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エリック・クラプトン1stソロから出発、英国メロウ・スワンプ探求♪

スタッフ佐藤です。

本日の探求の出発点は、エリック・クラプトンの70年1stソロ『ERIC CLAPTON』。

天下のクラプトンによる1stソロという重要な位置づけの作品でありながら、その3か月後に発表された歴史的名盤『LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVE SONGS(いとしのレイラ)』に話題を持っていかれた感がある本作。

『いとしのレイラ』はデラボニ人脈やデュアン・オールマンら米ミュージシャンを起用した米憧憬ブルース・ロックを土台としていたのに対し、この1stソロはブルース色は薄く、デラニー&ボニーとの出会い、ジョージやデイヴ・メイスン等との交流の中で育まれた土臭くもメロウなスワンプ・ロックが魅力です。

そんなわけで今回は、「英国メロウ・スワンプ」をテーマに探求してまいりたいと思います♪

まずはクラプトンの1stからスタート!

エリック・クラプトン/エリック・クラプトン・ソロ

どうしても直後に出た『いとしのレイラ』の影に隠れがちな気がするこの1stソロですが、キャッチーなメロディを配したメロウ・スワンプとして、ほんと比類なき出来栄えだと思います。

間違いなくブリティッシュ・スワンプ・ロックの潮流を作り上げた重要作!

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長らく廃盤だったものの22年にめでたくリイシューされたこの作品も、メロウ・スワンプとして素晴らしい逸品!

BRIAN SHORT/ANYTHING FOR A LAUGH

『有刺鉄線サンドウィッチ』でお馴染みブラック・キャット・ボーンズのヴォーカルが、こんな見事な英国メロウ・スワンプ作を残していたとは。

本場スワンプにも引けを取らない芳醇すぎる演奏&ゲイリー・ブルッカー彷彿の哀愁溢れる歌声の組み合わせ、フォークの繊細さも加味したメロディアスな楽曲群…

こりゃ泣けるわ~。

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やっぱりブリティッシュ・スワンプと言ったらみんな大好きアンドウェラ☆

アンドウェラ/ピープルズ・ピープル

ブリティッシュ・スワンプの名盤といえばこれ!

ザ・バンドへの憧憬と英国ならではの叙情美との絶妙すぎるブレンド。

ブラックホーク99選にも名を連ねる陰影豊かな名作ですね。

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そのアンドウェラを率いたSSWもまた極上のソロを残していますよね。

DAVE LEWIS/A COLLECTION OF SHORT DREAMS

ANDWELLAを率いた名SSWによる78年作3rd。

洗練されたAORタッチの中に土の香りがするスワンプ/フォークロックをブレンドした極上メロウ・スワンプ盤。

英国らしい憂いをたっぷり含んだメロディと歌声がたまんないなぁ。

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メロウ・スワンプなら、この作品もマイナーながら最高ですよ~。

RO RO/MEET AT THE WATER

この後ジョン・エントウィッスルのバンドに参加するギタリスト/シンガーのアラン・ロスが片割れを務めるデュオの唯一作。

米憧憬サウンドではありながら本場米ロックのような粘りはなく、とにかくアルバムのどこを切ってもこぼれ落ちる英国叙情が本作の魅力。

ピアノやストリングスの流麗なアレンジも、そんな英国叙情を引き立たせます。

マイナーですが、これぞブリティッシュ・スワンプと言える内容を持つ愛すべき名作。

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英スワンプと言ったら、ビートルズとも親交の深かったあのデュオの片割れがナイスな作品を残しています。

GORDON WALLER/GORDON

これ、本当に「愛なき世界」を歌っていたピーター&ゴードンのゴードン?

ペダルスティールやフィドルが彩る、 アーシーで旨味たっぷりの極上スワンプ・ロックじゃないですか!

オリジナルはヴァーティゴ・レーベル屈指のレア盤として知られる72年1st!

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ラストはクラプトンともかかわりの深い名ギタリストがいたバンドの作品をチョイス♪

QUIVER/QUIVER

ボウイやフロイド、クラプトンも支えたいぶし銀ギタリスト、ティム・レンウィック率いるバンド!

カントリー・タッチの軽快ながらもメロウなギターをフィーチャーした、極上の「イギリスのアメリカ」サウンドを聴かせてくれる逸品です。

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いかがだったでしょうか。
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    ANDWELLAS DREAM〜ANDWELLAを率いたSSWによる78年リリースの3rdソロ、洗練されたAORタッチの中に土の香りがするスワンプ/フォークロックを絶妙にブレンドしたメロウ・スワンプ大傑作!

