デジパック仕様、定価2800+税。
ユニヴェル・ゼロにも通じる狂おしい衝動を軸に、まるでプラハの壮麗なコンサートホールが目に浮かぶような艶やかさもあって、こ、これはチェンバー・ロックのファンはずばり必聴!
元ETRON FOU LELOUBLANのドラマーであるGuigou Chenevierを中心に、彼が率いるバンドVOLAPUKと、チェコのレコメン系バンドMETAMORPHOSISとが合体し、結成された多国籍レコメン系プロジェクト。ヴァイオリン×2、チェロ×2、ギター×2、ドラムという編成で行われたリオンでのライヴを録音した2015年デビュー作。まるでプラハの壮麗なコンサートホールが目に浮かぶような、ヴァイオリンとチェロが生み出す気品に満ちた艶やかな音色には、バルトークやストラヴィンスキーなどクラシックの確かな素養を感じます。ドラムというより、まるでティンパニというか、打楽器に近い雰囲気の原初的な衝動に満ちたドラム、シリアスかつテンションある浮遊感が独特なギター。格調高さと衝動とが見事にせめぎ合うアンサンブルはかなり完成度高いです。AFTER DINNERで活躍した日本人女性ヴァイオリン奏者も参加していて、呪術性と妖艶さに満ちた鬼気迫る女性ヴォーカルもまた聴きどころ。これはチェンバー・ロックのファンは必聴です。
新鋭シーンにおいて目立つようになってきた多国籍グループの活躍にフォーカス。サウンドに反映された、異なるルーツを持つメンバー同士による化学反応をお楽しみください♪
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