NIRVANA/STORY OF SIMON SIMOPATH
レイト60sUKアンダーグラウンド・シーンで活躍したコンポーザー/プロデューサーP.C.Lyonsによるユニット、68年デビュー作
690円(税込759円)
VERTIGOレーベル発の70年1st、ピアノ/オルガン/メロトロン/ハープシコードを用いた絢爛なキーボードワークが冴えるクラシカル・ロック名盤!
690円(税込759円)
あのアーティスト達が在籍したグループのレイト60s英サイケを探求!
極彩色に染まったレイト60s。あのアーティスト達が在籍した英サイケの作品をピックアップいたします。
CRSEG099T(GRAPEFRUIT)
3枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、ブックレット付仕様、ボーナス・トラック7曲
盤質: | 未開封
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
STRAWBSのギタリストとして知られるDave Lambertがかつて率いたサイケ・グループ。サイケからプログレへと移行する過渡期的なサウンドが魅力の70年唯一作『THE MAGIC SHUEMAKER』、67年
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プログレではなく、ビート・ポップ組曲(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
間違いなく掘り出し物。「フォクストロット」や「四重人格」と同列に語られるべき、ロックンロール・フェアリー・テイルです。(のちにストローブズに加入する)デイヴ・ランバートが中心となるトリオの残した唯一のアルバムで、ランバートがギター、ボーカル、キーボードをこなし全ての曲を書いています。ストーリーは、空を飛べる靴を偶然作ってしまった靴職人が王に認められ、隣国との停戦に貢献するというもの。ランバートの意気込みは、曲間のナレーションにも現れます。子供に向かって靴職人が回想を語る、という構成なのですね。
プログレッシブ・ロックの文法ではなく、多くの曲でビート・ポップ、トラッド・ロックのスタイルがとられていて、ギターが重くてよろしいです。驚くのが達者なベース、ドラムズ、さらに録音がハーベスト・レーベル並みに繊細なこと。(LPはパイ・レーベルから発売されたそうです。)前に出てくるベースの音には、これが70年の作品と信じられないほどです。ランバートのしわがれたボーカルに抵抗を語る人もいますけれど、アレックス・ハーベイの演劇的歌謡を愛するわたしは気になりませんでした。とにかくメロディがいいです。
彼らの結成は66年でもともとは英国ビートを演奏するグループでした。ところがアップルと契約したことにより、マネージメントの問題により70年までリリースできなかったとのこと。これだけの力作を懐で温め続けたランバートの執念はどんなものだったでしょう。その意味ではもっと脚光を浴びてほしい作品です。