BIGPINK549(BIG PINK) 【2018年発売CD】
紙ジャケット仕様。
パーカッシブなアコギとジャグによって奏でられるそのサウンドは、トラッドやジャズ、ラグタイムなどを消化した独自のリズム感と無国籍感にあふれています。
クライヴ・パーマーが抜けて3人体制となった70年作。楽曲はほぼギターのPETE BERRYMANの作で、パーカッシブなアコギとジャグによって奏でられるそのサウンドは、トラッドやジャズ、ラグタイムなどを消化した独自のリズム感と無国籍感にあふれています。気取らない男性2人のボーカルに混じるジル・ジョンソンの歌声が格別で、透明感と可憐さをたたえた声色はコケティッシュなアン・ブリッグスのようです。それを生かしたアシッド・フォーク調の楽曲もバランス良く収録されています。
60年代後半、英コーンウォールにて、インクレディブル・ストリング・バンドを抜けたクライヴ・パーマーと、コーンウォールで活動していたピート・ベリーマン、ヘンリー・バードレット、ジル・ジョンソンの4人で結成。
Jill Johnson(vo,g)
Pete Berryman(vo,g)
Clive Palmer(vo,g)
Henry Bartlett (jug/vo)
69年にリリースされた1st。たった2日間で録音されたそう。
ヨーロッパやアジアを放浪していたクライヴ・パーマーの影響か、エキゾチックな旋律やゆらゆらと漂うようなアレンジが印象的です。
クライヴ・パーマーは今作をリリース後バンドを離れ、自身のバンドC.O.B.を結成。根っからのヒッピーなんでしょうね。
なので70年の2nd『CHAMELEON』は3人体制で制作されました。
♪Here Comes The Dawn
前作はクライヴ・パーマーの曲も収録されていましたが、今作はギターのピート・ベリーマンがほとんどの曲を作っています。
デイヴィ・グレアムに影響を受け、フォークやブルース、カントリーに精通するピート・ベリーマンの作る無国籍風な楽曲は飄々としており、音数の少ないミニマムなアンサンブルが特徴の風通しの良い作品です。
ベース音をヘンリー・バードレットの奏でるジャグが担っており、ボコボコとくぐもった音が色んな表情で響いています。アコギはパーカッシブにかき鳴らされ、3人の飾らないボーカルが入れ替わり立ち代わり響きます。
♪The Golden Years
ピートとヘンリーの朴訥としたボーカルも良いのですが、やはり何と言ってもジル・ジョンソンの瑞々しいボーカルは格別です!
アン・ブリッグスに通じるクリアな声質。フィメール・フォーク・ファンならたまらないですよね。
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帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干ケースツメ跡・帯に若干色褪せあり
幽玄に爪弾かれるギター、そして透き通ったボーカルが、靄がかかったようなミステリアスな旋律に乗せて広がり、言葉を失う美しさです。
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