PL572(PROGRESSIVE LINE) 【2002年発売CD】
デジタル・リマスター。
「しっかり歌いなさい」と叱りたくなるほど弱々しいヴォーカルが実に愛らしい。オルガンやリコーダーもいなたくて良いなぁ。一方で木漏れ日感あるフォーク・ロックにただならぬ緊張感を与える、ゲイリー・ムーアのギターもまた見事です。
70年にVertigoレーベルよりリリースされた2ndアルバム。一聴した感じでは、ヘロヘロのヒッピー・フォークだった1stに比べ、バンド演奏がカチッとまとまり、ロック的な要素が増しています。あのゲイリー・ムーアもゲスト参加してますし。ただ、よ〜く聴くと、相変わらず音をはずしまくりのリコーダーや素人丸出しのオルガンが「心ここに在らず」な雰囲気を醸し出しています。「しっかり歌いなさい」としかりたくなるほど弱々しいヴォーカルも実に愛らしい。「いなたさ」全開、英国フォーク・ロックの愛すべき傑作。
60年代にリリースされたシングル音源を中心に収録した71年編集盤
ウッドストック・フェスにも出演、多彩な楽器群がアンサンブルを彩る英国アシッド・フォークを代表する名グループ、67年作2nd
英ビート/サイケ・ポップ・バンド、68年唯一作
ボーカルが何だか頼りなかったり、演奏に真剣味が感じられなかったり、でもそれがたまらぬ味わいを醸し出しているような作品をピックアップいたしました。
英国のアシッド・フォークを取り上げてまいります!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ヘタヘタ・リコーダーがたまらないんですよね。虚ろさの中に繊細さとリリシズムがあるヴォーカル&メロディ。木漏れ日アシッド・フォークですね!
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