50年代より人気ソングライターとして名を馳せた米SSW、ブルース・ジョンストンとの共同プロデュース、テリー・メルチャーも制作に関わった75年の傑作サード!
1,190円(税込1,309円)
ニック・ドレイクがどんな音楽に影響を受けていたのか、生い立ちから紐解きました。
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2017年ベストアルバムTOP25-米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCK発表
米音楽サイトULTIMATE CLASSIC ROCK発表の今年の25枚です!
カントリー・ミュージック好きに聴いて欲しいロックのアルバム50選
米音楽サイトROLLING STONEが選んだカントリー・ミュージック好きに聴いて欲しいロックのアルバム50作
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
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米国の音楽をもっと書いてくれよ、と常々思う(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
米国のポピュラー音楽を、NYは退廃で、南部はおめでたくて、西海岸はラブ・アンド・ピースだと、ついつい単純化してしまいがちです。70年代のわが国の洋楽ジャーナリズム(…というほどのものでもないですけど)は、英国中心でしたので、「ホテル・カリフォルニア」が出た時、やっと米国にもたそがれを表現するアーティストが…、みたいな論調があったんですね。自分が米国音楽中心になってみると、そんな単純なもんじゃないだろう、とふつふつと思います。
ランディ・ニューマンは、西海岸のSSWです。「セイル・アウェイ」の歌詞はこうです。ここにはライオンもマンバもいないし、スイカやケーキを好きなだけ買える。さあ、米国に渡って来なさい、と。アフリカ系に対する痛烈な皮肉です。たそがれ、なんて生易しいものではなく、ランディ・ニューマンは米国の未来を信じることができないんですよ。「ラスト・ナイト・アイ・ハブ・ア・ドリーム」の歌詞はこうです。怖い夢を見たよ。自分が幽霊になってしまっているんだ。キミは、自分の名前を言ってみろ、と僕に言うんだ。でも声が出ない。だって、キミは僕の名前を知っているじゃないか…。どうやら夢ではなく現実の話のようです。皮肉とくすっと笑わせるユーモアで、歌はさっと終わっていきます。
ランディのピアノと弦楽中心の音づくりは、実にワーナーです。ジム・ケルトナーとライ・クーダーが時々出てきて彩をそえます。2023.05.05