2021年8月31日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフ青山です。
サイケデリック・ムーヴメントが起こり、ロック・ミュージックが極彩色に染まった60年代後半。今日は、のちに有名になるアーティスト在籍のグループに注目してレイト60s英サイケを探求してまいります!
スティーヴ・ハウ、キース・ウェスト、後にプリティ・シングスに加入するトゥインクらによるサイケ・ポップ・グループ。
まばゆい名曲「My White Bicycle」を収録した68年作!
次は名SSWデイヴ・ルイスが在籍していたグループ。
テープ逆回転の混沌としたイントロからメロディアスなアルペジオが立ち上がる瞬間なんて鳥肌ものだし、サイケの残り香とプログレ前夜の沸々とした空気が混濁した69年英国屈指の逸品ですね。
SPOOKY TOOTHの前身グループはご存知でしょうか。
アメリカン・ルーツ・ロックへの憧れとサイケデリックな時代の空気が融合したサウンドは、同時代のTRAFFICやSMALL FACESと同傾向のアプローチ!オススメです!
STRAWBSのギタリストとして知られるDave Lambertがかつて率いたサイケ・グループ。
サイケからプログレへと移行する過渡期的なサウンドが魅力の70年唯一作『THE MAGIC SHUEMAKER』、67年~68年にリリースされたシングルやデモ、再結成ライヴ音源など、全公式音源を収録!
あのERNIE GRAHAMがヴォーカリストとして在籍し、ROBERT WYATT、NOEL REDDINGもゲストで参加!さらにはジミ・ヘンがプロデュース!
ERNIE GRAHAMのいなたい英スワンプ作品をビート・バンド化させてサイケデリックなコーラス&サウンド・プロダクションを施したかのような、一枚で何度でも美味しい英米ブルース・サイケ/ビートのミラクルな玉手箱!
『チューブラー・ベルズ』のプロデュースで知られる奇才トム・ニューマンが率いたサイケ・グループと言ったら?
68年の名盤に加え、95年作&13年作、さらには衰えぬサイケ魂に痺れる2020年新譜も収録したコンプリート・ボックス!
渡英してシングルをリリースしたカルフォルニア出身のバンド。後にHIGH TIDEで活躍する英ギタリストTony Hill、そしてJUICY LUCYで活躍するGlenn Campbellが在籍しています。
ヤードバーズの影響大のブルージーかつサイケデリックなブリティッシュ・アンダーグラウンド・ハード・ロックを聴かせます!65-66年に発表された全音源33曲を収録した21年編集のコンピレーション!
最後におまけで米国から1枚チョイス!
POCOに加入する前にティモシー・B・シュミットが在籍していたこのバンド、知ってるかな?西海岸らしい爽やかなメロディとコーラスワーク、メランコリックな管弦らが彩るポップ・サイケの逸品!
こちらの記事も合わせてお楽しみください!
【関連記事】
どんな有名ミュージシャンにも無名だった時代がありますよね。というわけで今回は、大御所ミュージシャンたちの下積み時代の作品に注目!
【関連記事】
ZZ TOP、SPOOKY TOOTH、BLACK SABBATH…。名バンドたちの前身&後身にあたる知られざるグループたちを探求します!
JIMI HENDRIXがプロデュースを手掛け、自身もリード・ギターで参加したサイケデリック・ビート・ポップ・サイケな問題作!?あのERNIE GRAHAMがヴォーカリストとして在籍、ROBERT WYATT、NOEL REDDINGもゲストで参加!と英米サイケ・ロック人脈が妙な顔ぶれで集まってしまった68年作!ERNIE GRAHAMのいなたい英スワンプ作品をビート・バンド化させてサイケデリックなコーラス&サウンド・プロダクションを施したかのような、一枚で何度でも美味しい英米ブルース・サイケ/ビートのミラクルな玉手箱!これは絶対に外しませんよっ!」
スティーヴ・ハウ、キース・ウェスト、トゥインク等によって結成されたトゥモロウが68年に発表した1stアルバム。68年の英国といえば、シーンはすっかり極彩色。本作も例に違わず、基本的にはテープ逆回転などのアレンジをふんだんに使ったサイケ・ポップでビートリッシュなサウンドですが、それだけに終わらないのはメンバーの顔ぶれからも想像できる通り。スティーヴ・ハウの焦燥的なギターとトゥインクの偏執狂的なドラム・ワークはこのころからすでに半端ではないテンションで、鬱屈した感情をすべて吐き出すような病的なまでの緊張感に、スタイルとしてのサイケデリックとは一線を画すむき出しの非現実が感じられる名作。
69年発表の唯一のアルバム。69年といえば、サイケデリック・ムーヴメントが終焉を迎え、新たにプログレッシヴ・ロックへと向かっていく過度期。このアルバムはその時代の空気を見事に音像化した名盤です。サイケ・ポップの文脈で語られることが多い彼らですが、そういったカテゴライズでは収まりきれないポテンシャルを持った本格派。サイケデリック時代の名残を見せる美しく流麗なコーラス・ワークに加え、へヴィかつメロディアスなギターと重厚かつプログレッシヴなハモンドが、他の凡百サイケ・バンドとは一線を画すオリジナリティを主張しています。全編通して佳曲揃いですが、特に9曲目の「Andwella」は、60年代最後を飾る名曲。テープ逆回転の混沌としたイントロから、メロディアスなアルペジオが立ち昇る瞬間は鳥肌ものです。
後にPOCO〜EAGLESで活躍するTimothy B.Schmitが在籍のグループ、68年の唯一作。スウィートでジェントルなヴォーカル、青空を優美にたゆたい、サビで高らかに飛翔するメロディ、豊かなコーラス・ワーク。エコーに包まれたドラムやメランコリックな管弦楽器アレンジ。ポップ・サイケの逸品。
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!