「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第四十九回 葛飾にカンタベリーを見た:なぎら健壱じゃないよスチュワート&ガスキンだよ 文・市川哲史
音楽評論家/ライターの市川哲史氏によるコラム「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」。今回は、スチュワート&ガスキンにおける60年代愛溢れるカバー選曲に注目しながら、デイヴ・スチュワートの人物像・ミュージシャン像を掘り下げます。
「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」 第四十八回 カンタベリーの「わらしべ長者」 文・市川哲史
音楽評論家/ライターの市川哲史氏によるコラム「どうしてプログレを好きになってしまったんだろう@カケハシ」。今回は、前回「産業ロック編」の続きから、スチュワート&ガスキンで一世を風靡したデイヴ・スチュワートに切り込みます!
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70年代プログレッシブ・ロックのコアなファンのためにあるような(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
90年という年はいわゆるプログレッシブ・ロックが全滅し、ニュー・ウェーブも全くダンス音楽と区別がつかなくなっていた時期でした。スチュアート・ガスキンは80年代終わりに登場し、カバー曲、シングル主体の活動でありながら英国チャートをあっという間に制覇。両氏ともかつて英国アンダーグラウンド・シーンで活躍していた面影はなく、プログレとの決別がついたものと認識していた頃、この作品が出たわけです。デュオとして初のフル・アルバムでした。1. Levi Stubbs\\\\\\'' Tears のガスキンの歌が途切れたところで、いきなりギターを模したスチュワートのシンセ・ソロ…驚愕で腰が抜けそうになりました。エッグからナショナル・ヘルスへ至るキャリアを全て叩き込んだかのような渾身の音。スチュワートは、自分のキャリアを捨てたわけではなかったのだ、ということがよく分かりました。
ボブ・ディランの曲のラップ、ブルー・ナイルのカバー曲、ビートルズへのオマージュ(2. My Scene での\\\\