REP4484WP(REPERTOIRE)
Vertigoのオルガン・ロック勢にも通じる叙情美やヘヴィネスに加え、スプーキー・トゥースあたりに通じるアーシー&メロウネスがあって、これぞブリティッシュな魅力に溢れてますね。一度見たら絶対忘れられないジャケットはヒプノシス!
オルガン奏者やブラス隊を含む8人編成のグループ。70年にHarvestレーベルよりリリースされたデビュー作。初期クリムゾンに通じるタイトでふくよかなドラム、タメの効いたメロウでキレもあるスリリングなギター、淡いトーンの荘厳なオルガンやブラスによるアンサンブル、そして、英国らしい陰影と気品を持ったジェントルなヴォーカル、憂いたっぷりのメロディ。Vertigoのオルガン・ロック勢にも通じる叙情美とヘヴィネスに加え、スプーキー・トゥースあたりに通じるアーシー&メロウネスがあるのが特徴で、全体的にくすんだサウンドはこれぞブリティッシュと言える魅力に溢れています。印象的なジャケットは、ヒプノシス。名作です。
BANCO(BANCO DEL MUTUO SOCCORSO)/BANCO DEL MUTUO SOCCORSO
PFMと共にイタリアン・ロックを象徴するグループ、記念すべき72年1st
750円(税込825円)
COLUMN THE REFLECTION 第43回 ブラス・ロックの英国的展開 〜 気がつくと、どれも名だたるかつてのレア廃盤ばかり 〜 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!ここまで米国のバンドにフォーカスしてきたブラス・ロック特集、今回は英国のブラス・ロック系グループ達をディープに探求!
7月13日はオカルト記念日♪オカルティックなジャケ大集合!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
オルガン奏者やブラス隊を含む8人編成のグループ。70年にHarvestレーベルよりリリースされた2nd。Vertigoのオルガン・ロック勢にも通じる叙情美に、スプーキー・トゥースあたりに通じる
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オルガンが強迫する昭和歌謡(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
カバーアートと内容がかけ離れている典型です。もっともこれだけ目立つデザインでしたら、売り上げに貢献したかもしれず、ヒプノシスを採用した彼らのことを悪く言うつもりはありません。シカゴに対抗する英国のブラス・ロック連中と言えば間違いない音です。ただシカゴのような切れのよさ、明るさとは縁がなく、終始悲観的なメロディや、欧州的な湿り気が支配します。70年代初期のバーティゴ・レーベルに通じる音です。曲は印象的です。ブラスと対抗するようなハモンドの味わいもあります。1曲目の「サンフラワー・モーニング」は、ドラマティックな歌い上げ曲です。ヒマワリみたいな明るさの象徴の花を見て、これだけ悲観的になれるのも英国的です。
中心になっているのは、ノーマンとガースのワットロイ兄弟です。インド系の英国人なんだそうで、物心つく時期に英国移住してきたそうです。
「リアル・コールド・ワールド」では昭和歌謡のような、わはっはっはという合いの手が入ります。♪好き〜なん〜だけど〜に合わせて手を叩いていた西郷輝彦を思い出します。昭和歌謡は売れるためにこうしたインパクトが必要でした。客席に向かって逆手においでおいでをしていた山本リンダもいましたね。またいらないことを書いてしまいました。2023.03.12