UP FROM THE DARK

米国編集オムニバス（2 拍手）

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デイブ・スチュワート、バーバラ・ガスキンのデュオは、カバー曲のヒット・シングルを何枚も出しながら、なかなかアルバム制作にたどりつきませんでした。その頃のオムニバスが日本盤では「シングルス」、米国盤ではこの作品。現在は「シングルス」のリマスター拡大ヴァージョンが流通しているので、この作品の曲全てがそちらに含まれています。スリーブ・デザインになっている絵は、シングル「Im In A Different World」のカバー・アートと対になっています。（シングルでは女性に土星の輪）

1 Im In A Different World 　フォー・トップスのヒット曲。フレットレス・ベースが Ed Poole、ギターが Jakko、パーカッションは Dave Stewart。ガスキンの清々しい声が印象に残る大ヒット曲で、後半はヒップホップになります。
2 Leipzig 　ベースが Spoons、12弦ギターが Rick Biddulph、ドラムズに ピプ・パイル。トマス・ドルビーの曲。
3 Its My Party 　レスリー・」ゴアの「涙のバースデイ・パーテイ」。バッキング・ボーカルにアマンダ・パースンズ。ドラムズはデイブ・スチュワート。 宅録と言っていい作り方なのに変てこなリズムの切り替えと効果音でそれを感じさせません。
4 Lenina Crowe 　バッキングにアマンダ・パースンズ、チェロに ジョージー・ボーン（彼はナショナル・ヘルスに一時加入していました。）、ギターは Jakko。静かなバーバラのボイスで始まると、途中から典型的エレ・ポップに。単なるエレ・ポップに終わらないのは、元ノースの二人のボーカリゼーションの深みがあるから。
5 (Do I Figure) In Your Life 　ガスキン、スチュワートの二人だけの演奏。ハニーバスの曲で素晴らしいバラード。
6 Busy Doing Nothing 　ギターが Jakko、ヴィオラにRuth Holton、ボーカルにChris Porter と小学校の子どもたち。映画「アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー」（原作マーク・トウェイン、出演ビング・クロスビー）のテーマ曲。
7 (I Know) I\\\\\\''m Losing You 　言わずと知れたテンプテーションズのスタンダード曲。バッキングにアマンダ・パースンズ、ドラムズにBryson Graham、ギターに Jakkoとフィル・ミラー、パーカッションにビル・ブルフォード。

8 Roads Girdle The Globe 　ギターにJakko。XTCの曲。
9 When The Guards Are Asleep 　ベースにRick Biddulph、ギターにJakko、パーカッションにピプ・パイル。囚人が脱獄を画策する曲。飛び上がりたくなるエレ・ポップに仕上がっています。
10 The World Spins So Slow 　ガスキンのボーカリゼーションがユーザーを包み込むバラード。
11 Siamese Cat Song 　ディズニー「わんわん物語」の挿入歌で、シャム猫が二匹で現れる場面に使われていました。バッキングにアマンダ・パースンズ、パーカッションはスチュワート、ガスキン。
12 Do We See The Light Of Day 　ギターにJakko、フィルム缶叩きにAndy Duncan 、ドラムズはスチュワート。
13 Henry And James 　おそらくは機関車トーマスにインスピレーションを受けた曲。なのでこの曲の主人公は蒸気機関車ということになります。
14 As Far As Dreams Can Go 　バッキングにアマンダ・パースンズ、チェロにジョージー・ボーン。