている最中のテックス・メックス修行です。フラーコは、プロの音楽家ではありますけれど、メキシコの場末のバーで演奏しているような人です。つまり実験途上なのです。ハワイアンも…。その意味では前向きな音なので必要以上にレイドバックしないようにしましょう。