HCD37973(MAMBO) 【99年発売CD】
ボーナス・トラック8曲。
「この作品には古き良き時代の「プログレ・ハード」の薫りがむせかえるほどに詰まっております。」by vertigo6360002さん。煌びやかなソリーナに彩られた東欧プログレ名作!
ハンガリーのプログレ・グループ、82年作2nd。ザクザクとスピード感溢れるギターとシャープなリズム隊を軸に、キーボード&ソリーナが煌びやかなフレーズで彩り、いかにも東欧といえるセンシティブなヴォーカル・メロディが流れる。1stに比べてハード・ロック寄りにスッキリとしましたが、東欧的な美意識は健在。ハード・エッジな楽曲でも、何とも言えないもの悲しい空気が全編に漂っています。東欧的な奥ゆかしいドラマティックさが堪能できるプログレ・ハードの名作。
【改訂】アトール/組曲「夢魔」から巡る世界のプログレ探求紀行
アトールの2nd『組曲「夢魔」』を出発点に、他の作品へとカケハしながら、世界のプログレをレコメンドしてまいりましょう。
【ユーロロック周遊日記】シャルマン3兄弟にも負けないボコル3兄弟率いるハンガリーのメロディアスなグループCOLORの1st『COLOR』
毎回ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、東欧のプログレ名産地ハンガリーのメロディアスなグループCOLORの78年リリースの1st『COLOR』をピックアップ☆
荘厳でいてスリリングなドラマティックな作品の宝庫。東欧のプログレ大国ハンガリーの名品を特集!
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思わず拳を握りしめて「おぉっ!これだよ!これ!」となりました。(1 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
1stのほのぼのプログレもかなり良かった!けれどコッチは理想的に進化したプログレ・ハードじゃないですか!プログレ・メタルじゃないよ!ハードです!
gtの切り返しとか、keyの被せ方なんて全盛期(Silent Knightから Worlds Apartあたりかな)のSAGAです。ヴォーカルはあちらほどカラッとしてないので、Bernie Shaw加入以降のURIAH HEEP?いや、あんなに下世話じゃないよな(ファンの方、ごめーん)。
とにかくカッコ良かった80年代プログレ・ハードなんですよ、いやホント!
ドリーム・シアターあたりから「メタル系」のバンドがプログレに接近してきたけど、メタル・ルーツじゃ絶対だせない音の流れ、って判ってもらえるでしょうか。これは ジャズ・ロックにもいえると思いますが、メタル・ルーツだと直ぐにリズム・セクションが尖っちゃうんですよね。隙間も音塊で埋めちゃうし・・・。
この作品には古き良き時代の「プログレ・ハード」の薫りがむせかえるほどに詰まっております。当然のことながら LUCIFER'S FRIENDとかの独逸ごった煮ハード ファンの方も気に入ると思います。ボー・トラは若干ダンサンブルなポップですがSAGAだってそんな時期あったしね。ラストの泣きのバラード含めて大満足!1stだけじゃなく本作も聴かなきゃダメ!
メロディも演奏もアレンジも。どれをとっても一級品(0 拍手)
Durangoさん レビューをすべて見る
こいつは高品質のプログレ・ハードです。東欧的なメロディ・ラインと英米メインストリーム的なアレンジをともに消化して、うまく楽曲を構成しているのがわかります。そのため東欧由来の翳のある印象的な旋律はそのままに、洗練されていて聴きやくもあるという理想的な作品に仕上がってます。プログレ・ハードという形をとったのが見事にハマっているし、演奏もハンガリーではダントツ。ノリでやっているようなラフさは一切なく、隙のない構築美とさえ言ってよいものを感じさせるあたり、多分かなり頭のいい人たちなのだと思う。名作ですね。