MRC069(MA.RA.CASH) 【2017年発売CD】
CDには「MRC072」と記載されています。
13年の「イタリアン・ロック・フェス」ではIL ROVESCIO DELLA MEDAGLIAのバック演奏を務め、17年にはマリリオン来日公演のサポート・アクトも務めた、イタリアの新鋭シンフォニック・ロック・グループ、18年作。13年作と15年作に続く『2001年宇宙の旅』の音像化第3弾が本作。リーダーDaniele Pomoによるタイトに打ち込むダイナミックなドラミング&よく通る明朗なイタリア語ヴォーカル、歌心あるフレーズが耳を引くベース、エッジの鋭さと気品高さを併せ持つギター、空を駆けるようにスケール大きなシンセ。それらが一体となって作り上げる、モチーフに負けない宇宙的な広大さを感じさせるサウンドが大変感動的に響きます。SEを多用したモダンかつストーリー性に満ちた音作りに、彼らの手本ともなっているマリリオンへの憧憬を感じさせるのも特筆。そのマリリオンからはスティーヴ・ホガースとスティーヴ・ロザリーが参加しているのも注目ポイントです。「名作映画に新たな解釈によるサウンドトラックをつける」というコンセプトのもと活動するだけあって、映像が浮かび上がってきそうなドラマチックなサウンドを楽しませてくれます。マリリオン・ファンにもオススメのハイクオリティなメロディアス・プログレッシヴ・ロックの秀作。
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