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1. Ask the Angels |
2. Ain't It Strange |
3. Poppies |
4. Pissing In A River |
5. Pumping |
6. Distant Fingers |
7. Radio Ethiopia |
8. Abyssinia |
9. Chiklets |
「音楽歳時記」第ニ回: 3月 イースターとリンジー・ディ・ポール? 文・深民淳
深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
芸術家や作家が集まる最先端文化の発信地ニューヨークで誕生したNYパンクのルーツとその魅力に迫る「NYパンク・ロック特集」
芸術家や作家が集まる最先端文化の発信地ニューヨークで誕生したNYパンクのルーツとその魅力に迫る「NYパンク・ロック特集」
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音楽ライターのかたに宿題です(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
制作がジャック・ダグラスなんですから、これはハードロックと見なしていいのではないでしょうか。誰もこのレコードとエチオピアの関係について書いていないのです。カバーにアムハラ語まで書き込んであるんですから意味はあるでしょう。エチオピアでこの年代と言えば、皇帝ハイレ・セラシエが打倒された74年のクーデターのことを思い起こされます。ボブ・マーリー・アンザ・ウェイラーズのユーザーにとっては当たり前の史実です。このことと表題曲は関係あるんじゃないですか。それとジャマイカのラスタファリズムとも。どなたかこの関係を説明してくださる音楽ライターのかた、いらっしゃいませんか。
そして「ラディオ・エチオピア」という長大曲の混沌ゆえ、このレコードの評判はあまり良くないのです。パティ・スミスの作風ゆえ、エチオピアの史実をそのまま曲にはしないはずです。何かの暗喩として使うか、自分の生い立ち、または失った子とリンクさせた内容の曲のはずです。
パティ・スミスの楽曲を浴びるとしたら、アプローチはふたつ。ハードな曲のギターとシャウトに浸るか、彼女の詩作を訳して徹底的に味わうか。ファースト作の「バードランド」は、わたし自分で訳しました。セカンドでは「アビシニア」に深い意味がありそうです。2024.08.18