    英サイケ・フォーク・ロックの至宝ANDWELLAS DREAM〜ANDWELLAを率いたSSWによる、78年リリースの3rdソロにして最終作。ソウルフルな女声コーラスやメロディアスに躍動するスライドギターをフィーチャーした軽快なAORナンバーの1曲目に始まり、持ち味のハスキーな憂いあるヴォーカルにグッとくるドラマチックなバラードの2曲目、そしてハモンドの音色もたまらないANDWELLA時代を彷彿させるスワンプ・チューンの3曲目!前作『FROM TIME TO TIME』でも聴かせた、洗練されたAORタッチの中に、土の香りがするスワンプ/フォーク・ロックを絶妙にブレンドしたサウンドを、本作でもたっぷりと楽しませてくれます。そんな中でも、5曲目「Whole Lotta Something」は特筆で、英国らしい影のあるメロディと切々としたヴォーカル、そして劇的な構成で聴かせる極上メロウ・スワンプに思わず涙が出そうになります。本作リリース後はライヴ活動やソングライターとしての活動にシフトしていく彼ですが、最終作というのが惜しまれる紛れもない大名盤。スワンプファンにもAORファンにも、これは自信を持ってオススメしたい逸品!

  • BRIAN SHORT / ANYTHING FOR A LAUGH

    BLACK CAT BONESで活躍したヴォーカリストによる71年唯一作、英フォーク・ロック/スワンプ・ロックの大名作、Alan WhiteやMax Middletonが参加

    FREE結成以前にPaul KossoffとSimon Kirkが所属していた事でも知られ、70年に唯一作を残したブルース・ロック・バンドBLACK CAT BONES。そのBLACK CAT BONESでヴォーカリストを務めた彼が、71年に残したソロ唯一作。YES加入前のAlan White(dr)、GB’S AIRFORCE〜MARK-ALMONDのColin Gibson(b)、JEFF BECK GROUPで活躍中だったMax Middleton(p)、のちにLINDISFARNEの加入するギタリストKenny Craddockほか実力派セッションマンを起用、英国フォーク的な格調高さも薫る芳醇なブリティッシュ・スワンプを楽しませてくれます。ダイナミックで伸び伸びとしたリズム・セクション、いかにもスワンプ・ロックな旨味溢れるフレーズを弾きまくるギター、そしてDr.Johnばりに軽やかに舞うゴキゲンなピアノと、本場スワンプ・ロックにも引けを取らない流石の演奏に耳を奪われます。そして何より素晴らしいのが主役のBrian Shortで、Gary Brookerのヴォーカルをやや線を細くしたような、芳醇なソウル・フレイヴァーの中に英国的陰影を秘めた歌声が、本作を紛れもない「ブリティッシュ・スワンプ」たらしめていて素晴らしいです。スワンプ・ナンバーの合間に現れる牧歌的かつリリシズムに富んだフォーク・ナンバーも美しく、英国の田園風景がありありと広がります。これは文句なしのブリティッシュ・スワンプ大名作!

  • GORDON WALLER / GORDON

    ピーター&ゴードン解散後、ゴードン・ウォーラーが渡米して録音した72年ソロ、スワンプSSW傑作!

    ピーター&ゴードン解散後に渡米。ニューヨークで録音され、72年にヴァーティゴよりリリースされた1stソロ。オリジナルは、ヴァーティゴが誇る数あるプレミア盤の中でも屈指のレア盤。SSW/スワンプの名作として人気の作品で、なるほど、ピーター&ゴードンとは異なり、アーシー&メロウなサウンドが印象的。憂いあるペダル・スティール、リリカルなピアノ、歌心あるふくよかでタイトなドラム、郷愁を誘うフィドル。そして、胸に染みるゴードン・ウォーラーのヴォーカルと陰影ある豊かなメロディ。A面のメロディアスなSSW曲、B面のルーツ色ある楽曲ともに、米東海岸の名セッション・マンがサポートしたアンサンブルも旨味いっぱいです。これは一生ものの一枚と言っても過言ではない傑作。米SSW/スワンプのファンも、アーニー・グレアムなど米国憧憬ブリティッシュ・フォーク・ロックのファンも必聴!

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    70年リリースの1stソロ、ブリティッシュ・スワンプ・ロックを確立した名作!

    ヤードバーズ、ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイスでは、基本的な役割はギタリスト。70年リリースの本作1stソロは、ギターよりも歌に比重が置かれた、SSWおよびシンガーとしてのデビュー作と言えます。サウンドは、ブルース色は薄く、デラニー&ボニーとの出会い、ジョージ、デイヴ・メイスン等との親交から生まれた土臭くメロウなスワンプ・ロック。60s&70sポップ/ロックが好きだけど、クラプトンは聴かない、って意外と多いように感じます(僕も長く聴かず嫌いでした)。ブルースのイメージではなく、ビートルズ「ホワイト・アルバム」に参加したギタリスト、というイメージで聴くと、すんなり音に入り込め、すぐに愛聴盤になりました。レオン・ラッセルの流麗なピアノが光る「Let It Rain」など、どの曲もキャッチーなメロディが魅力的。この後、本作に参加したジム・ゴードン(Dr)、カール・レイドル(b)等とデレク&ザ・ドミノスを結成して「いとしのレイラ」をリリースします。英スワンプ・ロックの幕を開けた名作。

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