LC52092(LONGBOW) 【2016年発売CD】
廃盤、デジパック仕様。
79年にジェネシスファン垂涎の唯一作を残したジャーマン・シンフォ・バンドの16年作!ずばりENIDばりの重厚にして優雅なクラシカル・シンフォニック・ロック・バンドに大変貌を遂げていて、これがまた驚愕の傑作なのです…!
79年にリリースされたジェネシス系シンフォの名作『BATTLEMENT』で知られるジャーマン・シンフォニック・ロック・グループ、08年にリリースされた初期の発掘作品『ALICE IN WONDERLAND』を除けば、実に37年ぶりとなる16年作。当時のメンバーはキーボーディストのThomas Neurothのみとなっていますが、彼を含めたキーボーディスト2人、ギタリスト2人、フルート奏者、リコーダー奏者、ヴァイオリン/ヴィオラ奏者など8人編成によって繰り広げられる、重厚にして優雅な極上クラシカル・シンフォニック・ロックには驚くこと間違い無し。現代的なクリアで重量感のあるリズム・セクションに乗って、迫力あるオーケストレーションと軽やかに舞い踊る管楽器群、メロディアスに旋律を紡ぐギター、そして本格派クラシック・ピアノらが交差する中世ロマンに満ち満ちた音世界は、作品世界へとグイグイと聴き手を惹き込んでいきます。そのスタイルから思い浮かぶのは間違いなくENIDなのですが、リズム隊やギターは曲によってよりロック的な骨太さを見せていて、クラシックとロックが真っ向ぶつかるエネルギーの放出はENID以上と言えるかも知れません。79年作は勿論愛すべき名盤ですが、37年もの時を経てまさかこんな強烈な進化を遂げてくるとは…。まさに驚愕の大傑作!
イタリア人メンバーを含む英プログレ・グループによる82年1st、BJHのような英国然とした淡い叙情性とNW的ポップさを違和感なく調和させた逸品!
1,990円(税込2,189円)
ジェネシスの他、BIG BIG TRAINなど新鋭プログレにも影響を受けた英国のマルチミュージシャン、スケールの大きな14年デビュー作
2,790円(税込3,069円)
NIEMEN(CZESLAW NIEMEN)/STRANGE IS THIS WORLD
ポーランド・ロックの父と讃えられるミュージシャン、のちのSBBがバックを務めたドラマティックな72年作
2,390円(税込2,629円)
「城にまつわるアルバム」〜今週の『カケレコのロック探求日誌』PLUS〜
4月6日の「城の日」にちなんで、城にまつわるアルバムをピックアップ!Facebookでの作品にプラスしてご紹介します。
中古棚に眠っている名作を掘り起こして再びスポットを当てることを使命とするカケレコ中古棚探検隊!今回はジャーマン・シンフォを掘り起こします☆
『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜「ジェネシスそっくりバンド大集合!」〜
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舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第七回 NEUSCHWANSTEIN『BATTLEMENT』(ドイツ)
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【ユーロロック周遊日記】初期GENESISフォロワーの決定盤!ジャーマン・シンフォ・グループNEUSCHWANSTEINの79年作『BATTLEMENT』
毎回ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。今回は、世界中に星の数ほど存在するGENESISフォロワーの中でも特に完成度/再現度の高い名作として語られてきた、ジャーマン・シンフォ・グループNEUSCHWANSTEINの当時としては唯一作『BATTLEMENT』をピックアップいたしましょう。
ジャーマン・シンフォニック・ロック特集 - プロテスタントの敬虔主義が息づくドイツならではのシンフォニック・ロック -
プロテスタントの敬虔主義をベースにして生まれた職人的ストイシズムと人間の感情にフォーカスしたロマン主義が息づくドイツで生まれた、器楽的に繊細でいてファンタスティックなリリシズムに溢れたジャーマン・シンフォニック・ロックを特集!
EXM026(EXPLORE RIGHTS MANAGEMENT)
デジタル・リマスター、ソーニャ・クリスティーナによる英語ナレーションへの差し替えが施された22年盤!
これはフルート好きにはたまらん一枚ですな。「不思議の国のアリス」を題材にクラシカルな気品たっぷりの音世界が繰り広げられる、ロマン派ジャーマン・シンフォの傑作!
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まるで洗練されたTHE ENIDじゃないか(5 拍手)
タンジェリンドリームさん レビューをすべて見る
思いっきりのジェネシスフォロアだったBATTLEMENTの面影無し。
別バンドとして考えたほうが良いかもしれません。そりゃ沢山の作品をリリースしているならそれなりのイメージみたいな物が出来上がりますが、彼らにはそれがない。なので、そう割り切れます。
なんせ、かの歌声が存在しません。
こちらもユーチューブで一部UPされていたので、試聴しました。その昔は冒険しないといけない状態だっただけにまあ、便利な時代になったもんだ。
で、何ですか、これほどまでにエニドに近づいた演奏って初めてです。逆にエニドの新作でも通りそうな作品です。
長らくCD購入していませんでしたが、久々に購入したくなりました。
調べたら、全部で41分ほどの長さ。
レコード時代のLP並みで若干残念な気がしました。もっとこの演奏で長く聴いていたいぞ、という無理な願望が湧きましたね。
ピアノ・ソロ曲が入ってれば完璧だった。惜しい!(5 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
Enid の 1st から 3rd までをこよなく愛する方は聴いたほうがいい。以前のGenesisフォロワーという印象は皆無。時が経てばクラシカル・シンフォ・インストロックの名盤に数えられると思う。惜しむらくは本家の"Loved One"や"Elegy"みたいな、じっくり聴かせる曲が入ってないので…ちょっと肩が凝ります。
ジャケは変形デジ・パック、なかなかこった作りです。